おでんやお味噌汁、豚汁など、いろんな料理に大活躍な大根。
そんな大根ですが、アク抜きはどうしていますか？
アク抜きと聞くと難しそうな印象がありますが、電子レンジでもアク抜きはできますし、他にもアク抜きできる方法がいくつかあります。
この記事では、大根のアク抜きを電子レンジでする方法についてご紹介します。
他にも、
〇大根のアク抜き、片栗粉を使う方法や時間は？
〇大根のアク抜き、米ぬかを使うやり方は？
〇大根のアク抜きをする時、米以外で何がある？
〇大根のアク抜きは必要なの？しないと差があるの？
についてもご紹介します。
もくじ
大根のアク抜きを電子レンジでする方法は？
大根はアク抜きをする前に、下処理をします。
大根を3㎝程の輪切りにし、皮をむきます。
その際、皮は3㎜～5㎜の厚めになるようにむいてください。
皮を厚めにむくことで、大根の筋をしっかり切り取れます。
次に、煮崩れを防ぐため、大根の角をぐるっと一周切り取り、面取りをします。
包丁での面取りが難しいという方は、ピーラーを使うと安心です。
面取りができたら、十字に切り込みを入れます。
耐熱容器の底に生米を大さじ1入れ、大根を置きます（切り込みを入れた面を下にして）。
大根全体がかぶる量の水を入れたら、ふんわりとラップをかけて、500Wのレンジで10分加熱します。
竹串がスッと通るくらいになったら、水で軽く洗い流し、アク抜きは完了です。
まだ硬いようだったら、30秒ずつ追加で加熱してください。
電子レンジを使えば時短にもなるので、ぜひお試しください。
大根のアク抜き、片栗粉を使う方法や時間は？
アク抜きしようと思ったけどコメのとぎ汁がなかった、無洗米しかない…なんてことありますよね？
そんな時、片栗粉があれば簡単にアク抜きができちゃうんです。
まず、大根は皮をむき、好きな大きさにカットします。
鍋に大根が浸かるくらいの水を入れ、火にかけ沸騰したら大根と片栗粉を小さじ1入れます。
片栗粉が溶けるよう、しっかり溶かしてください。
15分程度茹でたら、水にさらし、大根が冷めるまで水を取り替えてください。
大根が冷めたら、アク抜きは完了です。
片栗粉があれば、コメのとぎ汁がなくても簡単にアク抜きができますので、ぜひお試しください。
もし片栗粉もないという時は、小麦粉でも代用できますよ！
大根のアク抜き、米ぬかを使うやり方は？
アク抜きしたいけれど、普段あまり米を購入しないという方もいらっしゃるかと思います。
そういった時、米ぬかを使う方法もありますよ。
大根が浸かるくらいの湯を沸かし、カットした大根と少量の米ぬかを入れ10～15分程茹でます。
竹串がスッと通るくらいの硬さになったら、流水で洗ってください。
今でこそアク抜きに米のとぎ汁を使う方法がメジャーとなっていますが、元々アク抜きに使われていたのは米ぬか。
米ぬかはお近くの農協やお米屋さん、ネットでも販売されています。
また、コイン精米機で無料で持ち帰れる所も多くありますので、チェックしてみてください。
大根のアク抜きをする時、米以外で何がある？
大根のアク抜き、米以外のものでも代用することができるのでしょうか。
時短調理の代表格とも言える、圧力鍋。
圧力鍋があれば、水だけでアク抜きができます。
大根を輪切りにしたら、皮をむき、面取りもします。
十字に切り込みをいれたら、圧力鍋に大根と、大根がかぶるくらいの量の水を入れます。
蓋を閉めたら火にかけ、ピンが上がるまでは強火で加熱します。
ピンが上がったら弱火にし、そのまま5分加圧。
5分経ったら火を止め、圧が下がれば完了です。
アク抜きといえば重曹の印象もありますが、重曹は山菜やタケノコなどのアクの強いものに使われる事が多いです。
大根はそれほどアクが強くないので、コメのとぎ汁だけで充分だそうです。
大根のアク抜きは必要か・不要か？しないと差があるの？
そもそも、大根ってアク抜き必要なの？と疑問に思われた方もいるのではないでしょうか。
大根のアク抜きは必ずしなければいけないというものではなく、サラダなどのシャキシャキした食感を活かす料理では、アク抜きは不要です。
おでんやふろふき大根などの、だしをしっかり染みこませたい料理ではアク抜きをした方がおいしく食べられます。
下茹での際に、砂糖を加えるとよりおいしくできます。
鍋に下処理をした大根、水、砂糖、昆布を入れて強火にかけます。
