気温が高くになるにつれて夏野菜が旬を迎えます。
夏野菜はたくさんありますが、その1つが茄子ですよね。
揚げびたしやお味噌汁の具材として和食料理、またはトマトパスタに入れて洋食としてでも茄子の美味しさを楽しめます。
でも、茄子の料理をするときに難しいことが。
それは茹でたりしていると変色をしてしまうことです。
気付けば茄子が変色している!という経験をしている方も多いかと思います。
しかし、茄子の変色はちょっとした工夫である程度抑えることが出来ます。
今回は茄子の変色防止の方法や理由、そして保存方法をまとめてみました。
茄子の変色を防ぐ方法は?
茄子の変色を防ぐ方法はいくつかあるので順番に紹介させてもらいます。
今回は調理中に簡単に出来る方法を3つ紹介していきます。
まず、1つ目は短時間調理をすることです。
茄子の変色を防ぐためには加熱の調理時間がとても影響してきます。
しかし、火を通したい場合には早めと言っても
火を通してからでないと調理を終えられませんよね。
そこで、少しでも火の通りをよくするために加熱前に茄子の皮に切り込みを入れてください。
飾り包丁を入れることで早く火が通ります。
次に2つ目は油を皮に塗ることです。
油を茄子の皮に塗る事で茄子にコーティングをします。
コーティングによって変色を抑えるのです。
そしてここでポイントが1つ。
油を使う場合には事前に塩を振っておくと味落ちが抑えられるそうです。
また、皮に油を塗るのではなく素揚げをしても良いです。
素揚げをすることでもコーティングはされます。
しかし、素揚げをする場合には揚げる時間や方法によってカラっと揚げられないこともあります。
そのため、素揚げをするときには揚がるタイミングに要注意です。
最後の3つ目はお酢を入ることです。
これは煮物などを作るときに適した方法で、鍋にお酢を入れます。
肝心なお酢の量ですが、水1カップに対してお酢大さじ1だそうです。
「多くない?!」
私が調べたとき率直に感じたことです。
そんなに入れたら味が変わってしまいそうですよね。
でも、そんな心配も不要!
お酢の酸味は加熱をすれば飛んでしまうので、調理後の味には影響しないんです。
酸っぱくならないかと思いますが、飛んでしまうのであれば安心ですよね。
茄子が変色する理由は?
そもそも茄子がなぜ変色をするのか知っていますか。
私は「茄子=変色する」としか思っていなかったため理由なんて知りませんでした。
調べたところによると、調理して変色する理由は茄子に含まれている「ナスニン」という色素でした。
ナスニンとはポリフェノールの1種です。
このナスミンは水溶性であり、水にさらしたり、長く茹でると色素が出て行ってしまうのです。
つまり茄子の変色は水分に浸している時間が長いことによって出て行き、変色に繋がってしまいます。
長もちする茄子の保存方法は?
野菜は日に日に鮮度が落ちて行くので、出来ればすぐに食べた方が良いですよね。
でも、そうは言っても実際のところ難しい場合ってあるかと思います。
すぐに食べられない時にはどのように保存する方法も紹介します。
茄子を保存する場合には冷蔵保存、冷凍保存のどちらでも保存が可能です。
冷蔵保存の場合には野菜室での保存です。
そして茄子は乾燥に弱いので、乾燥させないことが保存をする上ではとても重要です。
冷蔵保存をする場合、そのまま野菜室に入れてしまえば乾燥しています。
乾燥させないための手順は2つです。
- 茄子をラップで包む
- ジッパー付きの袋などに入れる
この2つです。
ラップで包むときは1本ずつ巻いて下さい。
空気に触れさせないことが大切です。
そして冷凍保存をする場合にはカットして保存が出来ます。
- 茄子を食べやすい大きさに切る
- 5分ほどあく抜きをする
- キッチンペーパーなどで水気をしっかりと切る
- ジッパー付きの袋などに入れて保存する
この方法で冷凍保存が可能です。
どちらもあまり時間をかけずに手軽に出来ます。
面倒くさいからと言ってつい買ってきてそのまま野菜室に入れてしまいがちかと思います。
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しかし、美味しさをキープするために、ひと手間加えてあげて
くださいね。
まとめ
今回は茄子の変色についてまとめてみました。
茄子は調理中に次第に変色を起こしてしまいます。
それはナスニンという色素によるもので、長時間茹でているとその色素が出来しまうことが原因です。
油を塗ってコーティングなどをすることで、変色をある程度
抑えられます。
また茄子を保存する場合には、乾燥させないようにしてください。
しばらく使う予定がない場合には早めに冷凍をしてください。
変色を防止、正しい方法での保存で見た目も味も良い茄子が食べられるようにしたいですよね。