たけのこを塩で茹でてあく抜きすれば、簡単ですよね。
でも、見た目でアクが抜けたのがわからない…
ここでは、塩でアク抜きをする方法やアク抜きのポイント、冷蔵や冷凍の保存方法も紹介します。
もくじ
たけのこを塩であく抜きしても、アクが出てこないのはなぜ?
たけのこのアク抜きは、生米や米のとぎ汁、重症などありますが、塩でもアク抜くができると聞いて、たけのこのアク抜きをしているけど、思っているほどアクが出ない!
白いアクがたくさん出ると思ったのに…
これって本当にアクが抜けているのか気になりますよね。
結論から言うと、塩でアク抜きをしているからといって、目に見えてアクがたくさん浮いてくるということはないんです。
もし、気になるようであれば、茹でる時間を長くして様子をみると良いです。
下記では塩で、たけのこののアクを抜く手順を紹介しています。
たけのこを塩でアクを抜く手順は?
まずは、たけのこの下準備から!
・たけのこの先端を斜めにカットします。
(たけのこの先端は実がなく、皮が重なっているだけなので、火の通りを良くするのと、アクが抜けやすくするためにもカットします。)
カットする目安は、たけのこの5分の1ほどです。必ず1回でカットしなくても良いので、断面を見ながら少しずつカットして、5分の1程度になるくらいでいいです。
・次は、たけのこの縦にし、1~2cmほどの深さで切り目を入れます。
(これも火の通りやアク抜きを良くするためです。)
・最後に、たけのこの下の部分をカットします。
(色が変わっているところや硬い部分を数センチカットすればOK)
これでたけのこの下準備ができました。
次に、下準備が終わったら、アク抜きをしていきます。
- たけのこが入る鍋を用意して筍を入れ、水と塩、下準備した強火にかけます。(吹きこぼれないように落としフタをします)
- 塩の量は、筍1つにつき、大さじ1杯の塩が目安です。
- 沸騰したら火を弱火にし、筍の大きさにもよりますが、30分から1時間ほど茹でます。
- 茹で上がった目安として、筍の根本の部分に竹串がスーッと入ればOKです。
- 火を止め、冷めるまでそのままの状態で置いておきます。
- 筍が冷めたら、アクや汚れをキレイに洗います。
気をつけることは!
- 筍を茹でている時に、筍が浮いてしまうと、空気に触れた部分が酸化して黒ずんでしまうので、落としフタで筍がお湯に浸かるように茹でます。
- 筍が茹で終わったら、そのまま冷めるまで放置します。
なぜかというと、茹で終わってすぐに水で冷やしてもアクが取れないからです。茹でて冷めるまで置くことで、アクが抜けていくので、冷めるまでがアク抜きということになります。
たけのこのアク抜きが終わったらどうする?
アク抜きが終わったら皮を剥いてキレイに洗いますが、どこまで皮を剥けば良いのか迷いますよね。
全部皮を剥いたら、美味しいところまで捨ててしまうことになるので、姫皮は残して剥きます。
※ 姫皮は、筍の先端の内皮で、やわらかい部分になります。また、皮が白い所も細切りにして繊維を切って料理すれば美味しく頂けます。
アク抜きしてもえぐみが残ってしまったら?取れなかったら?
筍をアク抜きしても、エグみが残ってしまったら、10分から20分くらい水にさらしてエグみを取る方法があります。
でも、さらしすぎると筍の香りが抜けてしまうことも。
これでもエグみが取れない時は、使いたい大きさにカットしてから、もう一度茹でます。
また、エグみが抜けない理由に、筍の鮮度もあるので、収穫して日にちが経っている場合はエグみが残ってしまうこともあるので新鮮な筍が良いですね。
アク抜きをした筍の保存方法は?
筍をアク抜きしても一度に使い切れないと時は、密封できる容器に入れ、水で筍を浸す冷蔵保存できます。
1週間くらい日持ちはしますが、旬のものなので、できるだけ早く調理した方が美味しく頂けますね。
また、冷凍する場合は、料理に合わせてカットして、水気を切ってから冷凍すると良いです。
1ヶ月ほど保存できるので、炒めものや汁物に、使いたい時にサッと使えるのが良いですね。
ぬかなしであく抜きができるのか、こちらの記事で紹介しています。
まとめ
ここではたけのこを塩でアク抜きをする方法を紹介しました。
アク抜きをするといっても、見た目でアクがたくさん出るということではないので、アクが出やすいように先端や縦に切り込みを入れて、また火が入りやすいようにすると良いです。
また、たけのこのアク抜きをしても、鍋に入れたまま冷ますまでがアク抜きですので、茹で上がったからといって、すぐに洗わないようにします。
その後、姫皮や白い皮などは食べれるの捨てないで料理に使ったりすると良いです。
一度に食べきれない時は、冷蔵や冷凍保存もできるので、たくさん茹でた場合は、こうした保存も良いですね。