鶏肉は、お肉の中でも傷みやすいと言われていますよね。
安くて色々な料理に使う事が出来るので、頻繁に購入する食材ですが、腐っているかの見分け方が難しく感じる時があります。
そこで今回は、買ってきた鶏肉が腐った時の特徴や保存方法などを調べてみたいと思います。
もくじ
鶏肉って腐るとどうなる?
鶏肉は、お肉の中でも傷むのが速いと言われていて、とてもデリケートな食材です。
鶏肉が腐ってくると、まず見た目や臭いが変化してきます。
また、質感も変わってくるので腐った時の変化を知っておくと便利です。
鶏肉が腐った見分け方は?
鶏肉が腐っているかどうかを見分けるポイントは、下記の通りです。
- 色の変化
- 質感の変化
- 臭いの変化
このように、見た目や臭いから鶏肉が腐っているかを見分ける事が出来るのです。
鶏肉の色が変ってくる
鶏肉が腐ってくると、お肉の色が黒ずんできたり、白っぽく変色してきます。
新鮮な状態の鶏肉は、キレイなピンク色をしていますよね。
しかし、鶏肉が腐るとピンク色は徐々になくなり、透明感もなくなってくるので見分けるポイントとして覚えておきましょう。
鶏肉の表面がベタ付く
鶏肉は腐ってくると、表面の状態も変わってきます。
鶏肉の表面を触った時に、ヌルヌルしていたり、少し粘りがあるような時は注意しましょう。
このぬめりの原因は、鶏肉のまわりに繁殖した菌によるものです。
お肉の表面を菌の粘膜で覆ってしまうので、触った時にぬるっとしていた質感になるのです。
鶏肉の臭い匂いが強くなる
そして、お肉が腐った時に分かりやすいのが臭いです。
鶏肉が腐っている時は、ツンとした鼻を突くような刺激臭がするのが特徴です。
新鮮な鶏肉は、ほとんど臭いはしないものです。
臭いを嗅いだ時に、強い刺激臭がしたら腐っていると思いましょう。
腐った鶏肉は火を通すと食べれる?
腐った鶏肉は、加熱しても食べる事は出来ないので注意しましょう。
腐った鶏肉を加熱すると、下記のようになります。
- 腐敗臭がする
- 酸味のある刺激臭が強くなる
- アクがすごく出る
調理中に、食べるのに抵抗がある臭いが出てくるので分かりやすいと思いますが、腐った鶏肉は加熱しても食べられないので覚えておきましょう。
鶏肉を冷蔵庫で保存する方法と日持ち(賞味期限)
鶏肉は、新鮮な状態で買ってきたものだと、3日~5日程度日持ちがします。
ただこれは、保存状態によっても日持ちの日数は変わってきます。
冷蔵庫で保存する場合は、購入時に鶏肉が入っているプラスチックトレイの中に溜まっている水分を、しっかり取り除いてから保存するようにしましょう。
プラスチックトレイの中の水分は、鶏肉の日持ちを短くする原因にもなります。
キッチンペーパーなどで、鶏肉についた水分をしっかり取り除き、ひと塊ずつラップで包んで冷蔵庫に入れましょう。
手のひらの雑菌が鶏肉につかないように、手袋して作業することをオススメします。
鶏肉を冷凍で保存する方法と日持ち
鶏肉を冷凍保存した時は、約1ヶ月ほど日持ちがします。
鶏肉を、冷凍保存する方法も、基本的には冷蔵保存の方法と同じです。
鶏肉についた余分な水分を、キッチンペーパーなどで取り除き、ひと塊ずつラップに包みましょう。
鶏肉を冷凍保存する場合は、厚みのある状態ではなく、2センチ程度の厚さで冷凍保存するようにしましょう。
厚みがあると解凍に時間がかかり、火がまんべんなく通らない事があるので注意しましょう。
鶏肉が原因の食中毒とは?
鶏肉が原因の食中毒には、カンピロバクターという菌によるものがあります。
食中毒の症状としては、下痢や腹痛・嘔吐などがあります。
中でも、カンピロバクターの食中毒では、中枢神経に症状が現れることが多く、代表的な症状は頭痛です。
潜伏期間は、1~7日で、多くは1週間程度で症状は回復します。
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まとめ
さて今回は、お肉の中でも特に傷みやすい鶏肉について調べてみました。
鶏肉は、日持ちしない食材でもあるので、食べきれない時は冷凍保存をすると安心です。
夏は特に、鶏肉による食中毒の危険性も高まるので、今回ご紹介した保存方法や腐った時のポイントを、ぜひ参考にしてみてくださいね!