庭の少しの隙間や、プランターで出来る家庭菜園では想像以上に多くの野菜を育てることができます。
筆者もこれまでに多くの野菜を栽培してきていますが、害虫との戦いは付き物です。
ほうれん草の葉っぱを見ると付いているのですよね、卵が。
そして、白や黒い虫に糞のようなもの。
実は、ヨトウガの卵であったり、黒い虫はアブラムシ、糞は糞ではなくカビの胞子だったのです。
このような害虫の対処方法は、日当たり・風通し・水はけが基本になるようです。
そして、万が一害虫がついていてもお湯を使って洗うと綺麗に落ちるのです。
今回は、ほうれん草の害虫の実態は何なのか、その対処方法や付いてしまっていた時の洗い方を体験談とともに調査したことをお教えしたいと思います。
もくじ
ほうれん草の害虫対策は?薬以外の対処方法はある?
一番基本の害虫対策は、日当たりがよく風通しもよい、そして水はけのよい場所で栽培することです。
ただし、どこにでもそのような場所があるわけではないですよね。
水はけのいい土壌作りもプランターでは難しいので私もいつも苦戦します。
そこで、ほうれん草の害虫対策で手軽に取り組めるものがいくつかあるのでご紹介したいと思います。
まずは「防虫ネット」を取り付けることで虫の侵入を事前に防ぐ方法です。
一匹も虫が付いていない時期に設置する必要があるので、タイミングに注意が必要です。
として、虫が好む花を近くに植える方法も害虫対策の一つとしてあります。
これは見た目が華やかになるので、害虫対策の中でもおススメです。
ただ、花の茎に虫がビッシリ付くので遠巻きに華やかさを楽しんで下さいね。
既に虫が付いてしまった時に行うものとして、殺虫剤もありますが、薬はなるべく避けたいのが本音。
そこで私もよく行うのが、醸造酢を50倍から100倍ほどに薄めたものを霧吹きで噴射。
お酢なのでどこでも手軽に購入もできますし、人体への害もないので我が家では小さな子どもが遊びながらお手伝いの一環でやってくれていますよ。
ほうれん草の葉っぱに虫がついてしまうと、数日で虫食いほうれん草の出来上がりとなってしまい、食べれる箇所が少なくなってしまいますし、何より見た目が嫌ですよね。
手軽に事前に害虫対策に取り組んで、楽しく美味しいほうれん草の収穫を目指しましょう。
ほうれん草に付いている虫の卵は何の虫・種類は?
野菜を栽培していると一度は目につく虫の卵。
害虫も虫の卵も、ほうれん草だけに限ったものではありません。
発見したくはないけれど、ふいに発見してしまうとゾクッとしてしまいます。
なぜって、それはいつも葉の裏側にかたまりで付いているから。
その卵の量は、目をみはる量なのです。
だからこそ気になりますよね、何の虫の卵なのか気になりますよね。
この卵、ヨトウムシ類の卵のようです。
ヨトウガというヨトウムシの成虫は葉の裏に50個から100個の卵をまとめて産み付けるようです。
孵化し成長した幼虫は野菜の葉を食べてしまうので早くに発見したいものです。
ちぎったほうれん草の中に白い虫がいたけど何の虫?
収穫したほうれん草は様々な料理に使えて栄養も満点。
自分で育てたものはより一層美味しく感じますよね。
ほうれん草の料理の方法はいくつもあり、サラダほうれん草はその名の通り生のままサラダに使ってもアクがなく手でちぎって使えるので重宝しますよ。
ただ、収穫時には気づかなかった虫。
ちぎったら現れることも多々あるのです。
そう、白い虫がいたことがありました。
この白い虫、コナジラミというようです。
食物の被害としては、すす病の発生により葉が黒くすすがついたようになり、光合成が阻害されることなどがあります。
このコナジラミは葉の裏にいるので、収穫時には気づきにくく注意が必要です。
ほうれん草に付いてる黒い虫・糞のようなものは何?
ほうれん草についている虫は白い虫だけではありません。
黒い虫もいるのです。
アブラムシです。
このアブラムシは発生すると、大量に発生し本当に厄介なのです。
葉や茎に付くとなかなか取れないだではなく、食物の栄養を吸って枯らしてしまうのです。
一匹発見した時には、すでに手遅れということが多々あります。
そして、ほうれん草の茎や葉に糞のような黒色の小さな粒が付着していることもあります。
これは糞そのものではなく、草食動物の糞にミズタマカビというカビの一種が出現。
土面からそのミズタマカビの胞子のうが射出されて付着したものが糞のように見えるのです。
虫が付いているほうれん草の洗い方は?
ほうれん草にも多くの害虫が付着しますが、虫が付いていたら食べられないというわけではありません。
もし付着していた虫を食べてしまっても、害があるというわけでもありません。
私もこれまでに食べてしまったことがあります。
ほうれん草のおひたしを作っていると虫が浮いてくるのです。
私は食べた後に気づきましたが、お腹をくだしたこともなく生活に支障をきたしたことはありません。
でも、できたら、、、いや、絶対に綺麗に洗い流してしまいたいものですよね。
少し手間も時間もかかりますが、見た目を考えてもそれが一番。
虫の取り方には、特別に用意するものはありません。
熱湯ほど熱くない、ぬるいお湯を大きめのボールやたらいに入れます。
そこにほうれん草をしばらくのあいだ浸しておきます。
すると虫たちがどんどん浮いてきますよ。
その後は、お湯で一枚一枚綺麗に洗っていきましょう。
まとめ
少しの場所があればできるのが家庭菜園です。
その中でも育てやすくおススメの野菜、ほうれん草について「害虫対策は?白いや黒い虫の種類は何?虫の取り方・洗い方」を紹介しました。
種をまくとこから始めるほうれん草は育てやすいのでおススメですが、コナジラミやアブラムシなどの害虫はつきもの。
市販の防虫ネットを利用したり、害虫を引き付けるマリーゴールドなどのお花を近くに植えて、ガーデニングも楽しみながら害虫対策に取り組んでいきましょう。
万が一、収穫してから虫に気づいても大丈夫。
お湯を使って丁寧に洗い、栄養満点のほうれん草を美味しく食べましょうね。