フコイダンや水溶性食物繊維など今話題の成分がたっぷりつまった事で知られる茎わかめ。
今ではすっかりメジャーな食材になり下処理済みですぐに使えるタイプの茎わかめをスーパーなどで見かける機会も増えましたし、おやつコーナーでは甘酸っぱくてついつい手が止まらなくなる味付き茎わかめも人気ですね。
大注目の茎わかめですが、「食べ過ぎは体に悪いと言う説もあるようで少し心配」「たくさん茎わかめを頂いたけれど下処理の方法や調理方法が分からない」などといった疑問を持つこともありますよね。
ここでは茎わかめにまつわる色々な疑問について取り上げていきますね。
もくじ
茎わかめの食べ過ぎは体に悪いの?
こりこりした歯ごたえの茎わかめ。
おいしくてカロリーも低いのでつい食べ過ぎてしまいますよね。
茎わかめは食物繊維にフコイダンなどがたっぷりですが食べ過ぎるのは体に悪いとも言われています。
ヘルシーな食材として知られる茎わかめなのに意外な評判ですね。
どうして体に悪いと言われるの
茎わかめは塩分の取り過ぎになりやすいことが一つ目の理由です。
茎わかめなどの海藻類に多く含まれるヨウ素の取りすぎに注意する必要があるのが二つ目の理由です。
ヨウ素は基礎代謝や成長を促す栄養素ですが多量を継続して取りすぎると甲状腺肥大等のリスク要因ともなるのです。
ただし、たまに多くヨウ素を摂取したとしても過剰なヨウ素は尿として排出されています。
毎日茎わかめを大量に継続して食べ続けてヨウ素の排出が追いつかない状態になると甲状腺にリスクがあるという指摘ですので、時々茎わかめを食べる位であれば気にされる必要はないでしょう。
茎わかめの塩抜き・下処理の方法は?
茎わかめには塩蔵タイプと主に春先に出回る生タイプがあります。
一年中手に入りやすい塩蔵タイプではしっかり塩を抜いて下処理をするのが大切です。
ざる付きのボウルに使うだけの茎わかめを入れてざっともみ洗いをしたあと6時間程度水を数度取り換えながら水を抜いてください。
茎の部分は特に太くて塩が抜けにくいのでキッチンバサミやフォーク等で割いて処理すると包丁で処理するより滑りにくくて便利ですよ。
塩が抜けたらしっかりと水気をとりましょう。
主に春先にスーパーマーケットなどで見かける生の茎わかめは、たっぷりのお湯を沸騰させ割いた状態で1分強ゆでてすぐに冷水に取りよく洗います。
磯臭さが強い時には数時間水に浸してからゆでると良いでしょう。
茎わかめの保存方法は?冷凍保存の仕方や保存期間も?
市販の塩蔵茎わかめは表示された保存方法と賞味期限を必ず守って使い切りましょう。
生茎わかめが大量に手に入った時などには塩蔵保存も出来るのですが、のちの調理の手間や大量に塩を使う事などを考えると冷凍保存がおすすめです。
割いた状態の生茎わかめをゆでて冷水でよく洗った後しっかり水分を切ってから調理に使う分だけ小分けにして冷凍保存します。
水分が残っていると霜が付きやすく傷みやすいので水分をしっかり切るのがポイントです。
冷凍保存後は3か月程度を目安に使い切ってください。
また、冷蔵保存の場合は2日ほどで食べきりましょう。
濃い味付けで調理した場合は4日ぐらいで食べきるようにしてください。
茎わかめの食べ方で人気なのはどんなレシピ?
おやつにもおつまみにもご飯のお供にも大活躍の茎わかめ。
いろいろなレシピがありますが、その中でも大定番で人気のメニューはご飯が進む茎わかめの炒め煮や日持ちがする佃煮でしょう。
茎わかめの炒め煮は昆布の炒め煮のようにさつま揚げや豚肉、切り干し大根などを入れるとメインのおかずにもなりますよ。
もう一品が欲しい時には冷凍保存した茎わかめをレンジでチンしてお好みのドレッシングやめんつゆなどをかければ簡単にサラダやお浸しなどとして食卓をにぎわせる事ができるのでこちらも人気です。
酢醤油などを掛けたりところてんと一緒に食べるとローカロリーなおやつ代わりにもなるので美容が気になる方には強い味方ですね。
お弁当のおかずにはしっかり水気を飛ばして甘辛く仕上げた茎わかめのきんぴらも人気です。
お弁当用に小分けして冷凍保存しておけば忙しい朝にも助かりますね。
茎わかめの佃煮の日持ちは?
茎わかめの佃煮を保存目的で作る時にはしっかり水気を飛ばして醤油や唐辛子を効かせるのがポイントです。
醤油の塩分や唐辛子の成分で傷みが進行するのを遅らせますが4日程度で食べきるようにしましょう。
茎わかめに限らず、食材を出来るだけ長く保存したい時には佃煮や干物にして水分を極力飛ばすのが冷蔵庫などない時代からの暮らしの知恵でした。
茎わかめも冷蔵状態で日持ちさせるには佃煮にしてからの方がそのまま冷蔵するより日持ちはします。
ただ、保存できるからといって安心しすぎて保存用の容器から直接各自が箸をつけるのは傷みの元となりますので面倒でも食べる分だけを保存用の容器から取り分けるようにしましょう。
まとめ
茎わかめは体に悪い?塩抜き・下処理の方法は?冷凍保存方法や期間・食べ方や佃煮の日持ちもについてご紹介しました。
まとめると
☆茎わかめはヘルシーですが大量に食べ過ぎるとヨウ素や塩分の取り過ぎになる可能性があるが適量なら問題なし。
☆茎わかめには塩蔵タイプと生タイプがあってそれぞれ下ごしらえ方法が違い、冷蔵保存で2日、冷凍保存で3か月をメドに食べきるのが良い。
☆茎わかめはおやつにもおつまみにもおかずにもなり、炒め煮や佃煮、きんぴらにサラダやお浸しなどで人気で美容が気になる方にもおすすめ。
☆茎わかめの佃煮を保存用に作るならしっかり水気を飛ばして醤油や唐辛子を効かせるのがポイント。
4日程度日持ちさせる事ができるが、直接保存用容器から箸を入れずに食べる分だけ別の容器に入れ替える事も大切。
以上、食卓の強い味方になる茎わかめについてお伝えしました。
美味しい茎わかめをどんどん活用してくださいね。