いちごの周りに飛ぶ黒い虫はアブラムシなんです。
そのまま放置しておくと、たくさん葉についてしまします。
そこで記事では、いちごの周りに飛ぶアブラムシの対策や、葉や茎が黒く変色するのは病気なのか、また、苺の実が黒くなる理由やいちごの花の中心が黒くなる理由についても紹介します。
もくじ
いちごの周りに飛ぶ黒い虫・小さい虫は何?
いちごの周りに飛ぶ黒い虫はアブラムシです。
アブラムシは個体数が増えて過密状態になると、他の場所に移動するために羽の生えた個体が生まれます。
そのままにしておくと1枚の葉に100匹くらいついてしまうので、駆除した方が良いでしょう。
・対策方法
・可能な限りセロテープで、茎や花を傷めないようにして取り除くのが良いです。
この方法で、アブラムシとれてしまえばいいのですが、
取り切れない場合は
重曹1gに水500ccを水に溶かしてスプレーします。
注意点は、作った重曹の液体が濃すぎるといちごに薬害が発生することがあります。
また、
・牛乳を薄めずに霧吹きに入れ、よく晴れた日を選んでアブラムシにたっぷりスプレーしてください。
すると、牛乳が乾燥することによって、アブラムシの呼吸孔に膜を張り、窒息させます。
スプレーをしてから2~3時間放置した後、水で洗い流します。
いちごを育てていると葉や茎が黒く変色するけど、これは病気なの?
イチゴの葉に黒い斑点を発病する病気は、
以下の病気があります。
①炭疽病
炭疽病の原因はカビである「糸状菌」に浸されたことが原因です。
炭疽病の発症を防ぐには、多湿になりすぎないように水はけのよい土を選んでください。
また、窒素成分の多い肥料を与えすぎないようにすることも大切です。
②じゃのめ病・輪紋病
いちごの葉に赤い斑点がポツポツと出てきます。
原因はカビで空気伝染をすることから一度発症してしまうと、厄介です。
栽培している環境の排水性が悪かったり、密植していたり、多湿であると発生しやすくなります。
対処方法は、被害がでている葉を取り除くことなのですが、胞子によって2次感染が起こるため、かかった株は処分してください。
放っておくと真菌は土の中に残りますので早めに株は処分したほうがいいでしょう。
③うどんこ病(高温時は黒くなる)
葉小麦粉のような白い粉が葉の裏につきます。
この病気は多湿でも乾燥でも発生し感染しやすいです。
そして密閉している場所は、空気の入れ替えをしないと感染が広がりやすくなります。
いちごを栽培する時の黒いビニールは何の為にする?
いちごを栽培する時の黒いビニールシートの役割は雑草が生えてくるのを防ぐ為です。
この黒いシートの名称は「マルチ」といいます。
マルチとは、プラスチックフィルムや稲わらなど土壌の表面を覆う資材のことで、土壌の表面を覆う行為を指す農業技術でマルチングともいいます。
このビニールは袋状ではなく、シートになっていて、農芸用にホームセンターなどで購入できます。
このビニールシートの使用目的は、雑草の予防と、地熱を上げるためで、また、土にいる害虫、ナメクジ、病害菌からある程度は抑えることもできますが、すべてをシートで防ぐ事は出来ません。
いちごの実が黒くなるのはなぜ?
いちごの実が黒くなる原因は「アザミウマの被害」または「ホコリダニの被害」です。
判断方法は
・アザミウマの被害であれば、花にたくさん寄生していて被害が集中していません。
・ホコリダニの被害であれば奇形している葉があり、被害が集中しています。
どちらにしても、害虫の被害なので、水やりや肥料は関係ありません。
対策としては、一駆除しても次から次へと増え続けるので、農薬に抵抗があったとしても、生育の初期段階や収穫前の薬剤使用であれば決められた量と決められた回数を守って使用すれば人体への影響はほとんどありません。
病気を多発させてしまい結局は強い薬剤で病気を治すことになってしまわないように野菜や果実用の害虫対策スプレーもあるので、検討してみる事も大切です。
いちごの花の中心が黒いのはなぜ?
いちごは肥料による濃度障害が発生しやすいので、肥料がたくさん入っている場合は、受粉したとしても花芽を落としてしまう場合があります。
プランターの場合は、水やりの時にたっぷりと多めにあげてください。
また、寒さのせいなどで、最初から中心が黒い花もあります。
そして、受粉できなかった花も黒くなります。
いちごの花のメシベは寒さや雨などの水にも弱く、霜に当たったりすると死んでしまいます。
また、雨などの水にも弱いので、そういう条件の場合、開花しても受粉がうまくいかなかったりします。
露地栽培なら無理ですが、プランターならば特に冷える日の場合、夜間でも室内に入れるのが得策です。
開花始めから3~4日が受粉のタイミングはいいので、暖かい日、あるいは日中の気温が高い時間に人口受粉してあげたほうが失敗は少なくなります。
まとめ
ここでは、「いちごの周りに飛ぶ黒い虫は何?花や茎・葉や実が黒いのはなぜ?」について紹介しました。まとめると
・いちごの周りに飛ぶ黒い虫は何?
いちごの周りに飛ぶ黒い虫はアブラムシです。
アブラムシは個体数が増えて過密状態になると、他の場所に移動するために羽の生えた個体が生まれます。
・いちごを育てていると葉や茎が黒く変色するけど、これは病気なの?
イチゴの葉に黒い斑点を発病する病気は以下の病気があります。
①炭疽病
②じゃのめ病・輪紋病
③うどんこ病(高温時は黒くなる)
・いちごを栽培する時の黒いビニールは何の為にする?
いちごを栽培する時の黒いビニールシートの役割は雑草が生えてくるのを防ぐ為です。
このビニールシートの使用目的は、雑草の予防と、地熱を上げるためで、また、土にいる害虫、ナメクジ、病害菌からある程度は抑えることもできますが、すべてをシートで防ぐ事は出来ません。
・いちごの実が黒いのはなぜ?
いちごの実が黒くなる原因は「アザミウマの被害」または「ホコリダニの被害」です。
対策としては、一駆除しても次から次へと増え続けるので、農薬に抵抗があったとしても、生育の初期段階や収穫前の薬剤使用であれば決められた量と決められた回数を守って使用すれば人体への影響はほとんどありません。
・いちごの花の中心が黒いのはなぜ?
寒さのせいなどで、最初から中心が黒い花もありますが、受粉できなかった花も黒くなります。
いちごの花のメシベは寒さや雨などの水にも弱く、霜に当たったりすると死んでしまいます。
家庭菜園で、いちごを上手に育てることで、いちごの実が熟していくのを見るのも楽しいですね。
紹介したような病気などにならないように気をつけて美味しいいちごを育てましょう。