使い勝手がよく、調理が楽なので重宝する小松菜。
ほうれん草と同様に葉物野菜である小松菜も、あく抜きはするべきなのでしょうか?
今回は小松菜のあく抜きは必要なのか?という疑問に加えて、簡単なアク抜き方法や離乳食に利用する場合についてもご紹介していこうと思います!
もくじ
小松菜のアク抜き必要?
ほうれん草はあく抜きの必要がありますが、同じ葉物野菜でも小松菜はあく抜きしなくて大丈夫なんです!
ほうれん草はシュウ酸によるえぐみがあるのであく抜きを必要としますが、小松菜はシュウ酸の含有量が少ないのでアク抜き不要でそのまま調理することができます。
ただし「少ない」というだけであって「皆無」なわけではないので、気になる方はあく抜きをしておく方がよいかもしれませんね。
小松菜のアク抜き方法は?
さて、小松菜はどのようにしてあく抜きすればいいのでしょうか?
小松菜のえぐみの成分のシュウ酸は、水に溶けるという性質を持っています。
そのため、水にさらしておくだけでアク抜きになります。
シュウ酸をしっかり減らしたい!という場合は、一度茹でてからすぐに水にさらし30分ほど放置します。
その後ふり洗いをするとよいでしょう。
小松菜のアク抜きはレンジでもできる?
「茹でるのがめんどくさいから葉物野菜は買いたくない…」
と思っている方、いませんか?
恥ずかしながら私はそのタイプです。
私のようなズボラでも簡単にできる小松菜のアク抜き方法があります!
それは電子レンジを使う方法です。
手順は、
1. 小松菜を洗って根元を切る
2. 葉と茎が交互になるように小松菜をラップで包む
3. 500~600wの電子レンジで約1分30秒加熱
4. ラップごと冷水につけて冷ます
以上です。
とても簡単ですよね!
ポイントは、火の通りを均一にするために茎と葉を交互に置くこと。
電子レンジを使ってのアク抜きは、ビタミンCなどの流出も防げるのでいいことずくめです!
味噌汁に小松菜を入れる時もアク抜きはするの?
小松菜を味噌汁に入れるときはあく抜きは必要なのでしょうか?
答えは「NO」です!
お味噌汁に入れる際も、あく抜きは特に必要とはしません。
火の通りもいいので、そのまま温めるような感覚で投入してしまって問題ありません。
ただし葉物野菜は湯に入れると色が変わりやすいので、加熱のし過ぎには注意が必要です。
離乳食に使う小松菜はアク抜きが必要なの?
では離乳食に使う場合はどうしたらよいのでしょうか?
冒頭でもお話ししたように、シュウ酸が含まれる量は少ないのでアク抜きは不要です。
ですが、小松菜にはシュウ酸のほかに「イソチオシアネート」というものが含まれています。
これは大根やわさびにも含まれている辛みの成分であり、すりつぶすとさらに辛みが増してしまうという特性を持っています。
イソチオシアネートの辛みに加えてシュウ酸による苦みも感じてしまい、赤ちゃんが嫌がって食べなくなる可能性も。
赤ちゃんは思った以上に神経質なので、苦みや辛みを感じるとその食材を拒否してしまう子もいます。
せっかく栄養がある野菜はしっかり食べてもらいたいところですよね。
食材拒否を避けたいのであれば、やはりアク抜きをした方がいいでしょう。
上記でもお話したように電子レンジを使えばアク抜きが簡単にできますので、そちらでアク抜きをしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、小松菜のあく抜きついてご紹介しました。
今回のお話をまとめると、
◦小松菜は特にアク抜きを必要としない。
◦電子レンジを使ったアク抜きは時短にもなり、溶け出しやすい栄養素を留めることができて一石二鳥。
◦お味噌汁に使うときもアク抜きはしなくてOK。
煮詰めすぎには注意。
◦離乳食に使う場合は、苦みを感じさせないようにあく抜きをした方がいい。
以上になります。
小松菜はいろいろなお料理にも使えて、1年通して手に入れやすいので便利な葉物野菜です。
アク抜き不要でそのまま使えるので、時間がかからず助かりますよね。
栄養価も高いので、毎日の食事にうまく取り入れてみてくださいね!