犬に良く付いているダニって人間もかゆくなったりするのか気になりますよね。
ダニというと、噛まれると痒いし痛いイメージですが…
ここでは犬のダニは、人間を噛むとかゆいのか、また、噛まれるとどんな症状が出るのかなど、犬ダニの予防法をお伝えしていきますね。
犬のダニは人間への影響はあるの?かゆくなったりする?
では、犬のダニは人間へ影響はあるのでしょうか?
また、かゆみの症状が出るのか…
まずは犬がダニ噛まれるとどうなるかですが、マダニが犬に寄生した際に引き起こす主な症状と病気はたくさんあります。
犬がマダニに噛まれると皮膚炎や貧血や栄養障害を起こします。
マダニノの病原体が様々な病気の原因になることも。
つぎに主な病気をみていきましましょう。
- アレルギー性皮膚炎
- ダニ麻痺症
- マダニ媒介性疾患
- バベシア症
- 日本紅斑熱
- ライム病<ボレリア菌>
- Q熱<コクシエラ菌
- エールリヒア症<リケッチア>
などがあります。
これらの中には犬と人間両方が噛まれると症状が出るものがあります。
人がノミに刺されるとノミ刺咬症といって小さな赤い発疹が出て、激しい痒みや水ぶくれを起こすことがあります。
ダニに噛まれるとどんな症状がでるの?
つぎにダニ噛まれるとどんな症状がでるのかをまとめてみました。
・アレルギー性皮膚炎
マダニの唾液でアレルギーを起こし強いかゆみがでます。
・ダニ麻痺症
マダニは種類によって唾液中に毒性物質を持った種類があります。そうしたマダニに噛まれ毒が体内に入ると神経障害を引き起こすことがあります。
・バベシア症<バベシア原虫>
犬の症状
貧血、発熱、黄疸、元気消失、症状が重い場合は急死することもあります。
人の症状
発熱、貧血
・日本紅斑熱<リケッチア>
犬の症状
無症状
人の症状
頭痛、発熱、倦怠感
・ライム病<ボレリア菌>
犬の症状
発熱や食欲不振、全身性痙攣、関節炎
人の症状
マダニに咬まれた部分を中心に赤い発疹、発熱、関節痛。
放置すると心膜炎や顔面神経麻痺などが起こることもあります。
・Q熱<コクシエラ菌>
犬の症状
軽い発熱や流産・不妊症などが起こることがあります。
人の症状
インフルエンザに似た高熱や呼吸器症状、肺炎。
慢性化した場合は疲労感、慢性肝炎、心筋炎。
うつ病などの精神的な疾患と間違われることもあるそう。
・エールリヒア症<リケッチア>
犬の症状
発熱、鼻汁、流涙、食欲不振、元気消失、貧血
人の症状
発熱、頭痛、関節痛、倦怠感、呼吸困難
マダニは様々な病気や症状を起こすことがわかりました。
犬だけではなく人間にも深刻な症状が出るので注意しなければいけません。
ダニに噛まれた時の対処法は?
つぎにダニに噛まれたときの対処法をみていきましょう。
マダニが犬の体に寄生しやすい場所があります。
このマダニは犬の体表面に寄生しますが特に犬の耳、胸部、内股部、おしりの周りなど、毛の少ないところに寄生します。
ですから犬の毛の少ない部位を念入りにチェックしてください。
つぎにマダニの取り方です。
吸血中のマダニは犬の体にしっかりと咬みついているため引っ張ってもなかなか取れません。
無理に取ろうとすると口針部分だけ皮膚の中に残ってしまい、化膿の原因となりますのでマダニを取り除くときは口針を皮膚の中に残さないように専用のピンセットで慎重に外していきましょう。
ご家庭でなかなか難しい場合は動物病院で薬剤を使用し取り除くといいでしょう。
どのくらいの頻度で取り除くといいのかというと予防は通年する必要があり駆除頻度は月に1回程度を目安にするといいでしょう。
マダニは春から夏にかけて大人ダニの活動が活発になります。
秋から冬は幼ダニ・若ダニが増えます。
マダニは野山や、緑の多い公園や河川敷の草むらなどにいますので犬を散歩させるときは犬を草むらに入らせないようにするなど対策をしてください。
人間の対策は春から秋にかけてのマダニが活発化する時期になるべく散歩などで草むらに入らない、草むらに寝転ばない、座らない、草木の多い場所や夏でも手足首の露出しないようにしましょう。
マダニに効果のある虫除けスプレーも使うと更に安心です。
人間も犬も昆虫の付着しにくい洋服を着ると予防になるでしょう。
犬のダニにフロントラインが効くダニの種類は?
つぎに犬のダニ駆除にフロントラインが効きますが駆除するダニの種類をみていきましょう。
フィラリア、ノミ、マダニ、サラミ、ハジラミ、犬回虫を1度に駆除できるのがフロントラインです。
フロントラインの成分はフィプロニルという成分がノミ、マダニさらにはシラミとハジラミに駆除効果があります。
フィプロニルはノミやマダニの神経伝達物質をブロック、神経毒により効果を発揮しますがこれは哺乳類にはほとんど影響しないので犬には安全に使用できると言われています。
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まとめ
では簡単にまとめてましょう。
- 犬のダニは人間への影響があり様々な症状を起こす。
- 犬の予防法は月に1回の駆除、人間は草むらや川などに入らない。
- フロントラインはフィラリア、マダニ、犬回虫、ノミに効果あり。
犬のダニは犬だけではなく人間にも深刻な症状を起こすことがわかりましたので犬の散歩やアウトドアには肌の露出を避けて虫除けスプレーなどで予防対策をしましょう。
ぜひチェックしてみてくださいね。