お正月やおめでたい席、祭りなど見かける獅子舞見て、これって何の動物なのか気になったことはありませんか?
また、踊っているときに人の頭を噛んだりしますよね。
これも気になったので、ここでは獅子舞は何の動物か、なぜ頭を噛むのか、子供にどのように伝えたらいいのか。
また獅子舞の起源や意味や理由について調べてみました。
もくじ
獅子舞は何の動物?
宮中や神社、お寺などの行事として行われる獅子舞。
獅子舞は何の動物なのか調べてみました。
獅子ということなので、私はライオンかなと思ったのですが、昔の日本語の意味はライオンではなくて『大型の獣』という意味だったようです。
ですが、いろいろ調べてみると、ライオンが元になった想像上の動物ということのようです。
獅子舞の起源は中国・日本、それとも…
獅子舞を見ると、日本独特の民俗芸能なのかと思ってしまいますが、日本に獅子舞が入って来たのは中国からのようです。
もう1000年以上も前の奈良時代のことですが、唐獅子と呼ばれていました。
この獅子舞が17世紀に伊勢から江戸へ入り、厄祓いをしたのがきっかけで日本全国に広がり祝ごとや祭りで披露されるようになり、縁起ものとして定着しました。
また、中国には1世紀ごろインドから獅子舞が入ってきたようです。
インド⇒中国⇒日本
その他にもネパールや東南アジアにも獅子舞の文化はあり、その国によって特徴もかわっています。
獅子舞が噛む意味や理由は?
獅子舞は全国各地にありますが、祝ごとや祭りなどでは人の頭を噛むのをよく見ますよね。
小さい子は獅子舞が怖くて泣きじゃくっているのに、親は獅子舞に頭を噛んでもらうようにします。
これって意味があって、頭を噛むことで厄除けになると言われています。
・健康に成長
・学力向上
・無病息災
など、ご利益があると言われているので、子を持つ親としては獅子舞に頭を噛んで健康で健やかに育ちますようにと願うわけです。
獅子舞の意味を子供に向けて伝えるには?
私も小さいときは、獅子舞が本当に怖かったの思い出します。あの踊りと太鼓や笛の音がさらに怖さを増したような覚えがあります。
子供に獅子舞をどのように説明したらいいのか?
これは子供の年齢によっても変わってくると思います。
幼稚園児のような幼い子にいろいろ説明して理解をしてもらうのは難しいと思うので、
幼い子には、お正月やお祭りなどのおめでたい時に獅子舞を踊ったり、頭を噛むことで、あなたの成長を応援してくれるんだよ。と説明したり、
小学生になると、日本の獅子舞はどこの国から入ってきたことや、全国各地にいろんな獅子舞の種類があること、ご利益などを説明したら良いのではないでしょうか。
獅子舞の種類は?
獅子舞はその地域によって変化しています。
西日本を中心とした伎楽系の獅子舞
西日本から全国に広がった伎楽系の獅子舞は頭を操る人、胴体を操る人など、胴体に入る人数によって、
- 大獅子
- 中獅子
- 小獅子
として区別してあります。
この伎楽系の獅子舞が中国からの繋がりがあるようです。
関東・東北地方の風流系の獅子舞
日本に古くからある獅子舞で、獅子の頭が竜頭や鹿の頭のものがあるそうです。
この風流系の獅子舞は一人で太鼓を叩きながら舞ったり、3匹が1組で舞ったりします。
この3匹の中に1匹は雌獅子が入る演目があるようです。
獅子舞は狛犬と似てるけど、狛犬の阿吽の意味は?
狛犬は、口が開いているものと、口が閉じているものがありますよね。
これって意味があって神棚に置く時位置も決まっているんです。
口が開いているものと、口が閉じているもの、どちらが右か左が覚えていますか?
私も神社に行くと狛犬を見ているのですが、どっちと言われると、
見ているようで良く見てないんです…
狛犬の置き方はこちらに書いています!
まとめ
獅子舞はライオンが元となってしますが、架空の動物、想像上の動物ということでした。
そして、日本の獅子舞は1000年以上前に中国から入ってきたもので、悪魔祓い・厄払いをしたことで全国に広まったとのこと。
お祝いごとや祭りで人の頭を噛むことで厄を払うというご利益があります。
獅子舞が頭を噛むってこんな意味があったんですね。
私もお正月やお祭りで獅子舞を見かけたら子供の頭を噛んでもらいたいと思います。
あと私も噛んでもらいたいです。厄を払うと共に、良い運気になりそうですからね。