人参は常備野菜として、冷蔵庫に常にある野菜ではないでしょうか。
しかし、献立によっては、使うタイミングがなくて放置していたら黒く変色していたといった経験がある人も多いと思います。
今回は、人参の黒い斑点やシミは何?食べれる?点々の原因・カビが生えた時や冷凍して黒くなった時もなどを紹介していきます。
人参の黒い斑点やシミは何?
人参の黒ずみの原因は、人参に含まれるポリフェノールが時間の経過とともに酸化するのが原因です。
人参を触ってみて、固い場合はこの酸化による黒ずみが原因の場合が多いので、皮をむいてから食べる様にしましょう。
黒ずんだ人参は、食べないほうがいい場合もあります。
以下の症状が出ていた場合は食べない方が良いでしょう。
①カビが生えている
カビが原因となる黒すす病はヘタ部分から傷みはじめます。
カビが発生してしまうと全体への傷みの進行が早いので処分しましょう。
放置しておくと、他の野菜にも移ってしまうので注意が必要です。
②異臭がする
異臭がした場合は、腐敗が進んでいる証拠なので速やかに処理しましょう。
普通の人参では感じられないような酸っぱい・苦い・微生物の臭いなどの臭いを感じた時は、出来るだけ早く捨てるようにしましょう。
③中身までぶよぶよして柔らかい
表面が柔らかい状態は水分不足でハリがなくなった場合もありますが、中身まで柔らかくなってしまった場合は傷んでいるでしょう。
人参に触った時にグニャリと変形したり、表面がヌルリとしたりする場合は腐っている可能性が高いので、捨てた方が良いでしょう。
黒くなった人参は食べれるの?
黒くなった人参は食べられます。
黒ずみのある人参は、人参に含まれる成分のポリフェノールが空気に触れて酸化したことが原因です。
人参の黒くなった部分をピーラーなどで薄く削ると、鮮やかな色が蘇ります。
また、乾燥して萎びたようになってしまった人参は、30分から1時間くらい水に浸けておくとある程度みずみずしさを取り戻すことができます。
短時間でシャキッとさせたい場合は、「50℃洗い」をすると素早くみずみずしくなります。
黒くなった人参を食べない方が良い場合
①酸っぱいような異臭がする
②カビ生えている
③人参の皮を剥いても、色が変色している
④柔らかくて萎びているたり、触るとヌルヌルしている
このような症状の場合は、傷んでいる可能性が大きいので食べずに破棄しましょう。
人参の黒い斑点ができる原因は?
人参に黒ずみや黒い斑点が出来てしまう原因は、4つあります。
①皮の傷などによるポリフェノールの酸化
人参の黒ずみの原因は、人参に含まれるポリフェノールが時間の経過とともに酸化するのが原因です。
人参を触ってみて、固い場合はこの酸化による黒ずみが原因の場合が多いので、皮をむいてから食べる様にしましょう。
②保存温度が高すぎるため
人参は流通の過程で10℃以下に温度が保たれ、黒ずみが発生しにくいように管理されています。
人参の冷蔵保存は2週間ほど日持ちしますが、季節にもよりますが人参を常温で保存している場合は1週間くらいで使い切りましょう。
③軟腐病
土壌にいる細菌が人参についた小さな傷に入り込み、色が褐色になり最後はドロドロになってしまう状態のことを軟腐病といいます。
腐ると強い異臭を放つようになり、腐敗の進行が速いのでるので、早めに処分するようにしましょう。
④黒すす病
黒すす病は、糸状菌と呼ばれるカビの一種が原因で、高温多湿の環境下で発生しやすくなります。
ヘタの部分発生しやすく、短期間で全体に広がるので見つけた場合は早急に処理しましょう。
黒カビが生えた人参、除けば食べれる?
黒カビが生えた場合は、カビの菌糸はどこにでも潜っていくので、表面を綺麗にしても、カビの菌は内部まで侵入しているでしょう。
そのため、カビの部分を取り除いて食べることはできますが、カビ毒が残っていることがあるのでお勧めできません。
多少のカビであれば、摂取しても体には問題はないと思いますが、人によっては重大な影響を及ぼすことがあるかもしれません。
どの程度のカビなら大丈夫であるという明確なライン引きができないので、もったいなくてもカビが生えたら捨ててしまいましょう。
そのため、黒くカビが生えてしまった人参は食べない判断するのが良いと思います。
冷凍した人参が黒くなったけど調理法はある?
人参を冷凍保存していたら黒くなってしまうことがあります。
黒くなってしまうと「腐っている」と感じてしまいますが、人参は保存方法によって変色しやすい食材です。
黒く変色している場合は、食感や味は悪くなってしまいますが、食べることは問題ありません。
ただ、見た目が良くなく、完全解凍してしまうと食感が損なわれてしまうのでサラダ等に使用するのはお勧めできません。
冷凍保存して黒く変色してしまった人参は解凍せず、そのまま加熱料理として活用すると良いです。
カレーやビーフシチューなどの色がわかりづらい煮込み料理に使用するといいでしょう。
まとめ
ここでは、「人参の黒い斑点やシミは何?食べれる?点々の原因・カビが生えた時や冷凍して黒くなった時も」について紹介しました。まとめると
・人参の黒い斑点やシミは何?
人参の黒ずみの原因は、人参に含まれるポリフェノールが時間の経過とともに酸化するのが原因です。
人参を触ってみて、固い場合はこの酸化による黒ずみが原因の場合が多いので、皮をむいてから食べる様にしましょう。
また、カビが生えていたり、異臭がしたり中身までぶよぶよして柔らかい場合は、傷んでいるので食べない方がいいでしょう。
・黒くなった人参は食べれるの?
黒くなった人参は食べられます。
黒ずみのある人参は、人参に含まれる成分のポリフェノールが空気に触れて酸化したことが原因なので食べられます。
黒くなった人参を食べない方が良い場合
①酸っぱいような異臭がする
②カビ生えている
③人参の皮を剥いても、色が変色している
④柔らかくて萎びているたり、触るとヌルヌルしている
・人参の黒い斑点ができる原因は?
人参に黒ずみや黒い斑点が出来てしまう原因
①皮の傷などによるポリフェノールの酸化
②保存温度が高すぎるため
③軟腐病
④黒すす病
・黒カビが生えた人参、除けば食べれる?
黒カビが生えた場合は、カビの菌糸はどこにでも潜っていくので、表面を綺麗にしても、カビの菌は内部まで侵入しているでしょう。
そのため、カビの部分を取り除いて食べることはできますが、カビ毒が残っていることがあるのでお勧めできません。
・冷凍した人参が黒くなったけど調理法はある?
黒く変色している場合は、食感や味は悪くなってしまうので、カレーやビーフシチューなどで
そのまま加熱料理として活用すると良いでしょう。