雨が多い時や、レジャーに欠かせない防水スプレー。
靴やレインコートなどにかけて使っている人は多いと思います。
そんな防水スプレー、使い方を間違えると体に悪いのはご存知ですか?
防水スプレーを使う際、少し気をつけるだけで安全に、便利に使用できます。
この記事では、防水スプレーは体に悪いの?危険性や注意点もについて調べてみました。
他にも、
〇ドライヤーを使うと効果が上がる防水スプレーの使い方は?
〇靴やスニーカー・レインコートに使える防水スプレーの種類は?
〇防水スプレーと撥水スプレーの違いはなに?
〇防水スプレー100均でおすすめはコレ!
についてご紹介します。
もくじ
防水スプレーは体に悪いの?危険性や注意点も
靴やレインコート、傘などに防水スプレーを使っている方が多いかと思います。
そんな防水スプレー、においで気持ち悪くなったり、咳が出たという経験のある方もいるのではないでしょうか。
防水スプレーって体に悪いのでは?と不安になりますよね。
防水スプレーは、使用上の注意を守らないと体に悪いばかりか、命の危険に及ぶ場合もあります。
浴室や玄関など、狭い場所・密閉された空間で防水スプレーを使うと、スプレーを吸い込んでしまう可能性が高くなります。
防水スプレーを吸い込んでしまうと、スプレーに含まれているフッ素樹脂やシリコン樹脂の粒子が肺に入り込み、最悪の場合呼吸困難に陥り死亡するケースがあるそうです。
防水スプレーを使用する際、必ず屋外で使用するよう商品にも注意喚起が書かれています。
ですので、防水スプレーを使う際は、浴室や玄関などではなく、屋外で使用するよう気をつけてください。
ドライヤーを使うと効果が上がる防水スプレーの使い方は?
便利な防水スプレーですが、ドライヤーと併せて使うと、より効果があるのをご存知ですか?
防水スプレーは大きく分けて2つ種類があり、シリコン系とフッ素系があります。
傘などに多く使われているのが、フッ素系になります。
フッ素系の防水スプレーは、そのままでも防水はできますが、熱を加えることでより効果が上がるそうです。
工場で撥水加工する際も、熱を加えているのだとか。
靴や傘、鞄などよく使うもので、濡れてほしくないものに防水スプレーを使うと思いますが、ドライヤーをあてる際にも注意点があります。
ドライヤーをあてる際、近付けすぎないように気をつけてください。
近付けすぎると、熱により変形してしまう可能性がありますので、ドライヤーをあてる時には30㎝程離し、ゆっくりあてるようにしてください。
便利なフッ素系のスプレーですが、擦れに弱いので、撥水が弱くなったら再度ドライヤーをあてると撥水効果が復活するそうです。
靴やスニーカー・レインコートに使える防水スプレーの種類は?
防水スプレーには大きく分けて2つ種類があり、用途によって使い分けると良いそうです。
まずフッ素系の防水スプレーは、衣類やスニーカーなど、繊維をコーティングすることで水をはじく効果があります。
また水だけではなく、油もはじく特徴があるため、靴やスニーカー、鞄などの布製品におすすめです。
次にシリコン系ですが、こちらは繊維の上からカバーするため、防水効果がより強力です。
シリコン系は強力な防水効果が得られますが、繊維を覆ってしまうため、通気性が悪くなってしまう点もあります。
レインコートやアウター、傘におすすめですが、防水透湿性のウェアなどには注意が必要です。
防水スプレーを噴きかけた後、擦れにより効果が落ちていくため、洗濯後やきれいにお手入れした後などに再度噴きかけると良いです。
革靴やスエードなどは専門の防水スプレーを使うか、お手持ちのスプレーで使用可能か確認することをおすすめします。
防水スプレーと撥水スプレーの違いはなに?
防水スプレーと撥水スプレーを見かけることがありますが、両者に違いはあるのでしょうか。
市販されている防水スプレーは防水・撥水どちらも入っている物がほとんどのため、大きな違いはありません。
そもそも「防水」と「撥水」の違いについて気になるところですが、防水とはレインコートや傘などのように繊維の目を覆い、水を通さなくすることを指します。
撥水は繊維の目を塞がずに水を弾くことを指し、表面で水を弾きますが水圧や力が加わると、染みこんでしまう特徴があります。
スーパーなどでよく目にする防水スプレーは、防水と書かれていますが撥水成分も入っているため、どちらの効果も持っていることになります。
メーカーにより、成分の違いにより名称を使い分けている所もあるようです。
防水スプレー100均でおすすめはコレ!
百均にも防水スプレーがあり、コスパも効果も良く人気となっています。
百均で買える防水スプレーでおすすめの商品をご紹介します。
ダイソーからは、青と白のストライプ柄が特徴の「Waterproof Spray」。
こちらはダイソーの防水スプレーで一番人気のある商品だそうで、ドライクリーニングできる生地や布地に使用できます。
こちらは皮製品やゴム製品には使えないのでご注意ください。
セリアからは「フッ素防水スプレー」。
こちらはフッ素系なので、防水だけではなく汚れも防止する効果も高いのが特徴です。
傘や衣服、靴などに使うと良さそうです。
キャンドゥからは「water proof spray」。
青と白の2色カラーでスリムなデザインの商品です。
デザインがおしゃれなので、持ち運びにも便利です。
まとめ
この記事では「防水スプレーは体に悪いの?ドライヤーを使うやり方と種類・撥水スプレーとの違いとおすすめも」についてご紹介しました。
まとめると、
・防水スプレーは使い方に気をつけないと呼吸困難になる可能性があるため、使用上の注意をよく確認してから使った方が良い。
・フッ素系の防水スプレーを噴きかけたあと、ゆっくりドライヤーをあてて加熱すると撥水効果が上がる。
・防水スプレーにはフッ素系とシリコン系の2種類があり、用途により使い分けた方が良い。
・防水スプレー、撥水スプレーは成分の違いやメーカーにより名称が異なるが、市販されている防水スプレーのほとんどは防水効果・撥水効果どちらも入っており、大きな違いはない。
雨の日や雪の日だけではなく、アウトドアにも使えるため1年を通して活躍する防水スプレー。
便利ではありますが、スプレーをする時には屋外や風通しの良い所で使うことと、ペットや小さいお子さんがいる場所でも使わないようにご注意ください。