どのご家庭にもはちみつは常備しているものですのよね。
はちみつはたくさん種類があり数百円から数千円の物までありますが小さな物でも数週間で使いきれるものでは冬にないですよね。
冷蔵庫に長期間保存していて固まってるはちみつと固まっていないはちみつがあるのをご存じですか。
ここでは、冷蔵庫にはちみつを入れているのに固まらないのはなぜなのか。
また、はちみつの白いつぶつぶは何(カビ)なのか。はちみつの賞味期限切れの使い道についても紹介します。
冷蔵庫にはちみつを入れても固まらないはなぜ?
冷蔵庫にはちみつを入れても固まらない物と固まる物があると書きましたが違いは何なのか?
ひとくちにはちみつといっても純粋な100%はちみつやはちみつ風と呼ばれる物で、水飴や香料などが混ぜられている物があります。
純粋なはちみつはカチカチに白く固まってしまって純度が低い物が固まらないのではと思っている方も多いと思いますが実はそうではないようなんです。
では何が違うのか?
それは、はちみつの中に含まれる成分の違いなんです。
ブドウ糖が多い物ほど固まりやすく、ブドウ糖の量が少ない物は固まりにくいんです。
ブドウ糖が少ない物は皆さんが一般的に使われる事が多くスーパーなどで見かけるアカシア、レンゲです。
これらは冷蔵庫に入れても固まらなくてどちらもそんなにクセがなく使いやすいですよね。
反対にブドウ糖が多く固まりやすいのはナタネ、ウド、ヒマワリだそうです。
ウドのはちみつなんで珍しいですよね。
他にも固まりにくい理由としては、結晶の核となる花粉を取り除いた処理がされていると固まりにくいようですよ。
また、はちみつを振ったり空気を入れて振動を与えると結晶化、固まりやすくなりますので注意してくださいね。
はちみつの白いつぶつぶは何なの?カビなの?
長期間保存していて使っていなくて、いざ使おうと容器を開けてみると、はちみつに白いぶつぶつが見えていて、これって何?という経験はありませんか?
この白いつぶつぶの正体は、実はさきほど少し触れていました成分が結晶化しているものなんです。
初めて見たときは、何かゴミが入ったのかと思っていましたが、結晶化したものだったんです。
カビではありませんので安心してお召し上がりくださいね。
安心して食べられますが見た目が気になってなるべく結晶化させたくないですよね。
では、この白いつぶつぶができる条件というのがあるのでお伝します。
はちみつは気温が低くなると結晶化しますが最も結晶化しやすい温度は14~16℃くらいです。
はちみつの賞味期限切れの使い道は?
はちみつの賞味期限は一般的に2~3年のものが多いですが、はちみつは永久保存食とも言われており、中には遺跡から発見されたものもあるようです。
ですが、やはり年数が経ってしまうと風味や品質が落ちていきます。
数年経ったはちみつは結晶化しやすいので、できれば2年以内くらいで使いきってしまいたいですが、あまり出番がないうちに賞味期限が切れしまったということありませんか?
賞味期限が切れたはちみつの使い道をみていきましょう。
風味や品質が多少悪くても構わないのならば、普段の料理に、例えばカレーの隠し味に、肉じゃが等の和食に、また、はちみつ漬けや炭酸とはちみつとレモンでお洒落な飲み物に。はちみつフレンチトーストなんてどうでしょう?
それでも、はちみつが大量に余っているし、古いはちみつを食べたくないという方もいるかもしれません。
料理以外の使い道ですが、はちみつはビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富に含まれているので髪の毛のパックに顔や身体のケアに使ってみてはどうでしょう?
髪の毛の栄養良いとされるビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富に含まれており、ブドウ糖はすぐれた保湿力があり頭皮の殺菌保護の役目を果たしてくれます。
顔や身体への効果はというと、ブドウ糖の保湿力と血行や新陳代謝を高める効果があります。
はちみつのすぐれた栄養力と保湿力は、古代エジプトでも使われていたほどで、かのクレオパトラははちみつを用いて化粧をしていたほどです。
賞味期限切れで使い道に悩んでいても、料理や髪やスキンケアに使えるなんてはちみつって本当に万能ですね。
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まとめ
いままでお伝えした項目をまとめてみました。
- はちみつを冷蔵庫に入れても固まらない理由はブドウ糖の量
- はちみつの白いつぶつぶの正体は成分が結晶化したもの
- 賞味期限切れのはちみつの使い道は風味や品質が多少悪くなるが髪やボディ、スキンケアに使える
この項目以外に気になるハチミツの保存方法をお伝えします。
はちみつは直射日光が当たらない湿気の少ない涼しい場所で常温保存にする方法が一番良いでしょう。
はちみつは湿気を吸収しやすいため、流し台の下はなるべく避けて食器棚、戸棚がオススメです。
湿気取りを置くなど、除湿できるものがあれば更に安心ですね。
はちみつを保存する容器を利用してみるのも、劣化しにくくなり小分け等にできていいですね。
また、はちみつは匂いを吸収することがあるため、必ず蓋は閉めて匂いの強いものは近くには置かないようにしてください。
はちみつの冷蔵庫や冷凍庫のような温度が低い場所では、先ほど記事でも触れましたが結晶化してしまうので保管は避けた方がいいですね。