甘酸っぱくて美味しいりんごは、一年中スーパーで買えて、日持ちがするフルーツというイメージが強いですね。
日持ちがするので、ついたくさん購入してしまいさぁ食べようと思ったら、黒い部分があった時、食べても問題ないのでしょうか。
ここでは、「りんごに黒い斑点があるのは腐ってる?中が黒いけど食べれる?」などについてご紹介していきます。
もくじ
りんごに黒い斑点があるのは腐ってるの?
りんごに黒い斑点がある原因は腐っているのではなく、「黒点病」または「すす病」の可能性があります。
それぞれの症状は以下の通りです。
①黒点病
りんごの皮に2~3ミリのゴマ状の斑点ができるもので、斑点の色は深緑色~黒色の斑点
②すす病
りんごの皮に黒いすすのような斑点ができるもので、斑点の色はぼんやりとした薄い墨みたいな斑点
どちらの病気も病原菌となる胞子が果実に付着して斑点になっています。
この病気は、雨が多くて気温が高いときに発生することが多いです。
また、どちらの病気も潜伏期間があるので、スーパーで買ったときはなかったのに、家でしばらく置いていたら出てきたというようなことがあります。
黒点病やすす病のりんごは皮を剥いて中身がキレイなら食べても大丈夫です。
皮をキレイに剥けば問題ないですが、もし農薬も気になるし、少しでもキレイに洗ってから食べたいのであれば野菜や果物の農薬や汚れをキレイに洗い落とすための洗剤などもあります。
りんごを切ると中が黒いけど取り除けは大丈夫なの?
りんごを切ったとき中が黒いときは、びっくりしますが黒い部分を取り除けば食べても問題ありません。
この黒い部分は、りんごの中心部が腐敗しているためで「芯カビ」という症状です。
芯カビは、果実の肥大期にガクの部分からカビが侵入し、果実の芯が腐敗します。
外側からは見分けがつきにくいもので、カビは芯の部分だけであることがほとんどなので、その部分を除去して食べれば問題はありません。
黒い部分を取り除けば大丈夫であっても、気持ち悪いと感じてしまうようであれば、無理して食べないで、購入したスーパーで取り替えてもらいましょう。
リンゴの中身が黒いけど食べれる?
リンゴの中身が黒いけど食べられるのでしょうか。
中身が黒い原因について紹介していきます。
①りんごの中身全体が茶色い場合
りんごは、切ってから時間が経ったらりんごが変色するものですが、まれに切った直後でも全体が変色していることがあります。
変色の理由は一つが酸化してしまっただけで腐っているわけではないので一応食べられるのは食べられるのですが、味が落ちている可能性が高いです。
②中身がまだらに茶色い場合
りんごを切ってまだらに茶色い場合は全体が茶色いよりさらに驚くかもしれませんが、これは蜜入りのりんごによく見られる現象です。
蜜入りりんごとは、完熟して充分甘みが増したりんごで、余分な甘みが蜜になってりんごの果肉の中に残ったりんごのことです。
この場合も味などを気にしなければ食べられるのですが、茶色い部分を取り除いた方がいいでしょう。
③食べてみて苦かった場合
中身が茶色くなってしまったりんごは味もよくないのですが、おいしくないだけでなく苦みがあるものもあります。
苦みがあると食べられるのかどうか益々不安になると思いますが、これも酸化が原因です。
捨てると判断する基準は、りんごが茶色い場合でも、おすすめはしないですが、基本的には食べられます。
りんごの蜜の部分が黒いけど、変色するのはなぜ?
この黒っぽくになった部分はもともと「蜜」の部分です。
この蜜の部分が黒っぽくなってしまうことを「内部褐変」や「あんこ」といいます。
蜜が入っているりんごは、収穫後にはだいたい1か月~2か月程で蜜が果肉全体に吸収されて、見えなくなります。
しかし、貯蔵中にうまく呼吸ができなかったり、水分の蒸発がうまくいかなかったりと、蜜が変色してだんだんと腐っていきます。
変色しているだけであれば、食べても体に害はありません。
ただし、味が落ちていたり苦みがあったりしますので、美味しくないりんごになっています。
見た目だけでなく味も変化してしまうので、食べるのが無理であれば購入したスーパーで交換してもらいましょう。
りんごの芯が黒いけど、これってカビ?
りんごの芯が黒くなる原因は、「芯カビ病」というりんごの病気です。
りんごはバラ科なので、バラ科の植物の果実は構造上、よくある病気なのです。
芯カビ病は、りんごの果実が大きくなる過程でガクの部分からカビ菌が侵入し、りんごの芯からカビが生えます。
また、芯カビは、黒や紫、白などさまざまな色のこともあります。
白い場合は、ふわふわとした胞子状の、綿のような形状のことが多いです。
カビが生えていたら食べてはいけないようなきがしますが、りんごの品質には特に問題ありませんので、気にならない人は芯カビが発生しているところだけを取り除いて食べても大丈夫です。
まとめ
ここでは、「りんごに黒い斑点があるのは腐ってる?中が黒いけど食べれる?蜜の部分が変色するのはカビ?」について紹介しました。まとめると
・りんごに黒い斑点があるのは腐ってるの?
りんごに黒い斑点がある原因は腐っているのではなく、「黒点病」または「すす病」の可能性があります。
どちらの病気も病原菌となる胞子が果実に付着して斑点になっています。
・りんごを切ると中が黒いけど取り除けは大丈夫なの?
りんごを切ったとき中が黒いときは、びっくりしますが黒い部分を取り除けば食べても問題ありません。
この黒い部分は、りんごの中心部が腐敗しているためで「芯カビ」という症状です。
・りんごの中身が黒いけど食べれる?
りんご中身が黒い原因について紹介していきます。
①りんごの中身全体が茶色い場合
りんごは、切ってから時間が経ったらりんごが変色するものですが、まれに切った直後でも全体が変色していることがあります。
②中身がまだらに茶色い場合
りんごを切ってまだらに茶色い場合は全体が茶色いよりさらに驚くかもしれませんが、これは蜜入りのりんごによく見られる現象です。
この場合も味などを気にしなければ食べられるのですが、茶色い部分を取り除いた方がいいでしょう。
・りんごの蜜の部分が黒いけど、変色するのはなぜ?
この蜜の部分が黒っぽくなってしまうことを「内部褐変」や「あんこ」といいます。
貯蔵中にうまく呼吸ができなかったり、水分の蒸発がうまくいかなかったりと、蜜が変色してだんだんと腐っていきます。
変色しているだけであれば、食べても体に害はありません。
・りんごの芯が黒いけど、これってカビ?
りんごの芯が黒くなる原因は、「芯カビ病」というりんごの病気です。
りんごはバラ科なので、バラ科の植物の果実は構造上、よくある病気なのです。
また、芯カビは、黒や紫、白などさまざまな色のこともあります。
カビが生えていたら食べてはいけないようなきがしますが、りんごの品質には特に問題ありませんので、気にならない人は芯カビが発生しているところだけを取り除いて食べても大丈夫です。
りんごは、長持ちする果物ですが、長く保存してしまうと変色したりしてしまうことがあるので、できれば早めに食べた方がいいでしょう。