土用丑の日でおなじみのうなぎは、栄養満点ですよね。
そんなうなぎですが、こどもにあげる時は、何歳から食べても大丈夫なのでしょう。
うなぎを食べても良い年齢には、これといった明確な基準はないのだそうです。
この記事では、うなぎは何歳から?量の目安はある?について調べてみました。
他にも、
○うなぎの小骨は大丈夫?食べさせる時に気をつけることは?
○うなぎにはアレルギーがある?
○うなぎの代用になるものは?
○あなごは何歳から?赤ちゃんに食べさせても良い?
についてもご紹介します。
もくじ
うなぎは何歳から?量の目安はある?
大人が食べているうなぎを、こどもも食べたそうにしている時や、家族みんなで食べたいといった時に気になるのが、何歳から食べても良いのか。
よく聞くのが1歳を過ぎた頃からといった説や、2歳以降からが望ましいなどといった、様々な説があります。
ですが実際のところは○歳からOKといった、はっきりとした基準はありません。
中には離乳食が終わった頃から食べさせるという方もいるそうです。
離乳食が終わったあたりから幼児くらいの年代のこどもに、うなぎを食べさせる際に知っておきたい注意点があります。
うなぎは骨が多いのと、アレルギーの可能性があるという点。
もうひとつは、うなぎに含まれている脂肪分でお腹を壊してしまう場合もあるという点。
こどもにはじめて食べさせるという時は、極力小骨を取り除いて細かく刻み、少量ずつからあげるのが安全だと思います。
○歳からOKという明確な基準はありませんが、小さなお子さんにうなぎを食べさせる際は目を離さないよう気をつけたいところです。
うなぎの小骨は大丈夫?食べさせる時に気をつけることは?
うなぎを食べている時に気になるのが骨。
大人でも口の中に刺さると痛い小骨ですから、こどもに食べさせる時も十分に気をつける必要があります。
こどもは大人に比べて口もあごも小さく、咀嚼する力も弱いため、小さな骨でも口の中を怪我してしまったり、最悪の場合は喉に刺さってしまうことも。
幼児にうなぎをあげる時は、小骨をできるだけ取り除き、細かく切ってあげてから食べさせると良いと思われます。
万が一、喉に骨が刺さってしまった場合は、慌てずに水を少量飲ませる、うがいをするなどして様子をみてあげてください。
ごはんを丸のみすれば抜けるといった方法をよく耳にしますが、小さなこどもの場合は難しいですし、かえって骨が奥に刺さってしまう危険もあるので避けた方が良いです。
痛みが強かったり心配な時には、耳鼻咽喉科を受診すると確実です。
うなぎにはアレルギーがある?
はじめてうなぎを食べさせる際に、特に心配になるのがアレルギーではないでしょうか。
うなぎにもアレルギーはありますが、実際にはごく稀なのだそうです。
アレルギーを発症した場合、じんましんや顔や唇が腫れてくるといった症状が出ます。
重篤な場合には呼吸困難になる可能性もありますので、うなぎを食べている時にお子さんの様子が変だなと思った時には、迷わず中止してください。
もしうなぎを食べてアレルギー反応が見られた際は、受診してアレルギーの検査を受けることをおすすめします。
うなぎアレルギーは「パルプアルブミン」と呼ばれる抗原が原因で引き起こされるそうです。
このパルプアルブミンという抗原は、他の魚にも多く含まれているため、うなぎアレルギーを発症した場合、他の魚介アレルギーも起こす可能性があります。
お子さんにはじめてうなぎを食べさせる時にはアレルギーの可能性も考え、様子を見ながらあげてくださいね。
うなぎの代用になるものは?
うなぎが苦手で食べられないという方の他にも、昨今のうなぎが高くて買えないという方も少なくないのでは?
そんな方へ、うなぎの代用になる食品や調理方法をご紹介します。
まずは「なす」を使った、うなぎの代用方法です。
なすの皮をむき、ラップで包んでレンジで加熱し柔らかくします。
菜箸などを使ってなすを少しずつ開き、平らにしたらフライパンで両面に焼き目をつけます。
砂糖、醤油、みりんをまぜたタレをからめて、ご飯の上に乗せれば完成です。
次に、ちくわを使った蒲焼の作り方もご紹介します。
ちくわは、縦半分に包丁を入れて開きます。
反り返りを防ぐため、ひっくり返して巻き、ラップに包んで3分程度置きます。
ラップを外したら、ちくわの外側に縦方向に3㎜幅で切り込みを入れます。
切り込みを入れた方を上にして、熱したフライパンで焼き、色が付いたら裏返してください。
両面が焼けたら、みりん・醤油・砂糖・酒を混ぜたタレを加え、弱火で煮絡めたら完成です。
以上、なすとちくわを使ったうなぎの代用方法でした。
あなごは何歳から?赤ちゃんに食べさせても良い?
見た目がうなぎに良く似ているあなご。
こちらも栄養が豊富ですので、お子さんにも食べさせたいと考えている方は多いかと思われます。
あなごも、うなぎと同様に○歳からOKという明確な基準はないのだそう。
2~3歳頃からあげるという意見や、離乳食後期以降から少しずつ食べさせるという意見も多く聞かれています。
赤ちゃんから幼児期までのこどもにあなごを食べさせる際、注意点はあるのでしょうか。
あなごにも小骨がありますので、小さいお子さんにあげる際には骨を取り除いて、身もほぐしてあげると安心です。
また、蒲焼などのタレがついている場合、味付けが濃いですので、タレがついていない部分をあげるようにしてください。
またうなぎと同じように、少量にとどめておくのが大切です。
あなごも脂質が多く含まれているため、お子さんによってはお腹が緩くなってしまう場合もあります。
お子さんの様子を見ながら少しずつ、食べやすいようにしてあげると安心です。
まとめ
この記事では、「うなぎは何歳から食べれる?骨やアレルギーは?あなごについても」についてご紹介しました。
まとめると、
・うなぎには何歳以降からといった明確な基準はないが、小さいこどもにあげる際には少量から食べさせ、様子を見るのが望ましい。
・うなぎの小骨は極力取り除き、食べやすいよう細かくしてあげるのが良いが、万が一骨が喉に刺さり、痛がるようであれば耳鼻咽喉科を受診すると良い。
・うなぎでアレルギー反応が出た場合、他の魚介アレルギーを起こす可能性も高いため、一度病院でアレルギー検査をした方が良い。
・あなごにも明確な基準はないが、うなぎと同じように食べやすく刻む等して、少量から与える。
大人と同じものを食べられるようになると、食事の幅も広がって楽しみも増えますよね。
うなぎ料理では蒲焼やひつまぶしの他にも、うなぎの肝がありますが、お子さんにあげる時には少な目にしてあげてください。