りんごが赤くなると医者が青くなる
なんて言われるくらい栄養があり、ビタミン豊富でヘルシーなりんご。
でも皮をむいてから少し放置しておくと赤茶色に色が変わってしまいますよね。
実はこの変色、りんごに含まれるポリフェノールが原因だったんです!!
この記事ではりんごの変色は食べれるのかについてご紹介しています。
他にも
○りんごの変色防止は何がある?
○お弁当に入れたりんごの変色を防止する方法は?
○りんごを砂糖につけると変色を防げるの?
○変色したりんごは食べれるの?
についても調査しました!
もくじ
切ったりんごが時間が経つと変色する理由は?
切った後しばらく食べずに放置していると茶色っぽいような赤茶色っぽいような色に変わっていきますよね。
これはりんごに含まれているポリフェノールによるものなんです。
ワインやココアなどでおなじみで聞いたことがある人も多いですよね。
健康にもいいとされ、肝機能の向上や血糖値を下げたり睡眠や美容にとても良く女性に嬉しい効果をもっています。
このポリフェノールの一種である「エピカテキン」や「クロロゲン酸」が酸素に触れると化学反応が起き、酸化してしまいます。
酸化して酸素とポリフェノールが結びついた結果、りんごが茶色くなるんです。
なんだかややこしいですが簡単に言うとサビてしまった、みたいなイメージだとわかりやすいと思います!
りんごが茶色くなってしまう原因はりんごに含まれるポリフェノールが酸化してしまったからなんです!
りんごの変色防止は何がある?
りんごが変色しない方法はずばり、
空気に触れされないこと!!
空気に触れると酸化してしまうので空気を遮断すれば変色しません。
コンビニで売られてるカットりんごには「アスコルビン酸」を使っている場合が多いんです。
何だそれ?と思いますがアスコルビン酸とは簡単に言うとビタミンCのこと。
りんごに含まれるポリフェノールの一種であるタンニンは酸素と結合するより先にビタミンCと結合する性質を持ちます。
なのでビタミンCをカットしたりんごにかけると酸化しなくなり、キレイな色を保てるんです。
でも家庭ではアスコルビン酸をつかうのはちょっと現実的ではないですよね。
ビタミンCをかければいいのでレモン汁を使うと手軽に変色防止になります。
ちなみに市販されているりんごジュースが変色しない理由もこのビタミンCのおかげなんです。
酸化を防ぐにはレモン汁などビタミンCが多いものを使ってくださいね!
お弁当に入れたりんごの変色を防止する方法は?
お弁当にフルーツがあるとちょっとうれしいですよね。
でもりんごは茶色くなっちゃうし無理かな…って思いますが家にあるもので変色を防止することができるんです!!
それはズバリ、塩水!!
水200mlに対して小さじ1くらいの塩を溶かしてりんごを10分くらい浸しておきます。
こうすることで塩に含まれるナトリウムがポリフェノールの酸化を抑えてくれるんです!
ですがしょっぱくなってりんごの味に影響が出てしまうこともあります。
そこでおすすめなのがはちみつ!!
水200mlに対してはちみつ大さじ2を入れて溶かし5分浸します。
はちみつってトロっとしていますよね。
このとろみがりんご全体をコーティングしてくれるので空気に触れず酸化を防げるんです!
しかもちょっと甘くなるうれしいオマケつき!
変色を防ぐには塩水かはちみつ水を使ってみてくださいね!
りんごを砂糖につけると変色を防げるの?
砂糖を全体にまぶすだけでは変色を防ぐことはできません。
スライスしたりんごに砂糖をたくさんかけてりんごの砂糖漬けにすれば変色を防ぐことはできます。
でもこの方法って砂糖をかなり使いますしシャキシャキ感が損なわれたり、なにより時間がかかるのでおすすめしません。
手軽に時間をかけず、なおかつシャキシャキを楽しむには砂糖水です!!
水200mlに対して砂糖大さじ1を溶かしてりんごを10分くらい浸します。
砂糖水って肌や服についたり少しベタベタしますよね。
このベタベタがりんごの表面にくっついて全体をコーティングするので酸化を防ぎ、変色しなくなるんです。
塩と違って味に影響があまりでませんし、はちみつは1歳未満の子どもにはNGなので砂糖の方が使いやすい場合が多いと思います。
りんごの変色は砂糖でも防げますが時間や手間を考えると砂糖水がおすすめです!
変色したりんごは食べれるの?
変色してしまって茶色くなるとなんとなく食べれないような気がしますよね。
でも食べても健康にはなんの影響もないんです!!
りんごの成分が酸化してしまっただけなので腐ったり傷んだわけではありません。
確かに放置してすっかり茶色くなってしまったりんごと切ったばかりのりんごを食べ比べても味の違いってあんまりないですよね。
でももし茶色が気になる!って場合はオレンジジュースに浸すと元に戻るんです!
ぜひ試してみてくださいね!
りんごが茶色くなってしまっても食べれますが気になるならオレンジジュースに浸して色を戻してから食べてくださいね!
まとめ
今回の記事ではりんごが変色する理由と防止する方法、変色したりんごは食べれるのかについてご紹介しました。
まとめると
○りんごが変色してしまうのはりんごのポリフェノールが空気に触れて酸化してしまうから。
○変色防止にはアルコビン酸が使われる。でも一般家庭ではビタミンCで変色防止することができる。
○お弁当に持ってくには塩水かはちみつ水に浸してからが◎
○砂糖でも変色は防げるけど砂糖水なら短時間で効果が出るのでおすすめ。
○茶色くなってしまっても食べれる。気になるならオレンジジュースに浸すと元に戻る。
りんごのポリフェノールは加熱に弱い性質を持つのでできるだけ生で食べたいところ。
ヨーグルトに刻んで入れたりスムージーにすると忙しい朝でも栄養補給になるのでおすすめです!
風邪予防をはじめ色んな効果があるのでりんごをたくさん食べてくださいね!