秋の味覚といえば色々ありますが、栗も代表的な食べ物ですね。
栗を購入して、皮を向いてみると、中身に黒い部分があったり、斑点があったりなどした場合は食べても大丈夫なのでしょうか?
ここでは、栗の中に黒い部分があるけど食べれるの?斑点はカビ?黒い虫や栗から出る粒は何?などについて紹介していきます。
もくじ
栗の中に黒い部分があるけど食べれるの?
栗の中身が黒い部分がある場合は、傷んでいる証拠です。
黒い部分は渋くて苦い状態なので、食べないほうがいいでしょう。
栗の実に、黒い部分が多く出る理由は、いくつか考えられます。
①栗拾で拾った栗をしばらく放置した
栗拾いに行って拾った栗をしばらく放置した場合は、栗が痛む恐れがあります。
そのため、拾ってから早めに食べるか、皮を剥いてから冷凍保存しておくと良いでしょう。
また、拾ってきた山栗などは、傷んでいるかどうか、中身を見なければ分からないということもあります。
②調理の際に黒くなってしまった
調理する際に、水につけて皮を剥きやすくするのですが、水につけた後すぐに皮を剥いて、調理する必要があります。
水につけた後、水だけを捨てて栗を放置すると、傷んでしまいます。
そのため、水に浸した後は、すぐに調理するか、皮を剥いたら冷凍しましょう。
生栗をむくと黒い斑点が!これってカビ?傷んでいるの?
栗を剥いてみて黒い斑点があった場合、その原因はいくつかあります。
①黒カビが生えている
この場合は、黒い部分を取り除いても、他にもカビの菌が付着している恐れがありますので食べない方がいいでしょう。
②虫がいる場合
黒い斑点の部分は、虫食いによって黒く変色した可能性があります。
虫食いの栗を見分ける方法は、栗を水に漬けて浮いてきた栗は虫食いか、中の実が未熟ということになります。
いずれにしても、黒い斑点があった場合は、食べない方がいいでしょう。
栗の渋皮に黒い線(筋)があるけど渋皮煮にしても大丈夫?
栗の渋皮に黒い線(筋)が入っていた場合は、虫食いの可能性が高いです。
万が一虫を食べてしまっても問題ありませんが、気持ち悪く感じるようであればそのような栗は避けた方がいいでしょう。
また、虫が食べた後は、腐っている場合が多いので食べても美味しくなかったりします。
虫食いの栗を見分ける方法は、栗を水に漬けて浮いてきた栗は中に虫がいる栗です。
栗は、かなりの確率で卵が産みつけられているので、、孵化する前に皮を剥いて食べてしまえば問題ありません。
山栗などを拾った場合は、なるべく早く皮をむいて調理しましょう。
市場に出回る栗は、孵化しないよう燻蒸処理をしてあるそうです。
栗の黒い虫は何?虫食いの見分け方はある?
栗の木には、翅のない大きさが5mmくらいの黒くて小さな虫がたくさんついていたりします。
これは、クリオオアブラムシといって、他のアブラムシとは異なり、春から秋にかけて発生し、新梢や若枝に寄生して栗の木の枝に集団で寄生して樹液を吸います。
クリオオアブラムシの数が多いと、排泄物をたくさん出すので、木のまわりにある物もベタベタになっていきます。
そして、アブラムシからの排泄物が多いと、すす病の原因にもなっていきます。
この虫の駆除方法は専用の殺虫剤を使用します。
また、栗の中にいる虫の正体は2種類存在します。
ほとんどの栗を食べているのがクリシギゾウムシで、その他にクリミガという蛾の幼虫もいます。
虫食いの栗を見分ける方法は、栗を水に漬けて浮いてくる栗は中に幼虫がいます。
栗から出てくる黒い粒は何?
栗から小さな黒い粒々が出てくるのは、たぶんクリミガという蛾の幼虫の糞だと思います。
栗をよく見ると小さな穴があいていれば、虫の糞で間違いありません。
このような虫害のある栗は、出荷の段階で選別していますが、見落としてしまうことが多くあります。、
虫食いの栗を見分ける方法は、水に漬けて浮いてくる栗は中に幼虫がいますので、黒い粒がでてきているようでしたら、一度水に漬けてください。
栗の中に虫が入ればこの方法で選別できます。
また、虫が卵から孵化する前の場合は、水に浸しても浮きませんので、栗は放置せずに皮を剥いてしまえば孵化した虫に食い荒らされることが防げます。
山栗を拾った場合やスーパーで購入した場合も、早めに処理することをお勧めします。
まとめ
ここでは、「栗の中に黒い部分があるけど食べれるの?斑点はカビ?黒い虫や栗から出る粒は何?」について紹介しました。まとめると
・栗の中に黒い部分があるけど食べれるの?
栗の中身が黒い部分がある場合は、傷んでいる証拠です。
黒い部分は渋くて苦い状態なので、食べないほうがいいでしょう。
・生栗をむくと黒い斑点が!これってカビ?傷んでいるの?
栗を剥いてみて黒い斑点があった場合の原因はいくつかあります。
①黒カビが生えている
②虫がいる場合
いずれにしても、黒い斑点があった場合は、食べない方がいいでしょう。
・栗の渋皮に黒い線(筋)があるけど渋皮煮にしても大丈夫?
栗の渋皮に黒い線(筋)が入っていた場合は、虫食いの可能性が高いです。
万が一虫を食べてしまっても問題ありませんが、気持ち悪く感じるようであればそのような栗は避けた方がいいでしょう。
・栗の黒い虫は何?虫食いの見分け方はある?
栗の木にいる黒い虫は、クリオオアブラムシといって、他のアブラムシとは異なり、春から秋にかけて発生し、新梢や若枝に寄生して栗の木の枝に集団で寄生して樹液を吸います。
アブラムシからの排泄物が多いと、すす病の原因にもなっていきますので専用の殺虫剤を使用して駆除することをお勧めします。
栗の中にいる虫を見分ける方法は栗を水に漬けて浮いてくる栗は中に幼虫がいます。
・栗から出てくる黒い粒は何?
栗から小さな黒い粒々が出てくるのは、たぶんクリミガという蛾の幼虫の糞だと思います。
栗をよく見ると小さな穴があいていれば、虫の糞で間違いありません。
栗は虫がつきやすい事がわかりましたね。
調理中に虫が出てきて嫌な気持ちにならないように、調理する前に栗を水に漬けて虫がいる栗を選別してから調理することが大切です。