手打ちうどんは、家庭にある道具とちょっとした工夫で簡単に出来ますがうどんは「寝かせ」という工程があります。
この「寝かせ」の工程は季節によって時間が異なりますが、季節の温度にあった「寝かせ」をすることで美味しいうどんが出来ます。
ここでは「うどんを寝かせる時間はどれくらい？寝かす理由は?温度や場所・一晩寝かせても大丈夫？」についてご紹介します。
もくじ
うどんの生地を寝かせる時間はどのくらい？保存方法はどうする？
うどんの寝かしの時間は、夏:1時間、その日の気温によって、冬: 2～3時間、春秋:1～2時間は確保しましょう。
熟成時間が短いとおいしいうどんになりません。
なお、熟成は気温が高いと速く進み、逆に低いと遅くなります。
特に真冬5℃以下だと何時間おいても熟成しないので、毛布にくるんでこたつに入れるのも良い方法です。
うどん生地の保存期間は、冷蔵保存の場合1週間程度ですが、できれば数日中に食べたほうがいいでしょう。
冷凍保存の場合、1か月程度が目安ですが、味は落ちますが2～3か月は保存できます。
冷凍保存する場合は、1食分ずつ小分けにしてラップで包んで冷凍しましょう。
うどんを寝かせる理由は何？
麺をねかせるのは簡単に説明すると水と粉のなじみを良くするのが目的です。
寝かし（熟成）は、こねることによって加えられた力によって出来た生地のひずみを緩和することで、生地の弾力が増し、粘りを与えてふっくらとした柔らかさになります。
小麦粉を練った時の塩加減と加水量が、寝かし時間に関係しています。
また、寝かしをすることで、塩分は、グルテンを引き締め、弾力性を増加させます。
また、たんぱく質分解酵素の活性を抑えて 生地がダレてしまうことを防ぎます。
この、寝かしの作業をやらないと生地が固くて、うどんを延ばすことが大変になります。
うどんを寝かせる時は冷蔵庫が良いの？気をつけることはある？
うどんを寝かせる時間の目安は、常温で夏:1時間、その日の気温によって、冬: 2～3時間、春秋:1～2時間ですが、季節によっては気温が変わりやすいのでどのくらい寝かせればいいのか分からなくなることもあります。
何時間にすればわからない場合は、一晩、冷蔵庫でうどんの生地を寝かせる方法もあります。
しかし、冷蔵庫が5℃以下だと何時間おいても熟成しないので、新聞紙に包んで野菜室に保管するなどして生地が冷えすぎないようにしましょう。
冷蔵庫の温度の目安は設定やドアの開閉の頻度にもよりますが基本の温度の目安は冷蔵室：約+2度～+6度、野菜室：約+3度～+7度です。
うどんを寝かせる時、高い温度と低い温度とではどちらが美味しいの？
うどんを寝かせる温度によって、うどんの美味しさが変わるというよりは、温度によって熟成する時間が変わります。
温度が、あたたかいと熟成が早く進みます。
熟成できた生地の確認は、指で押し、1/3ほど戻るような感じがちょうど良いでしょう。
熟成がまだ足りなければ指で押しても跡が残らないので、そんな場合は、もう少し長く寝かしましょう。
また、指跡が戻らないのは寝かしすぎかもしれません。
寝かせすぎると、せっかくきたえたコシが弱くなってしまいます。
手打ちうどんを美味しく作るコツは、「麺の太さを同じに切る」「ゆであがりのヌメリを完全に取る」ことがポイントです。
うどんの生地を一晩寝かせても大丈夫？
うどんの生地を一晩寝かせても大丈夫ですが、生地を寝かせすぎると固くなってしまい麺を伸ばすのが大変になってしまいます。
冷蔵庫などの低温で時間をかけて寝かせるのであれば、一晩寝かせても問題ないでしょう。
また、寝かせすぎたことで味に、影響がでることはないと思いますがうどんの「こし」あまり出なくなる可能性があります。
うどんを仕込んで、翌日食べたいのであれば「寝かす」工程以降を翌日行うのではなく、生地をのして、切る工程までを終わらせてから一食分ずつ冷蔵庫や冷凍庫で保管すると良いでしょう。
できれば、その日に生地作りを終えて、その日に茹でて食べるのが一番おいしい食べ方です。
まとめ
・うどんの生地を寝かせる時間はどのくらい？保存方法はどうする？
うどんの寝かしの時間は、夏:1時間、その日の気温によって、冬: 2～3時間、春秋:1～2時間は確保しましょう。
うどん生地の保存期間は、冷蔵保存の場合1週間程度、冷凍保存の場合、1か月程度が目安ですが、味は落ちますが2～3か月は保存できます。
冷凍保存する場合は、1食分ずつ小分けにしてラップで包んで冷凍しましょう。
・うどんを寝かせる理由は何？
麺をねかせるのは簡単に説明すると水と粉のなじみを良くするのが目的です。
寝かし（熟成）は、こねることによって加えられた力によって出来た生地のひずみを緩和することで、生地の弾力が増し、粘りを与えてふっくらとした柔らかさになります。
・うどんを寝かせる時は冷蔵庫が良いの？気をつけることはある？
冷蔵庫でうどんの生地を寝かせる方法もあります。
しかし、冷蔵庫が5℃以下だと何時間おいても熟成しないので、新聞紙に包んで野菜室に保管するなどして生地が冷えすぎないようにしましょう。
・うどんを寝かせる時、高い温度と低い温度とではどちらが美味しいの？
うどんを寝かせる温度によって、うどんの美味しさが変わるというよりは、温度によって熟成する時間が変わります。
温度が、あたたかいと熟成が早く進みます。
手打ちうどんを美味しく作るコツは、「麺の太さを同じに切る」「ゆであがりのヌメリを完全に取る」ことがポイントです。
・うどんの生地を一晩寝かせても大丈夫？
うどんの生地を一晩寝かせても大丈夫ですが、生地を寝かせすぎると固くなってしまい麺を伸ばすのが大変になってしまいます。
冷蔵庫などの低温で時間をかけて寝かせるのであれば、一晩寝かせても問題ないでしょう。
うどん作りは「寝かし」の作業があるので始めてから食べるまで時間がかかるものですが、自宅で作っても本当に美味しく食べられます。
できれば、美味しく食べるために作った日に茹でて食べる事をお勧めします。
