クリスマスやお祝いの席などで食べる機会のあるローストビーフは、大人はもちろんお子さんも食べたいですよね。
そんなローストビーフですが、小さなお子さんに与える際、何歳からあげても大丈夫か心配です。
お子さんにローストビーフを与える際には、歯が生えそろい、噛む力がつきはじめる3歳以降が望ましいそうです。
この記事では、ローストビーフは何歳から大丈夫?について調べてみました。
他にも、
○ローストビーフで子供が食中毒にならない?
○ローストビーフを与える時に気をつけることは?
○ローストビーフを子供用にアレンジする人気レシピはコレ?
○ステーキのレアや牛のたたきは何歳から食べさせて良い?
についてもご紹介します。
もくじ
ローストビーフは何歳から大丈夫?
離乳食が終わる頃になると一緒に食べられるものも増え、食事の楽しみが広がってきますよね。
小さなお子さんにローストビーフを与えるのは、何歳から大丈夫なのでしょうか。
奥歯までしっかり生えそろい、噛む力がついてくる3歳以降が望ましいそうです。
厚生労働統計協会の論文によると、「臼歯(奥歯)が物を噛めるようになるのは、一般に1歳8か月以降」だそうです。
1歳前後から歯が生え始め、3歳あたりに奥歯が生えそろいます。
そして3歳から6歳頃にかけて咀嚼する力も強くなっていきます。
ローストビーフは歯ごたえがあるものですので、歯が生えそろい、噛む力がつきはじめる3歳以降から与えるのが望ましいそうです。
ローストビーフで子供が食中毒にならない?
ローストビーフは本来、低温で蒸し焼きにした牛肉のことを指します。
加熱しているものの、お店によっては半生のような所もありますよね。
小さいお子さんにローストビーフを与える際は、半生ではなくしっかり加熱されたものを与えるようにしましょう。
大人でも半生の肉を食べるのはリスクを伴いますが、免疫力も弱く、胃腸の機能が成長途中の子供は更に食中毒などの危険が高まります。
厚生労働省によると、赤身の肉を食べさせ始める時期の目安は、離乳食時期の9~11か月頃だそうです。
これはしっかり加熱されたものになりますので、半生にならないよう注意が必要です。
ローストビーフを与えるのは歯が生えそろい、噛む力がつきはじめる3歳以降が望ましいですが、不安な方は免疫系が成長する7歳以降に与えるのが無難かもしれません。
ローストビーフを与える時に気をつけることは?
クリスマスやお正月など、家族みんなでローストビーフを食べる機会があると思います。
小さなお子さんに与える時に、気をつけることはあるのでしょうか。
まず大前提として、離乳食が終わり、歯が生えていて、噛む力がある3歳以降であること。
次に、しっかり加熱していること。
ローストビーフは生肉ではないのですが、心配な方はフライパンなどでお子さんの分を表面を焼いてから与えると安心です。
次が、ローストビーフについている余分な調味料を落とすことがあります。
ローストビーフは表面に香辛料や塩分が多めについている場合も。
小さな子供には、塩分や刺激が強いため、表面をそいであげると良いです。
最後に、お子さんの様子を見ながら小さく切ってあげるなど、食べやすいようにしてあげてください。
ローストビーフを子供用にアレンジする人気レシピはコレ?
お祝いの時など、家族みんなでローストビーフを食べる機会は多いと思いますが、小さなお子さんでも食べやすいアレンジレシピをご紹介します。
ローストビーフ丼の作り方です。
自作、または市販のローストビーフの表面を、焼目がつくまで焼きます。
焼いたらアルミホイルに包み、1時間程度置きます。
みりん、しょうゆ、酒をまぜてタレを作ります。
置いておいたローストビーフをごはんの上に並べ、タレをかけたら完成。
丼ものなら小さなお子さんでも食べやすいですし、お好みでネギを散らしてもおいしく食べられます。
また、丼の他にも一口サイズに盛ったごはんの上に、ローストビーフを乗せれば「ローストビーフ寿司」にもなります。
クリスマスやひな祭りなど、普段よりもおしゃれにしたい時にぴったりですね。
ステーキのレアや牛のたたきは何歳から食べさせて良い?
ローストビーフに限らず、ステーキや牛のたたきなど、小さなお子さんも目にする機会は多いと思われます。
ステーキのレアや牛のたたきを子供に与える際、何歳から食べさせても良いのでしょうか。
東京都福祉保健局によると、「食中毒菌は主に牛肉の表面に付着しているので、表面と側面をしっかり焼けば、牛ステーキをレアで食べても基本的には問題はない」としています。
ですが、「食中毒菌は時間とともに表面から内部に浸透していくので、子供や高齢者など、食中毒に対する抵抗力の弱い方は、中までしっかり焼いて食べましょう」と注意喚起をしています。
生肉には「トキソプラズマ」と呼ばれる原虫が付着していることがあります。
この原虫が「トキソプラズマ症」という感染症を引き起こし、妊婦さんが感染すると胎児に流産などの影響を及ぼす可能性がありますので、小さなお子さんだけではなく、妊婦さんも半生の肉は避けてくださいね。
まとめ
この記事では、「ローストビーフは何歳から大丈夫?子供の食中毒や食べさせる時に気を付けることについても」についてご紹介しました。
まとめると、
・ローストビーフは、歯が生えそろい、噛む力がつきはじめる3歳以降から与えるのが望ましい。
・ローストビーフは加熱しているが、半生の状態で与えるのは食中毒のリスクが高いため、不安な方は免疫系が成長する7歳以降から与えるのが無難。
・ローストビーフを与える時は、3歳以降の子供であること、しっかり加熱してあること、表面の余分な調味料をそいでから与える、などがある。
・ステーキのレアや牛のたたきなど、半生の牛肉は子供に与えると食中毒の危険があるため、しっかり火を通してから与える。
成長に伴い親と同じものを食べられるようになると、外食や普段の食事にも幅が広がり、楽しみも増えますよね。
ですが牛肉は中までしっかり火を通してから与えないと、食中毒のリスクが高いため、ほんの少しの注意と手間が必要です。
お子さんが安全に楽しく食べるため、周囲の大人が気をつけてあげるのが望ましいですね。