おでんやカレーなどに入れるとおいしい牛すじ。
ですが、アク抜きや下処理がなかなか大変そうなイメージもありますよね。
牛すじはアク抜きをしないと脂や臭みが残ってしまうので、少し手間でもアク抜きと下処理はしたほうが良いようです。
この記事では、牛すじのアク抜きは必要?しないとどうなるについて調べてみました。
他にも、
〇牛すじのアク抜き方法は?時間や回数はどれくらい?
〇牛すじを煮てもアクが出ないのはなぜ?
〇圧力鍋を使った牛すじのアク抜きの方法や時間は?
についてもご紹介します。
もくじ
牛すじのアク抜きは必要?しないとどうなる?
「牛すじ」と言っても、そもそもどこの部位の肉を指すのかご存じですか?
牛すじは、牛のアキレス腱やスネなど、スジの入った肉の総称のことを指し、スジの入った肉だから「牛スジ肉」と呼ばれています。
足のスジですから、硬い肉でもありますが旨味が凝縮されていておでんなどの煮込み料理にはもってこいの食材です。
そんな牛すじ、アク抜きは必要なのでしょうか。
牛すじのアク抜きは、下処理として煮込む過程のことを指しますが、このアク抜きをしないと、余分な脂や独特の臭みが残ってしまい、おいしくなくなってしまいます。
豚肉や鶏肉と比べると、牛肉は独特の臭みがありますよね。
脂も大量に出ますので、大根などの他の食材にも付着してしまい風味が損なわれてしまいます。
牛すじを使う場合は、アク抜きとして一度下処理をすることをオススメします。
牛すじのアク抜き方法は?時間や回数はどれくらい?
牛すじのアク抜きをする際、どうやって下処理をしたら良いのでしょうか。
よくねぎの青い部分を使う方法を見かけますが、ねぎが無くても簡単にできるアク抜きの方法をご紹介します。
鍋に牛すじがかぶるくらいの水をはり、牛すじを入れて水から沸騰させます。
沸騰してくると、大量のアクが浮いてきますので、沸騰したら牛すじを取り出し、茹で汁を捨てます。
牛すじについているアクを洗い流し、鍋に付着しているアクも洗い流します。
鍋に水と酒、牛すじをいれて火にかけ、浮いてくるアクを取り除きながら中火で10分程度茹でたら完了です。
ねぎがなくても酒があればアク抜きができますし、何回も茹でる必要はないので、ぜひお試しください。
牛すじを煮てもアクが出ないのはなぜ?
牛すじはアク抜きをしないと脂や臭みが強い印象がありますが、下処理で煮ても、それほどアクが出ないなんてことも。
これは下処理済みの肉や、ブロック肉の場合などを使うとアクがあまり出ないこともあるようです。
とはいっても、下処理をしておかないと硬くておいしくないので、必ず下処理はした方が良いでしょう。
業務スーパーなどで販売されている、冷凍の牛すじ肉も同様で、調理する前には下処理をした方がおいしく食べられます。
アク抜き・下処理はひと手間かかりますが、おでんやカレーなど、よりおいしく食べるためには必要なひと手間ですね。
圧力鍋を使った牛すじのアク抜きの方法や時間は?
牛すじのアク抜き、長い時間煮込むとガス代がかかるし、そんな時間ないという方もいると思います。
時短、節約にもなって便利な圧力鍋で牛すじのアク抜きはできるのでしょうか。
アク抜き自体はできませんが、下処理の時短と牛すじを柔らかく煮込むことができます。
通常のアク抜き・下処理だと、①水から沸騰させて浮いてきたアクをすくい取り、②茹で汁を捨ててまた水を入れて1~2時間茹でて…という工程になります。
圧力鍋を使うと、②茹でる工程を時短で済ませることができます。
お手持ちの圧力鍋により加圧時間は異なりますが、20~30分程度。簡単に下処理ができるのと、牛すじが柔らかくできるので、時間がない方にはもってこいではないでしょうか。
まとめ
この記事では、「牛すじのアク抜きは必要?あく抜きする時間や回数は?圧力鍋を使う時はどうする?」についてご紹介しました。
まとめると、
・牛すじはアク抜きしないと脂、臭みが残っておいしく食べられない。
・アク抜き、下処理では最低2回茹でる必要があり、時間も2時間程度かかる。
・圧力鍋を使うと、2回目の茹でる時間を短縮できて、牛すじを柔らかくすることができる。
煮込み料理に使うと旨味が増しておいしい牛すじ。
おいしく食べるために、アク抜き・下処理は必要な作業。
簡単にアク抜きできる方法もありますので、ぜひお試しください。
アク抜き水から、と覚えておくと失敗は少ないと思います。