暑い夏が終わりに近づいてくると、干し柿が美味しいシーズンに突入します。
干し柿は昔から、保存食として親しまれてきて、ご家族で食べる機会が多い果物でもありますよね。
そんな干し柿ですが、表面に白い粉が出てくる時があり、食べても大丈夫なのか心配になりますよね。
そこで今回は、干し柿の表面にある白い粉の正体や、カビとの見分け方などを調べていきたいと思います。
もくじ
干し柿の白い粉は何?
それでは早速、干し柿の表面にある白い粉の正体から調べていきたいと思います。
干し柿の表面にある白い粉は、カビに似ていて心配になるかもしれませんが、実は干し柿の糖分が浮き出てきたものなのです。
干し柿は、生の柿を乾燥させて、水分を飛ばしながら作られます。
柿を乾燥させる過程の中で、水分が飛ぶのと同時に、柿の中のデンプンが表面に浮き出てきます。
その浮き出てきたデンプンが糖化すると、白い粉が現れるのです。
ですので、干し柿の表面にある白い粉はカビでは無いので、食べても問題はありません。
干し柿の白い粉とカビの見分け方
それでは次に、干し柿の表面にある白い粉と、カビの見分け方を調べてみたいと思います。
干し柿の白い粉とカビを見分けるポイントは、白い部分が胞子状になっているかを見れば分かります。
食べても問題のない白い粉は、干し柿の表面に薄くついているのが特徴です。
逆に、カビの場合はふわふわとした胞子状で、白い粉に比べて表面から盛り上がって見えるのが特徴です。
このように、干し柿の表面にある白い粉とカビは、白い部分の形状を見ることで見分けることが出来るのです。
干し柿にカビが生えた時の取り方は?
それでは次に、干し柿の表面にカビが生えてしまった時の、取り方を調べていきたいと思います。
「用意するもの」
- アルコール度数が35%以上の焼酎かホワイトリカー
- キッチンペーパー
- 包丁
- 新品の歯ブラシ
「取り方」
- まずは、手を洗い清潔な状態にしておきましょう。
- 次に、焼酎かホワイトリカーを染み込ませたキッチンペーパーや歯ブラシで、干し柿のカビをこすって落とします。
- カビの部分が、キッチンペーパーで取り切れない場合は、包丁を使って切り取りましょう。
- 干し柿の表面に生えたカビを取り除いたら、仕上げに新しいキッチンペーパーに、焼酎かホワイトリカーを染み込ませ拭きます。
このような方法で、干し柿の表面に生えてしまったカビを、取り除くことが出来るのでやってみてくださいね!
干し柿にカビを生やさない保存方法
それでは最後に、干し柿にカビを生やさない保存方法を調べていきたいと思います。
通気性の良い状態で保存する
干し柿に限らずですが、通気性が悪いとカビが生えやすいと言えます。
その為、湿気を少なくして風通しの良い乾燥した場所で保存すると良いでしょう。
干し柿同士がくっつかない状態で保存する
二つ目は、柿同士がくっつかない状態で保存するというものです。
柿同士がくっついた状態だと、柿そのものの水分によってカビが生えやすくなるので、注意しましょう。
干し柿が濡れないように保存する
カビの発生には、湿度がとても大きく関係しています。
雨にぬれたり、台所などに保管していて濡れたりすると、そこからカビが発生してしまいます。
干し柿が濡れないように、ふきんや新聞紙などで覆っておくと安心ですよ。
まとめ
さて今回は、干し柿の表面に現われる白い粉の正体やカビとの見分け方、柿にカビが生えないようにする保存方法などを調べてみました。
干し柿の表面にある、白い粉とカビの見分け方は、白い部分の質感でしたね。
ふわふわっとした、カビ特有の質感の時は、今回ご紹介した方法でカビを取り除いてから、食べるようにしましょう。