二日酔いだけでなく筋トレやダイエットにもいい「オルニチン」をたくさん含んでいるしじみ。
おつゆに入ってるとあっさりした中にも旨みがあって美味しいですよね。
でもあさり、はまぐりは海にいるけどしじみって潮干狩りにいないしどこにいるの??
実はしじみ、海でも川でもなく汽水域という海と川の水が混ざり合うところでしか生きれないんです!!
この記事ではしじみの生息地についてご紹介しています。
その他に田んぼにいるしじみやしじみの美味しい産地、あさりのみそ汁としじみのみそ汁の違い、タイワンシジミの料理について調査しました!!
しじみは海それとも川にいる?
よくスーパーで売っているしじみはヤマトシジミという種類のしじみです。
ヤマトシジミははまぐり、あさりと違ってしじみは海水と淡水が混ざり合う汽水域に生息しています。
潮干狩りであさりやはまぐりが出てくるのにしじみが出てこないのは生息地が違うからなんですね!
ヤマトシジミは汽水域ですが、しじみはほかにも種類があり、淡水で住むしじみはマシジミ、セタシジミがいます。
日本に元々住んでいた在来種はこの3種類ですが、近年、中国や台湾から来たタイワンシジミが日本の淡水でも見られるようになりました。
しじみは海ではなく、汽水域、他にも淡水に住むしじみもいるんですね!
田んぼにしじみの種類は?食べれる?
田んぼにいるしじみはマシジミという淡水で生きる種類のしじみです。
本州、四国、九州の川やため池、水路の流れが比較的穏やかなところに生息しています。
このマシジミ、ほぼ流通されませんが食べられます!!
ですがタイワンシジミが日本で増えててマシジミがその影響で減少しているようで味はどんなの?は調べても出てこず…
昔、山間部に住んでいた人たちがしじみを採って貴重なタンパク源にしていたことを考えると美味しいんだと思われます。
また、田んぼにはいませんがセタシジミは琵琶湖だけにいる固有種なんです。
セタシジミももちろん食べられます!
汽水域に住むヤマトシジミよりも貝殻が厚く、身にコクがあってしじみの中で1番美味しいんだとか。
おすすめはセタシジミのすまし汁、みそ汁、炊き込みご飯、しぐれ煮!!
セタシジミはあまり流通されないそうなのですがぜひ食べたいですね!!
田んぼにいるマシジミ、琵琶湖にいるセタシジミどちらも食べれるのでもし見かけたら食べてみてくださいね!
しじみが美味しい産地は?
日本のしじみ漁獲量ベスト3は
1位 島根県
2位 青森県
3位 茨城県
なんです。
島根県なの!?と思いますが
「宍道湖(しんじこ)しじみ」
といえば聞いたことがある人も多いはず。
宍道湖は海水と淡水が混じり合う、日本でも珍しい汽水湖なんです。
宍道湖は潮の満ち干きで塩分濃度がおおきく変わるため、それに対応するため、しじみは内臓を発達させるんです。
そのおかげで宍道湖のしじみは旨み成分が凝縮されていて、しかも他の産地のしじみより大粒になるんだとか。
また、島根県にはもうひとつ「神西湖」という汽水湖があり、こちらもしじみ漁が行われています。
神西湖しじみはサイズも大きく、美味しいのですが採れる量が本当に少ないので「幻のしじみ」と呼ばれているんです。
ぜひ食べてみたいですね!!
私は宍道湖しじみは食べたことがあるんですが他のしじみと違って味が濃いような気がしました!
しじみが美味しい産地・島根県。
1度足を運んで宍道湖しじみと神西湖しじみを食べ比べしたいですね。
しじみとあさりのみそ汁の違いは?
しじみとあさり、どちらもおみそ汁の具として食べる機会が多いですよね。
2つの違いはまず砂抜きから。
しじみは汽水に住む生き物なので塩分濃度は少なめの水500mlに対して塩小さじ1。
あさりは海水に住む生き物なのでしじみより濃いめの水500mlに対して塩大さじ1。
住む環境に合わせないと砂をうまく吐いてくれないんです。
そして決定的な違いは水からいれるかお湯からいれるかなんです。
しじみは身が小さいので汁ものに入れる場合は身を食べるよりかは出汁を楽しむ意味合いが強くなります。
疲労回復に効果のあるオルニチンは水溶性なのでしじみの出汁をしっかり取るには水からいれてじっくり加熱してエキスを取ります。
あさりは身がしじみより大きめでふっくらした食感を味わうもの。
なのでお湯からいれることで身が固くなるのを防ぎます。
みそ汁の大きな違いは身を入れるタイミングなんですね!
タイワンシジミ料理ってなにがある?
タイワンシジミとは先ほども説明したとおり、台湾や中国から来た外来種のしじみです。
なんとこのタイワンシジミ、マシジミと交配すると遺伝的にはハーフになるわけではなく、完全なタイワンシジミになるという脅威の繁殖力なんです。
なので川や田んぼでマシジミかな?って、思ってもタイワンシジミの場合がほとんどだそうです。
ではこのタイワンシジミ、どう食べるのがいいのかというと
原産国の台湾では醤油漬けで食べられているんです。
にんにくや生姜、鷹の爪、干し梅、砂糖などを混ぜて煮た醤油にタイワンシジミを漬け込むだけ!
お酒のつまみにもってこいの味で台湾名物なんです。
また、日本のしじみと同じようにみそ汁でも美味しく食べられるそうです。
味はヤマトシジミに少し劣るものの美味しく食べられるそうです。
台湾料理に必ず出てくる醤油漬け、ぜひ食べてみたいですね!
まとめ
今回はしじみがいるのは海?川?と田んぼにいるしじみの種類、産地、あさりとのみそ汁の違い、タイワンシジミ料理をご紹介しました。
まとめると
- 一般的なしじみ=ヤマトシジミがいるのは汽水域。他にも淡水で生きるしじみもいる。
- 田んぼにいるしじみはマシジミ。琵琶湖にしかいない固有種のしじみはセタシジミという。
- 日本の最大のしじみ産地は島根県。宍道湖しじみと神西湖しじみがいる。神西湖しじみは「幻のしじみ」と言われるほど流通量が少ない。
- あさりとのみそ汁の違いはお湯からいれるか水からいれるか。しじみは水から、あさりはお湯からいれる。
- タイワンシジミを使った料理は醤油漬けが最もポピュラー。日本のしじみと同じようにみそ汁でも美味しい。
しじみはタウリン、オルニチンなど体にいい成分を豊富に含んでいるだけでなく、美肌にもいいそうです。
しじみ最大産地の島根県は美肌の人が多いというデータがあるそうです。
ぜひたくさん食べて美肌になっちゃいましょう!