駄菓子屋さんや、お祭りで見かけることの多い水飴。
とろりとした食感と甘みから、好きという方も多いと思います。
そんな水飴ですが、甘みが強いし体に悪そうと思っている方もいるのでは?
水飴は食べ過ぎるとお腹がゆるくなったり、老化を進めてしまうといったデメリットはありますが、適量であれば体に悪いものではありません。
この記事では、水飴は体に悪いの?について調べてみました。
他にも、
○水飴の原料や作り方・カロリーはどのくらい?
○水飴の食べ方は?
○水飴の代用になるものは?
○水飴 賞味期限切れはいつまで大丈夫?
についてもご紹介します。
水飴は体に悪いの?
水飴は甘いし、砂糖を使っていそうだから体に悪そうと思っている方も少なくないと思います。
水飴は体に悪いものなのでしょうか。
食べ過ぎてしまうとお腹が緩くなったり、人によってはアレルギー反応が出る場合もありますが、適量であれば体に悪いものではありません。
水飴にはいくつか種類があり、天然由来の米水飴、麦芽水飴と、糖質系甘味料になる還元水飴があります。
甘さが控えめや米水飴、麦芽水飴と比べて還元水飴は甘さが強い特徴があります。
還元水飴は甘くて低カロリーな甘味料ですが、消化されにくいため過剰摂取するとお腹がゆるくなってしまう場合があります。
また、原料にじゃがいも、トウモロコシ、大麦などが使用されているため、小麦やトウモロコシにアレルギーがある方は注意が必要です。
過剰摂取は体に悪影響を及ぼしますが、適量であればダイエットにも向いていますし、血糖値の上昇が緩やかですので、糖尿病の方でも食べられるメリットもあります。
水飴の原料や作り方・カロリーはどのくらい?
水飴で気になるのは原料ですが、何からできているのでしょう。
水飴は、米水飴、麦芽水飴、還元水飴といった種類があります。
米水飴は、米と麦芽を原料としたもので、白砂糖よりも甘さが控えめ、ミネラルやビタミンB群など栄養が豊富といった特徴があります。
麦芽水飴は、デンプンを麦芽で分解したもので、褐色なのが特徴。
米水飴よりも甘さは控えめで、栄養価が高いことから昔は薬としても代用されていました。
還元水飴は、水飴に水素と結合させた甘味料になります。
還元水飴の特徴は甘みが強いのにカロリーや糖質が低いことで、100gあたりのカロリーは190㎉となっています。
低カロリーで糖質も低いため、ようかんやダイエットシュガー、ドレッシングなど様々な食品に使われています。
買う程でもないけれど、料理などで水飴を使いたいという時、砂糖と水を使った簡単な作り方もありますよ。
砂糖大さじ3、水大さじ2を容器に入れて混ぜ、ラップをせずにレンジで1分加熱します(600W)。
取り出したら軽く混ぜ、再度1分加熱するのを3回行います。
加熱がおわったら、冷めるまで置いておきます。
水飴はいくつか種類がありますが、目的などに応じて使い分けると良さそうですね。
水飴の食べ方は?
水飴はそのまま食べても美味しいですが、しっかり練って食べるのがおすすめです。
水飴を練って空気を含ませることで固くなり、口当たりもなめらかになります。
味もまろやかになるため、水飴はよく練るとおいしく食べられます。
練っている途中で垂らさないように注意しながら、色が変わるまで練ってみてくださいね。
そのまま食べる他にも、お料理にも使うことができます。
砂糖と違って固まりにくく、水飴を代用すると味に深みが出る、てりが良いなどの特徴があります。
味噌だれに水飴を加え、焼いたナスにかければナス田楽になります。
大学芋も、砂糖ではなく水飴を絡めて食べるとおいしくなります。
普段のお料理に、ぜひ水飴を取り入れてみてはいかがでしょうか。
水飴の代用になるものは?
水飴はそのまま食べてもおいしいし、お菓子作りやお料理にも使えて便利ですよね。
水飴がない時や、少量だけ使いたい時など、身近なもので代用できますので、ご紹介します。
まずひとつめが、砂糖です。
砂糖を常備しているというご家庭は多いかと思います。
砂糖を水飴の代用とする場合、砂糖2:水1の割合で混ぜて加熱してください。
電子レンジでも簡単にできますので、おすすめです。
ふたつめは、グラニュー糖。
こちらも砂糖と同じ割合で混ぜ、加熱して作ることができます。
砂糖に比べると、クセがなく水飴により近いものができます。
最後は、はちみつです。
こくがあり、栄養価も高いので普段から使っている方も多いかもしれません。
代用する際は、そのまま使えますが独特なこくがあるため、仕上がりが若干異なります。
1歳未満の赤ちゃんがいる場合、はちみつは使えないのでご注意ください。
水飴 賞味期限切れはいつまで大丈夫?
水飴にも賞味期限があり、メーカーによって期限は異なりますが、製造からおおよそ1年程度とされています。
もしお手元の水飴の賞味期限が切れていた場合、どのくらいの期間なら食べても平気なのか、気になりますよね。
カビが生えていたり、異臭がする場合はすぐ破棄してください。
食べてみて、酸っぱいようであればこちらも残念ですが傷んでしまっているので、捨てましょう。
水飴の中に異物がある、変色している場合も捨てた方が安全です。
賞味期限が切れていても、見た目やにおい、味に変化が無ければ使用できるかもしれませんが、あくまで自己責任となりますのでご注意を。
水飴は賞味期限が1年程度ですので日持ちするものではありますが、開封後は賞味期限にかかわらず早めに使い切ることをおすすめします。
まとめ
この記事では、「水飴は体に悪いの?水飴の原材料は?食べ方と代用レシピ・作り方はこれ!」についてご紹介しました。
まとめると、
・水飴は適量であれば体に悪いものではないが、食べ過ぎるとお腹がゆるくなったり、人によってはアレルギー症状が起こる場合もある。
・水飴の原料は、米や麦芽、デンプンを使った天然由来のものと、水飴と水素を結合させた還元水飴がある。
・還元水飴は甘みが強く、カロリーが100gあたり190㎉と低カロリーで、ドレッシングやようかん、ダイエットシュガーなど様々な食品に使われている。
・水飴をそのまま食べる際は、よく練ってから食べると良い。
・料理に使う際は、大学芋やナス田楽など、砂糖の代わりに使用できる。
・水飴の代用にできるものは、砂糖、グラニュー糖、はちみつなどがある。
水飴と聞くと、割り箸でよく練って食べるものの印象が強いですが、お菓子作りやお料理など、使い方は多岐にわたります。
身近な調味料で代用できるのも、便利です。
過剰摂取に気をつけながら、おいしく活用したいものですね。