体の小さな赤ちゃんや、1歳を過ぎてからの幼児に梅干しを食べさせて良いのか?
また、与える塩分の量って、いまいちはっきり分かりませんよね?
内臓機能が未熟な赤ちゃんにとって、適切な量を知っておくと安心です。
そこで今回は、梅干しは何歳から食べれるのか、塩分を摂り過ぎた時の症状や、適切な塩分の量などを詳しく調べていきたいと思います。
梅干しは何歳から食べられる?
では早速、梅干しが何歳から食べられるのかを調べてみましょう。
梅干しを食べられるのは、おおよそ離乳食後期の9ヶ月ごろからと言われています。
離乳食が始まったばかりの、生後5ヶ月~6ヶ月頃までは、赤ちゃんの体は塩分を外に排出する機能が、まだまだ未熟の状態です。
体に対して、梅干しの塩分濃度は高いため、食べさせることはNGです。
離乳食中期の7ヶ月~8ヶ月頃になってくると、徐々に内臓機能がしっかりしてきます。
この頃になると、少量の梅干しなら徐々に食べさせても可能と言われています。
梅干しの果肉の部分をペースト状にして、硬い種は取り除いて様子を見ながら与えてみましょう。
赤ちゃんが塩分を取りすぎたらどんななる?
塩分は、私たちの体にとって必要不可欠な成分ですが、赤ちゃんにとって塩分を過剰に摂取することは、死に至る危険性があるものでもあります。
塩分を摂り過ぎた時の主な症状
赤ちゃんが、塩分を過剰に摂取してしまうと、塩化ナトリウム中毒という症状を発症してしまう可能性があるのです。
主な症状としては、頭痛や嘔吐・意識障害やけいれん、くも膜下出血などがあります。
例えば、1歳児の場合、小さじ1杯の食塩でも死亡してしまう恐れがあると言われています。
赤ちゃんは、体が小さく内臓機能も未熟な為、中毒症状を起こすことがあるのです。
赤ちゃんの食塩摂取の適量
中毒症状を防ぐために、赤ちゃんに与える食塩の適量が気になりますよね?
赤ちゃんに与える食塩の一日合わせた適量は、人差し指と中指の2本指でつまんだ量と言われています。
この方法だと、約0.5g程度の食塩がつまめる計算になります。
この量を上限として、1日3回~4回ほどに分けて与えるようにしましょう。
また、具体的な年齢別の適量は、どうなのでしょうか。
- 11ヶ月頃までの、一日の目安量:1.5g
- 1歳~2歳までの、一日の目安量:3~3.5g
- 3歳~5歳までの、一日の目安量:4~4.5g
このような目安量があることが分かりました。
しかし、この適量とはおおよその数値ですので、お子様の成長に合わせて様子を見ながら進めていくと良いですね。
赤ちゃんの薄味はいつまでなの?
赤ちゃんの成長に合わせて、塩分を調節していると、いつまで薄味にすれば良いのか迷いますよね?
調べてみると、3歳くらいまでは薄味を食べさせていた方が良いようです。
子供の味覚は、3歳頃までに発達すると言われていて、その頃の食生活がその後の味覚にも影響すると言われています。
その為、3歳未満で濃い味付けに慣れてしまうと、味覚が麻痺してしまい健康的な食生活が送りづらくなってしまいます。
それが後々、成人病の原因や生活習慣病の一因になりやすい状態を作ってしまう可能性があるので、3歳頃までは薄味が望ましいようですね。
大人用と分けて作るのは、少々面倒に感じるかもしれませんが、生活習慣病の予防の為にも、出来るだけ3歳までは薄味のものを食べさせてあげてください。
★関連記事★
お子さんに歯が生えてきたら、気になるのは虫歯ですよね。
下記の記事では、はちみつは虫歯になるのかなどについて紹介しています。
レタスに虫がいた時の洗い方は?もしナメクジを食べてしまうと?
まとめ
さて今回は、梅干しが何歳から食べられるかや、赤ちゃんの年齢別の塩分の適量などを調べてみました。
不足しても危険な塩分ですが、赤ちゃんの年齢によっては塩分の過剰な摂取は危険な時もあります。
特に梅干しに含まれる塩分量は、見た目よりも濃度が高いこともあり、注意が必要です。
塩分を排出する機能が未熟な時期は、口から入る塩分の影響がダイレクトに体の異常として出てしまいます。
離乳食後期9ヶ月頃から、適切な量の塩分を摂取させ、徐々に与えるようにしましょう。
熱中症が心配なこれからの時期、今回ご紹介した事が参考になると嬉しいです!