購入したピーマンを冷蔵庫に保存していたら、いつの間にか変色していたことってありませんか?
パプリカなら赤色やオレンジ、黄色などがありますが、普通のピーマンの色が変わっていると不安になりますよね。
でも、オレンジの変色は食べても大丈夫なんです。
ここでは、ピーマンの色がオレンジや赤・種が黄色や黒に変色した場合について解説しています。
食べても良い変色や、傷んでいる変色、色は良いけど保存状態が悪いと傷んでいる場合もあるので状態も確認してくださいね。
もくじ
ピーマンの変色は食べれる?
スーパーでよく見かけるピーマンは緑色をしていますが、これは未成熟の状態のときに収穫されている状態のピーマンです。
本来ピーマンは熟成が進むと緑色ではなくなるので緑色で購入してからも、実は熟成していくので、やがてオレンジ色や赤色に変色することがあります。
そのため、赤色になりかかっていても、腐っているわけではなく、栄養価は緑色のピーマンよりビタミンCが2倍とかβカロチンが3倍になります。
また、常温で保存した場合は、一度、赤くなってから茶色から黒っぽく変色していくのに対して、冷蔵で保存した場合は、赤くならずに茶色から黒っぽく変色していきます
茶色や黒の場合は、腐っている様子がなければ食べることはできますが、このような色の場合は傷んでいる可能性が高いのであまり食べることはおすすめできません。
ピーマンがオレンジや赤に変色してるけど大丈夫?
ピーマンがオレンジや赤に変色する原因は何でしょうか。
緑色のイメージが強いので、腐っているような気がしますが、実際はそうでありません。
ピーマンは完熟すると赤く変色します。
スーパーなどで販売されているピーマンや家庭菜園で育てているピーマンは、緑色の状態で収穫されます。
しかし、緑色のピーマンは未完熟の状態なので、ピーマン熟していくと緑から黄色やオレンジを経て赤く変色していきます。
そのため、ピーマンがオレンジや赤に変色していても腐っているわけではないので、食べても問題ありません。
また、赤いピーマンは緑のピーマンに比べ、ビタミンCは1.8倍、ビタミンEは5.6倍、カロテノイドは15倍というように栄養価が高くなると言われています。
抗酸化作用も強く、体の粘膜の細胞を正常化する働きがあるため、目を酷使したり風邪をひきやすかったりする場合は赤ピーマンを食べてみるのもいいでしょう。
ピーマンの種が黄色や黒に変色しているけど食べれる?
緑色のピーマンは、実はまだ熟していないものなので熟成が進むとピーマンの色が変化してきます。
そのため、表面の色だけでなく種の色も変化するので、ピーマンをカットしたときに断面が変色しているように見えるのは種の色が黄色や茶色、黒色に変わっているからです。
色が変わったからと言って腐っているわけではないので、変色した種やワタを取り除くことで、美味しく食べられます。
ただし、注意したいのがピーマンの表面にシワができている場合は、味が落ちてきているサインなので状態によっては食べない方が良いでしょう。
特に、ブヨブヨとした感触や異臭がある場合は腐っている可能性が高いので、食べないでください。
また、ピーマンのヘタが変色していた場合や白カビが生えていたときは、広範囲にカビが生えていたり、水っぽくブヨブヨしていたりしていなければ傷んでいる部分周辺を除いて加熱調理をして食べることはできます。
食べきれないほどまだピーマンが残っている場合には、冷凍してしまえば変色もなく保存できます。
栽培していたピーマンが黄色くなったけど原因は何?
家庭菜園で栽培していたピーマンは、最初は緑色ですが、そのまま置いておくと黄色、オレンジ、赤色と順番に変色していきます。
変色する原因はピーマンが熟していく過程で、色が変化しいるのでピーマンが腐ったわけではありません。
ピーマンは、黄色、オレンジ、赤色に変色している場合は問題なく食べられます。
そして、赤いピーマンは完熟した状態ということです。
赤色に変色したピーマンは苦味が薄れて、栄養価も高くなっています。
そのため、栽培したピーマンでなくても、冷蔵庫でうっかり使い忘れていたピーマンが黄色や赤色に変色していても問題なく食べられますし、栄養価も上がっています。
ピーマンが変色する理由は何?
ピーマンはなぜ変色していくのでしょうか?
ピーマンが変色する理由は、ピーマンは、収穫後にも追熟が進む野菜だからです。
普段、スーパーなどで見かける緑色のピーマンはまだ未成熟の状態で収穫され、販売されています。
そのため、購入した後も、ピーマンは追熟していく過程で、緑色の色素である葉緑体が壊れ、それと同時に赤の色素カプサチンが増えていきます。
その結果、ピーマンの色が黄色やオレンジ色、そして最終的には赤色へと変色していくのです。
ただし、ピーマンが茶色や黒色に変色してしまった場合やブヨブヨしているときは、腐ってしまっているので食べない方がいいでしょう。
また、ピーマンの変色を防ぎたい場合は、カットしたピーマンは保存する際にぴったりとラップを巻いて保存してください。
カットする前であれば軽く水洗いしてから水気をとり、キッチンペーパーでくるんで冷蔵庫の野菜室へ保存してください。
まとめ
ここでは「ピーマンの変色は食べられる?オレンジや赤・種が黄色や黒は?栽培したピーマンが変色する理由も」について紹介しました。
まとめると、
・ピーマンの変色は食べれる?
本来ピーマンは熟成が進むと緑色ではなくなるので緑色で購入してからも、実は熟成していくので、やがてオレンジ色や赤色に変色することがあります。
・ピーマンがオレンジや赤に変色してるけど大丈夫?
緑色のピーマンは未完熟の状態なので、ピーマン熟していくと緑から黄色やオレンジを経て赤く変色していきます。
そのため、ピーマンがオレンジや赤に変色していても腐っているわけではないので、食べても問題ありません。
・ピーマンの種が黄色や黒に変色しているけど食べれる?
ピーマンは熟していくと表面の色だけでなく種の色も変化するので、ピーマンの種の色は白色ですが時間が経つにつれて黄色から茶色や黒色に変わります。
種の色が変わったからと言って腐っているわけではないので、変色した種やワタを取り除くことで、美味しく食べられます。
・栽培していたピーマンが黄色くなったけど原因は何?
家庭菜園で栽培していたピーマンは、最初は緑色ですが、そのまま置いておくと黄色、オレンジ、赤色と順番に変色していきます。
変色する原因はピーマンが熟していく過程で、色が変化しいるのでピーマンが腐ったわけではありません。
・ピーマンが変色する理由は何?
ピーマンが変色する理由は、ピーマンは、収穫後にも追熟が進む野菜だからです。
そのため、ピーマンの色が黄色やオレンジ色、そして最終的には赤色へと変色していくのです。
買っておいたピーマンの色が変わってしまっても黄色や赤などであれば、ピーマンが完熟したので問題なく食べられますね。
その上、栄養価まで高くなるということは得したと思ってもいいかもしれません。
ただし、あまり長く放置して腐ってしまわないように注意しましょう。