唐揚げやとんかつ、てんぷらなど揚げ物料理はたくさんあり、とても美味しいですよね。
でも油料理は大変だから、なかなか作りたくないって方も多いはずです。
私は作るとき、事前に決めて「今日こそは!」という気持ちで作ります。
しかし1度使い、次に揚げ物をやろうと気力が起きないと使用後の油がしばらく放置されていることも。
でも、使用後の油っていつまで使えるか知らないなと思いました。
そこで、今回は油が腐るのか、そしていつまで使えるのかを調べてみました。
油が残って放置されているな、と思った方は是非参考にしてみてください。
使用後の揚げ油の油って、放置していると腐るの?
食材って放置していると、すぐに腐ってしまいますよね。
でも、実は油の場合には腐らないそうです。
「え?それならずっと使える!?」
いいえ、使えません。
油は腐らなくても酸化を起こしてしまうのです。
1度使った油は空気に触れてしまいます。
そのため、その段階から酸化が進んでしまうのです。
腐らなくても、酸化が進んでしまえば油の品質低下になります。
のちほど使わない方が良い油の状態も紹介します。
結果、油は腐らないが酸化により品質低下があるので一定期間内で消費してください。
揚げ油の残りって何日後まで使えるの?
残りの油が使える期間を調べてみたのですが、
明確にはありませんでした。
それは保存状態に左右されるからです。
保存状態が悪ければ、あっという間に酸化による品質低下を引き起こしてしまいます。
そのため、「何日」という判断ではなく「油の状態を確認」という判断をして下さい。
そして油は繰り返し使えますが、その回数は2~3回程度のようです。
パッと見ではもう少し繰り返し使えそうでも品質低下が起こっている可能性もあります。
そのため、1度使ったら出来るだけ早めに使ってください。
また、たとえ1度でもわずか数日で酸化が進むこともあります。
繰り返しになりますが、日にちや回数ではなく
油の状態で判断をしてください。
もう使わない方が良い、油の状態の見分け方は?
油が使えるのかを判断するポイントはいくつかあります。
今回は3つ紹介させてもらいます。
まず初めは色の変化です。
油は時間と共に色が変化していくので、色の具合を確認して判断することが出来ます。
時間が経って品質が悪くなっている油は色が茶色っぽい、濃い色になります。
そのため、初めの使用時より濃くなった油の場合には使用を控えるようにしてください。
2つ目は臭いの変化です。
野菜などの食材でも日が経ち、腐ってしまうと臭くなってきますよね。
油も同様に臭くなります。
加熱をしてみて、臭いが臭くなってきた場合には使用を控えてください。
3つ目は泡が消えるかどうかです。
揚げ物をしている時に小さな泡がたくさん出て来ますよね。
通常の場合ですと、その泡は消えて行きます。
しかし、古くなった油の場合にはこの泡が消えにくくなってしまいます。
調理時に泡が全体に広がってしまうようであれば古くなっているので使用を控えてください。
節約で油を何度も使いたくなってしまう気持ちもあるかと思います。
しかし、このように油を捨てるサインを油は出しています。
このサインを見落とさないようにし、もし普段と違うなと思った場合には新しい油を使うようにしてくださいね。
油を酸化させない保存方法は?
先ほども紹介させてもらいましたが、油は一度空気に触れてしまうと酸化を起こしてしまいます。
しかし、保存方法を適切に行うことで酸化の進行具合を遅くさせる事は可能です。
油を保存する時、何に入れて保存をしていますか。
油をろ過させて保存が出来る専用グッズ、オイルポットがありますよね。
それを持っていれば、その専用の保存容器で保存するのが望ましいです。
しかし、そうは言っても「そんなのない!!」という方も多いはず。
ちなみに我が家はそんなのはなく瓶で保存です。
オイルポットを持っていない場合には耐熱性のある
瓶で保存が可能です。
この時に必ず耐熱性のものを使用してください。
そして酸化させない一番のポイントは光を遮断することです。
濾した油をそのまま透明の瓶に入れているだけではいけません。
酸化を防ぐには光の遮断が必須です。
その為、アルミホイルを瓶に巻いて光を遮断するようにします。
また、瓶の容器は必ずギュッと閉めてくださいね。
瓶の蓋が緩いとその部分から空気が入ってしまい、結果、酸化が進行してしまいます。
光と空気を遮断することが油の酸化を抑える重要なポイントです。
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まとめ
今回は使用後の油がいつまで使えるかをまとめてみました。
使用後の油の明確な日数というものはありませんが、その都度、油の状態を確認する必要があります。
油は一度使うと酸化が始まり、品質低下を引き起こしてしまいます。
保存する際には光や空気の遮断をして酸化の進行を
遅らせるようにすることが必要です。
まだまだ使える油と思っても、油の見極めポイントを参考にして、捨てるタイミングを見つけてくださいね。