夏になると、さっぱりする大根おろしは大活躍しますよね。
しかし、大根の皮をむくのが、ちょっと面倒になってしまう時ってありませんか?
皮をむくのは面倒だけど、皮ごと大根おろしにして大丈夫なのか気になりますよね。
そこで今回は、大根を皮ごとおろしても大丈夫なのかを、調べてみようと思います。
もくじ
大根は皮ごと大根おろしにできる?
早速、大根を皮ごと大根おろしに出来るのかを調べてみましょう。
実は、大根は皮ごと大根おろしにしても大丈夫なのです。
食感が悪くなることを心配してしまうかもしれませんが、普通に大根おろし器でおろす場合は、全く問題ありません。
皮ごと大根おろしにすると、皮をむいた状態で大根おろしにするよりも、水分量が少なくなります。
そのため、べちゃっとすることなく、皮をむいた状態よりも多くの量を大根おろしで食べる事が出来ますよ!
そして更に注目したいのが、大根に含まれる抗炎症作用効果です。
抗炎症作用効果のある「イソチオシアネート」という成分は、大根の皮に多く含まれていると言われています。
その為、皮をむいて大根おろしにするよりも、皮ごと大根おろしにした方が、「イソチオシアネート」をそのまま摂取することが出来るのです。
季節によって皮をむく、皮むかないがある
さて、大根おろしにする時に、季節によって皮をむいた方が良い時と、むかない方が良い時があるってご存知でしたか?
実は、季節によって違いがあるのです。
春・夏大根の場合
まずは、春・夏大根の場合を見てみましょう。
春・夏大根は、皮付近に苦み成分である「ポリフェノール」が多く含まれています。
これは、寒さに当たらず強い日差しの下で育つからなのです。
その為、春・夏大根の場合は、皮をむいて大根おろしにした方が美味しく食べる事が出来ます。
秋・冬大根の場合
では、秋・冬大根の場合はどうでしょうか。
秋・冬大根の場合は、寒さの中で育つため、糖分を蓄えようとして皮付近の苦みが少なくなる特徴があります。
そのため、秋・冬大根の場合は、皮をむかずにそのまま大根おろしにした方が、美味しく食べる事が出来るのです。
大根おろし・栄養成分で気をつけることは?
大根おろしを作る時の注意点は、食べる直前におろすという事と加熱に弱いという事です。
大根おろしには、ビタミンCやイソチオシアネートという成分が豊富に含まれていますが、これらの成分は時間が経つと栄養成分が減ってしまうという特徴があるのです。
ですので、栄養価が下がらないように、食べる直前に大根おろしにする事をオススメします。
また、イソチオシアネートに含まれる酵素は、熱に弱い特徴があります。
加熱してしまうと、イソチオシアネートの生成を阻害してしまうので、栄養素が充分に吸収されなくなるのです。
そのため、大根おろしは加熱せずに、そのまま食べるようにしましょう。
大根の皮を使ったおいしい料理は?
それでは最後に、大根の皮を使ったおいしい料理をご紹介したいと思います。
大根とにんじんの皮でコスパきんぴら
コスパ最高のきんぴらなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
*材料*
- 大根の皮:1/2本分
- にんじんの皮:1本分
- ピーマン:2個
- あいびきミンチ:50g
- じょうゆ:小さじ2
- 砂糖:小さじ2
- 酒:大さじ2
- すりごま:小さじ1
- かつお節:大さじ1/2
- ゴマ油:小さじ1
*作り方*
- 大根の皮とにんじんの皮は、4cmくらいの長さに切って、ピーマンのヘタと種を取り、千切りにしておきます。
- 熱したフライパンに、ごま油を入れて、あいびきミンチを炒めます。
- お肉に火が通ったら、大根の皮とにんじんの皮を加えて炒めます。
- 全体がしんなりしたら、しょうゆ、砂糖、酒を加えて、汁気がなくなるまで炒めましょう。
- 最後の仕上げに、すりごまとかつお節を加えて、全体が絡んだら完成です。
その他、大根おろしについて紹介します。
大根おろし、皮ごとは辛い?
大根おろしは、日本料理でよく使われる調味料の一つであり、鍋物や天ぷら、刺身などに添えられます。大根おろしの皮を剥かずに使うと、辛味が強くなるという話がありますが、実際にはその程度の辛さしかありません。
ただし、皮に含まれる成分によって味が変わることは確かです。特に、皮に含まれるイソチオシアネートは辛味成分であり、消化酵素を活性化させる効果があります。
大根おろしの水切りはどのくらい?
大根おろしの水切りについては、食感や風味を良くするためにも重要です。
一般的には、大根をすりおろしたら、まずは布巾に包み、水分をしっかりと絞り出します。
その後、再度キッチンペーパーなどで水分を取り除くと、より美味しく仕上がります。
この際、水分をしっかり取りすぎると、風味が落ちたり、味が薄くなることがあるため、程よく水分を残すことがポイントです。
大根おろしの冷凍方法や解凍方法・保存期間についても
大根おろしの冷凍方法は、食べる直前にすりおろして冷凍する方法が一般的です。
冷凍保存する場合、耐熱性のある容器に入れ、保存するとよいでしょう。
解凍する際には、冷蔵庫でゆっくりと解凍するか、冷凍したまま鍋物や炒め物に入れることもできます。
保存期間については、冷凍保存すれば約1か月ほど、冷蔵保存すれば3日ほどが目安です。
ただし、食感や風味が劣化することがあるため、なるべく早めに食べ切ることがおすすめです。
大根おろしのやり方や部位は?
大根おろしのやり方については、大根をよく洗い、皮を剥いてすりおろすだけです。すりおろす際には、すり鉢やすり下ろし器を使用することが一般的です。
また、すりおろす前に大根を切ってから行う場合、切り口を下にしてすりおろすと、より美味しく仕上がります。
大根おろしに使う部位については、一般的には大根の根元の部分を使います。
この部分には、食物繊維やビタミンC、鉄分などが多く含まれているため、栄養価も高いとされています。
また、大根の身だけでなく、皮ごとすりおろすこともできます。
皮には、イソチオシアネートと呼ばれる成分が豊富に含まれており、風味や栄養価が高まるとされています。
大根おろしの汁の使い道は?
大根おろしをすりおろす際にできる汁については、料理の隠し味や調味料としても利用できます。
例えば、鍋物や煮物、炒め物、和え物、おろしポン酢などに使われることがあります。
特に、鍋物に使う場合は、大根おろしの汁を入れることで、スープがあっさりとして、風味が増す効果があります。
また、大根おろしの汁には、消化酵素を活性化させる効果があるため、生野菜や果物にかけて食べることもできます。
大根おろしの汁を飲むと危険って何?
大根おろしの汁を大量に飲むと、アレルギー症状を引き起こすことがあります。
大根には、チアーゼという酵素が含まれており、これが体内でチオシアン酸に変化することでアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
また、大量に飲むと胃腸に刺激を与え、胃腸の不調を引き起こすことがあるため、適量を守って摂取することが大切です。
ただし、適量であれば、胃腸の働きを促進し、消化や代謝を助ける効果があるため、健康にも良い影響を与えるとされています。
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まとめ
さて今回は、大根おろしが皮ごと食べられるのかや、大根の皮を活用したレシピをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
大根は、季節によって味が変わるだけでなく、使い方で栄養成分の吸収率も変わることが分かりましたね。
年間通して手に入る大根ですが、今回ご紹介した使い方を参考に、ぜひ効果的に栄養成分を吸収しましょう!