たぶん日本人に1番馴染み深いフルーツといえばバナナ!
値段も手頃だし皮もむきやすいしチョコバナナやバナナシェイク、バナナが入ったケーキなどそのままでも+αしても美味しいですよね!
でもスーパーで買った状態のバナナは黒い点々(シュガースポット)が出てないのでまだまだ甘さが少ない状態。
こんな時はレンジでチンするだけで甘いバナナに変身するんです!
この記事ではバナナの追熟はレンジでできるのかご紹介しています。
他にも甘いバナナにする方法、固いバナナは時間が経つと柔らかくなるのか、渋いバナナの渋抜き法、美味しくないバナナの食べ方を調査しました!
もくじ
バナナの追熟はレンジでできる?
バナナを手っ取り早く甘く追熟させるにはレンジでチンがおすすめ。
- 皮をむいたバナナを耐熱皿にいれる
- ラップしないで30秒チンする
(使ってるレンジによって前後します)
これだけ!!
簡単ですよね。
バナナの追熟には普通は数日かかるのですがこれならすぐ甘いバナナが食べられますね!
まだ青かったり追熟が進んでないバナナにはでんぷんが多く含まれているんです。
でんぷんといえばじゃがいもなど芋類に多く含まれている成分で小学校の時にヨウ素液たらして反応したアレです!!
バナナが温められるとこのでんぷんはアミラーゼという酵素の働きによって糖に変わります。
さつまいもも生で食べると美味しくないのですが焼き芋など加熱すると甘くなりますよね。
アレと同じなんです!
バナナを手っ取り早く追熟させるにはレンジでチンするだけ!簡単ですね!!
バナナを追熟させない方法は?
バナナを追熟させないためには、まず1本ずつに分けてから、それぞれビニール袋に入れて口を閉じるか、ラップでぴっちりと包みます。
そして、冷蔵庫の野菜室に保管して下さい。
野菜や果物から出るエチレンというガスによってバナナは追熟するのですが、バナナ自体からもエチレンガスが出るため、房のままだとお互いに影響を与えてしまいます。
それを防ぐために1本ずつに分けて袋やラップをするのです。
そして、野菜室で5〜10℃で保管することで、バナナ自身から発生するエチレンガスを減らすことができ、追熟しにくくなるのです。
バナナを追熟させないために、バナナは1本ずつに分けてラップをするかビニール袋に入れ、野菜室に保管して下さい。
長持ちさせて美味しく食べ切ることができますよ。
青いバナナを甘くする方法は?
フルーツギフトに入ってたり、お盆にお供えする用のバナナって青いですよね。
皮もむきづらいしせっかくむいたのに美味しくないんです。
そんな青いバナナを甘くするには袋とりんご!
方法は袋に青いバナナとりんごを一緒に入れて閉じるだけ。
早ければ半日くらいで黄色になるんです!!
りんごは「エチレンガス」という植物が持つホルモンをたくさん放出するフルーツなんです。
このエチレンガスは果物や野菜が成長する過程で大切なものなのですが食べ頃になったあともずっと放出され続けます。
なので成長に必要な反面、腐らせちゃう力を持っているんです。
青いバナナはまだまだ成長しきっていないのでエチレンガスをたくさん放出するりんごと一緒にするだけで一気に成長が進み、甘くなるんです。
りんごがない場合は15℃くらいの場所に放置するだけでも甘くなってきます。
こちらの方法では数日かかるようですが自然熟成なのでじっくり甘くなり美味しくなります。
りんごがあれば早くできるし、なければ15℃くらいの場所にひたすら放置!!
これなら青いバナナでも美味しく食べれますね♪
固いバナナは時間が経つと柔らかくなる?
買ってきたバナナが固かった…
その悩み、放置しておくだけで柔らかく、正に時間が解決してくれるんです!
バナナが固い原因、それは「ペクチン」。
ペクチンといえば食物繊維の一種でジャムに使われたり、フルーツジュースに入っているとても身近な存在。
ペクチンはバナナの細胞と細胞の間にいてバナナの形をキープする役割を持っています。
バナナは自分でもエチレンガスを放出しているのでゆっくりですが追熟します。
エチレンガスに反応するとペクチンは糖に変わるので次第に柔らかくなっていくんです。
つまり追熟が進むにつれてバナナも柔らかくなるんです!!