沸騰したら中火にして、30分程煮てください。
竹串で刺してみて、柔らかくなっていれば完了です。
下茹でした鍋に、少量の酒、しょうゆ、塩を加えてひと煮たちさせ、一晩置けば大根の煮物にもできます。
大根のアク抜きを重曹を使ってする方法は？
大根のアク抜きに重曹を使用する方法があります。
まず、大根を輪切りにし、厚さは1センチ程度が適切です。
次に、ボウルに大根を入れ、水をかぶる程度の量を加えます。
そして、重曹を小さじ1杯程度加えます。
重曹はアクを中和する作用があり、大根の苦味を軽減する効果があります。
大根を水に漬け置きし、約15分程度放置します。
その後、しっかりと水で洗い流し、アク抜きが完了です。
大根のあく抜き・水だけで下茹でしてもいいの？
大根のアク抜きには水だけで下茹でする方法もありますが、効果はやや限定的です。
水だけで下茹でする場合、
大根の表面のアクを一部取り除くことはできますが、
完全にアクを抜くことは難しいです。
アクを完全に取り除くためには、
重曹や酢を使用した方法がより効果的です。
ただし、時間がない場合や手軽にアク抜きを行いたい場合は、
水だけで下茹でする方法でも一定の効果があります。
大根のアク抜き・簡単な方法は？
大根のアク抜きを簡単に行う方法としては、
下茹でを利用する方法があります。
大根を適切な厚さに切り、
鍋にたっぷりの水を沸かします。
沸騰したら大根を入れ、約1分間茹でます。
この下茹でにより、大根のアクが一部取り除かれます。
その後、茹で上がった大根をすぐに氷水に入れて冷やします。
氷水に浸すことで、
大根の熱を一気に冷やし止めることができます。
この工程により、アクの活性化を抑え、
大根の食感や色合いを良く保つことができます。
簡単な下茹で方法は、
時間も手間もかからずにアク抜きを行うことができます。
ただし、完全にアクを取り除くには
他の方法に比べて効果がやや劣る場合がありますので、
時間に余裕がある場合は他の方法を選ぶことをおすすめします。
大根のアク抜きを忘れたけど味はどうなる？
大根のアク抜きを忘れてしまった場合、
味にどのような影響が出るのでしょうか？
大根に含まれるアクは、
苦味や渋みを引き起こす原因となります。
そのため、アク抜きをせずに調理すると、
大根の味に苦味や渋みが強く現れる可能性があります。
ただし、大根のアクは個人の好みによっても異なるため、
全ての人にとって必ずしも不快な味とは限りません。
アク抜きを忘れた場合でも、
そのまま使用して料理を完成させることは可能です。
ただし、アクの強さや苦味に敏感な方は、
アク抜きを行った方がより美味しい料理を楽しめるでしょう。
まとめ
この記事では、「大根のアク抜きをレンジでする方法や時間は?片栗粉や米ぬか・米以外のあく抜きの仕方も」についてご紹介しました。
まとめると、
・電子レンジでも大根のアク抜きはできる。
・コメのとぎ汁が無い時は、片栗粉や小麦粉でも代用できる。
・米以外でのアク抜きに、圧力鍋でも可能。
・大根のアク抜きは必ずしも必要というわけではないが、おでんやふろふき大根などの煮込み料理ではアク抜きをした方がおいしくなる。
・重曹を使ってするアク抜きする方法。
・水だけで下茹でしても可能。
・簡単な方法は調理の際の下茹で。
・アク抜きを忘れた場合、個人差でアクが気になる人も。
大根は様々な料理に使えて万能な野菜ですね！
下茹でする際、何分茹でるかはお好みの硬さがあると思いますので、適宜調節してください。
またアク抜きした大根は、煮込み料理の他にも炒める料理に使ってもおいしく食べられます。
大根のアク抜きは、料理の味をより美味しくするために重要な工程です。
重曹を使用した方法や水だけでの下茹でなど、様々な方法がありますが、
完全にアクを取り除くには重曹や酢を使用する方法が最も効果的です。
また、アク抜きを忘れた場合でも料理は完成しますが、
苦味や渋みが強くなる可能性があることを忘れずに。
大根を使った料理を作る際には、
ぜひアク抜きの工程を取り入れてみてください。
アクをしっかり取り除くことで、より美味しい料理を楽しむことができます。
大根のアク抜きは少し手間がかかるかもしれませんが、
その努力はきっと料理の味わいに反映されます。ぜひ、お試しください。
以上が大根のアク抜きに関するいくつかの方法と、
アク抜きを忘れた場合の味についての紹介でした。
