乾燥した状態の昆布を保管していて、使おうとして出してみるとカビっぽい白いものが出ている事ってありませんか?
そのような時、昆布のカビの見分け方が分かると便利ですよね。
そこで今回は、昆布のカビの見分け方や保存方法などを調べていきたいと思います。
もくじ
昆布のカビの見分け方は?
まず、昆布のカビの見分け方から調べていきましょう。
昆布に発生するカビは、大きく分けて「白カビ」と「アオカビ」があります。
このようなカビかどうかを見分けるには、2つのポイントがあります。
- 白い綿状になっている
- カビ臭い
カビかどうかを見分けるのに、一番分かりやすい方法は、白い綿状になっているかを見る事です。
見た目で判断する場合は、この方法が一番分かりやすいでしょう。
そしてもう一つの見分け方は、臭いです。
カビ独特の臭いってありますよね。
鼻を近づけた時に、カビ特有の臭いがしたらカビと判断して間違いないでしょう。
昆布の白い粉はカビなの?
昆布には、一般的なカビとは違い、白い粉状のものが発生する時があります。
これは、「マンニット」と呼ばれるもので、昆布のうまみ成分なのです。
カビとは違い、この「マンニット」は食べても大丈夫です。
カビとの一番の違いは、この粉状とカビ特有の臭いがしないという点です。
カビは、手でこすっても簡単には取ることが出来ませんが、マンニットは爪でこすると簡単に取ることが出来ます。
昆布のカビを食べるとどうなる?
それでは次に、昆布に発生したカビを、間違って食べてしまった時に、どのようになるのかを調べていきたいと思います。
カビは、少量を食べたくらいでは、すぐに体に異変が出る事はありません。
食中毒のような症状が出るという心配も、そこまで大きくありません。
しかし、カビ自体というよりもカビが発生する状態に置かれた食品に、食中毒菌がある可能性があります。
そのような場合は、食べると腹痛や下痢・嘔吐などの食中毒症状が出る可能性があります。
臭いや見た目でカビだと感じたら、食べないようにしましょう。
生昆布の賞味期限や保存方法は?
では次に、生昆布の賞味期限や、長持ちする保存方法を調べていきましょう。
水分を飛ばして乾燥した状態の乾燥昆布と違い、水分を含んだ状態の生昆布の賞味期限は、数日間を言われています。
生昆布は日持ちがしないので、長期間保存したい場合は、冷凍保存がオススメです。
*生昆布の保存方法*
- まず、生昆布の表面をしっかり流水で洗いましょう。
- 洗い終わったら、キッチンペーパーなどで水気をきります。
- そして、ある程度食べやすいようにカットします。
- その後、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍保存しましょう。
生昆布を冷凍保存すると、賞味期限は約1ヶ月程度になります。
とろろ昆布にカビは生える?開封後に赤く変色するのはなぜ?
それでは最後に、昆布の仲間である「とろろ昆布」にはカビが発生するのかを調べていきたいと思います。
また、開封時に赤く変色する理由も調べてみましょう。
とろろ昆布にも、通常の昆布と同様カビが生えることがあります。
しかし、見た目で判断するのはとても難しいですよね。
とろろ昆布にカビが生えたか判断する時は、カビ特有の臭いがするかで見分けましょう。
そして、とろろ昆布を開封した時に、赤く変色する理由についてです。
これは、とろろ昆布に含まれるカロテン色素が外気に触れたことによる反応です。
食べても身体への影響はないので、安心してください。
まとめ
さて今回は、昆布にカビが生えた時の見分け方や、保存方法などを調べてみました。
乾燥昆布の場合は、水分がつくとカビが発生しやすくなるので、その点を気をつければそこまで神経質になる必要はありません。
また、だしの風味が効く生昆布は、冷凍保存すれば賞味期限が延びるという事も分かりましたね。
昆布を保存する時は、ぜひ参考にしてみてくださいね!