ほとんどの家庭で卵は買った後すぐに冷蔵庫に保存されていると思います。
しかしスーパーでは常温で卵を売られていて、もしかして常温でも保存できるのでは?と思ったことはないでしょうか?
今回は卵を常温で保存できるのかという事と、夏の場合、冬の場合の日持ちする期間について、そして冷蔵庫で保存できる期間について調べてみました。
卵を常温で保存の場合、日持ちする期間は?
結論から言うと、卵を常温で保存することは可能で、一年を通して見ても平均的に1ヶ月以上保存可能のようです。
でも、どうやら卵の保存状態は気温の変化によって日持ち期間が変わるようなんです。
卵を常温で、夏の場合は?
夏の期間を7月か9月にかけてを設定した場合、平均的な気温は25℃から28℃であることを前提にお話しすると、
夏の場合の保存可能な日数は産卵後16日以内です。
大体の業者は卵をパック詰めした後の2週間を賞味期限に設定しているので、そちらを目安にしていいかもしれません。
常温での保存の場合、風通しの良い冷暗所で保存することが長持ちのコツになります。
卵を常温で、冬の場合は?
冬の期間を12月から3月に設定した場合、
平均的な温度は6℃から10℃であることを前提にお話しすると、
冬の場合の保存可能な日数は、産卵後57日以内です。
夏の時と比べると、随分長持ちすることがわかりました。
冬の場合も風通しの良い冷暗所での保存を基本とし、直射日光に当たらない場所で保管しましょう。
・常温で保存したい時のポイント
卵を常温で保存したい時に一つポイントとなるのは、常温で保存する場合は、常温で売られている卵を選ぶということです。
これはスーパーが卵を常温で売っている理由として挙げられるものなのですが、温度変化による結露による傷みを防ぐためです。
そのため冷蔵で売られていた卵を常温保存した場合には、急激な温度変化により、傷みが通常より早まってしまう可能性があります。
このように卵の鮮度は温度の変化が大きく影響します。
冷蔵コーナーで買った卵は必ず冷蔵保存を心がけましょう!
卵を冷蔵庫で保存できる期間は?
冷蔵庫での保存の場合、温度が10℃以下なので、上記でもご紹介したように、2ヶ月間は保存ができます。
またそれに加えて、冷蔵庫で保存する場合もいくつか注意してもらうと、より鮮度の良い状態で卵を保つことができます。
一つは、ドアポケットに入れずにパックのまま冷蔵庫の一番奥で保存すること
これはドアポケットは冷蔵庫の開け閉めが頻繁に行われることにより、温度変化が起きやすいからという理由があります。
また、パックから出さないまま保存する利点としては卵のひび割れの衝撃を守ったり、
細菌が侵入するのを防いでくれる効果もあります。
二つめは卵の尖ってる方を下にして保存すること。
これは卵の丸い方に空気を含むところがあり、尖っている方を下にすると、で卵黄が中心部に位置することで安定し空気を含むことがないため細菌も入りにくく、長持ちできます。
また尖っている方が強度があって割れにくいと言う理由もあるようです。
・卵の賞味期限について
卵は常温保存でも1ヶ月以上持つことをお話ししました。
その理由に日本で設定されている卵の賞味期限が関係しています。
実は海外では生で卵を食べる習慣がないため、だいぶ長い賞味期限が設定されているのだとか。
日本では卵の賞味期限が「安心して生食できる期限」を示しており、サルモネラ菌の増殖が起こらない期間として設定されていることが挙げられます。
サルモネラ菌は自然界や動物の腸管に広く分布する菌のことで、卵の中にもこのサルモネラ菌が存在している場合があり、食中毒の原因になります。
そのため賞味期限が切れた卵はリスクを避けるためにも、加熱調理することが推奨されています。
まとめ
今回は卵の日持ちの期間について、常温の場合、冷蔵保存の場合をご紹介しました。
長期保存したい場合は、加熱調理を目的とした保存。
生で卵を食べたい時は冷蔵保存がが最適なのではと感じました。
上記のことを参考に、保存してみてはいかがでしょうか。