ですが!
レンジでチンする方法で柔らかくなるかな?と思って実験してみましたが甘くはなりますが食感は固いままでした。
なので時間はかかりますが固いバナナを柔らかくするには放置が1番良さそうです。
渋いバナナの渋みを抜く方法ってある?
渋柿は酒につけると渋みが抜けますがバナナも同じ。
バナナの房の根元に酒(焼酎でもテキーラでもなんでも)を塗って1日~数日待つだけ。
沖縄にも渋いバナナを美味しくするおまじないとして
吊るしたバナナの下にアルコールを皿に注いで置いとくだけ
というのがあります。
なんでお酒なのかというとバナナの渋みは「タンニン」が原因。
タンニンには水溶性と不溶性があり、渋みを感じるのは水溶性です。
アルコールはバナナに入ると「アセトアルデヒド」という物質に変わります。
このアセトアルデヒドが水溶性タンニンを不溶性タンニンに変化させてくれるんです。
これは柿でも同じ原理なんです。
お酒を使うと子どもは食べられなくなるんじゃ?と思いますが大丈夫!!
アルコールはバナナについた時点で酸化するのでバナナには残りません。
見た目ではなかなか分からないので房で買ってちょっとずつ試食しながら渋が抜けたか確認してくださいね。
バナナの渋みはお酒を使って取れるので試してみてください!
美味しくないバナナはどうやって食べるのがいい?
美味しくないバナナを選んじゃうと食べきるのもひと苦労ですよね。
そんなバナナ!!!なんて叫びたくなってしまいます笑笑
そういう場合は加熱して美味しく食べちゃいましょう!!
私のおすすめはチョコバナナトースト。
ある程度焼いた食パンに板チョコを乗せてその上にスライスしたバナナを乗せます。
そしてチョコが溶けるまで焼くだけ!!
チョコバナナが好きな方は絶対ハマります。
バナナがレンジでチンするだけで甘くなりますが焼いても甘くなるんです。
しかもバナナを加熱して食べると免疫力が上がったり便秘にも効果があるんだとか。
ちょっと手間をかけてもいいならフライドバナナもおすすめ。
バナナに片栗粉をつけて油で揚げてシナモンシュガーをまぶします。
東南アジアでは露店で売ってるポピュラーなおやつなんですがバナナが劇的に美味しくなるんです!!
美味しくないバナナはアレンジして食べ切っちゃいましょう!
バナナを追熟させる温度は?
青い部分が少し残っていたり、まだ、若かったりするバナナは、食べる前に追熟させ甘味を出した方が美味しくいただけます。
追熟とは、バナナの果肉のデンプン質やペクチンなどが酵素などで分解されて、糖質に変化することにより甘味をだし、果肉を柔らかくすることです。
追熟させるための最適温度は15℃前後で、13℃以下では追熟しないので甘味は増えません。
13℃以下だと低温障害をおこして皮が黒く変色してしまいます。
追熟していくと表面に黒い斑点が出てきますが、これは傷んでいる訳ではありません。
この黒い斑点をシュガースポットといい、これが出始めたら食べ頃ですというサインです。
まとめ
今回はバナナの追熟はレンジでできるのか、青いバナナを甘くする方法、固いバナナは時間が経つと柔らかくなるのか、バナナの渋抜き法と美味しくないバナナの食べ方をご紹介しました。
まとめると
○バナナの追熟は電子レンジで30秒チンするだけでできる
○青いバナナはエチレンガスをたくさん出すりんごと一緒に袋にいれるだけで黄色くなる。りんごがない場合は15℃くらいの場所に置いとくだけでも甘くなる
○バナナが固い原因はペクチン。時間が経つと追熟が進み、それにともなってペクチンが糖に変化する影響で柔らかくなる。でも電子レンジでチンしても食感は固いまま
○バナナはアルコールで渋抜きできる。アルコールを使うけど子どもが食べても大丈夫!
○美味しくないバナナは加熱すると甘くなる。チョコバナナトーストやバナナの本場である東南アジアのおやつ・フライドバナナにするのもおすすめ
バナナを加熱すると免疫力が上がるのはびっくりしました!
他にもバナナのアレンジレシピがたくさんあったので好きなレシピを探して見てくださいね!