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ミルトンは体に悪い?消毒の使い方は?乾かす、それともすすがない?容器の代用や保存方法も

ミルトン,体に悪い

小さなお子さんがいらっしゃる家庭や、保育園で使われることの多いミルトン。

哺乳瓶やコップなど、お子さんが口にする物を消毒するために使われていますね。

でもミルトンって体に悪いんじゃないの?と思われた方もいるのではないでしょうか。

消毒と聞くと体に悪そうな気がしますが、ミルトンは体に悪いものではありません。

この記事では、ミルトンは体に悪いの?について調べてみました。

他にも、

〇ミルトンの消毒の使い方は?

〇ミルトンは乾かす・すすがない?使い方は?

〇ミルトンの容器の代用品はある?

〇ミルトンはいつまで使う?保存方法も

についてもご紹介します。

ミルトンは体に悪いの?

消毒と聞くと、体に悪い・危険とのイメージがありますが、ミルトンは体に悪いのでしょうか?

ミルトンは次亜塩素酸ナトリウム液ですので、間違って飲んでしまうと危険ですし、原液を素手で触れると肌が荒れるなどありますが、使用方法をしっかり守れば安全なものです。

食器やテーブルなどには、目に見えない細菌やウイルスなどが付着しやすく、口から体内に入ってしまうと下痢や嘔吐といった症状が現れることもあります。

アルコールだけでは殺菌できないノロウィルスなどもいるため、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者はかかりやすく、より身の回りの物の清潔に注意が必要です。

ミルトンは安全に消毒できる医療品ですので、家庭だけではなく保育園や高齢者施設、医療施設でも使われています。

ミルトンのパッケージや公式サイトにも使用上の注意について記載されていますので、気になる方は確認してみると良いでしょう。

ミルトンの消毒の使い方は?

ミルトンは原液のまま使わず、必ず水で希釈してから使用します。

何の消毒をするかにより、希釈量は異なりますのでパッケージに記載されている量を目安にしてください。

哺乳瓶を例にすると、ミルトンを80倍に薄めるためミルトンが50㎖に対し、水が4ℓになります。

ミルトンは蓋で軽量できるようになっており、蓋1杯につき25㎖となっています。

上記の割合で作った消毒液を専用の容器か、深めの容器で作り、よく洗った哺乳瓶や乳首などを入れ、1時間以上おきます。

取り出す時にすすぎ洗いは不要ですが、においが気になる方は軽くすすぐと良いです。

ミルトンは哺乳瓶やコップなどの消毒だけではなく、テーブルや手すりなどを拭く時に使える消毒液も作れますので、1本あると様々な場面で使用できて便利ですよ。

ミルトンは乾かす・すすがない?使い方は?

ミルトンに浸けたものは、取り出す時のすすぎ洗いは不要とされています。

ですが、においが気になるという方や何となく洗いたいという方は、軽くすすぎ洗いすると安心です。

消毒したあと、すぐに使用するのであれば乾燥させずにそのまま使用しても大丈夫です。

哺乳瓶を使用する直前まで浸けておくという方も多くいます。

ミルトンで消毒したあと、決まった乾かし方はないので、他の食器と同じように自然乾燥でも大丈夫です。

早く乾かしたい方は、ミルトン液をよく切ったあと、熱湯をかけてから乾かすと早く乾きますし、ドライヤーの熱風をあてて乾かす方もいます。

ミルトンの容器の代用品はある?

ミルトンで消毒する時に必要なのが、容器です。

ミルトン専用の容器がありますが、専用の容器以外でも使用できます。

専用の容器以外のものを代用として使い際、注意が必要なのは素材です。

ミルトンは次亜塩素酸ナトリウムですので、ステンレスを含む金属製品やメラミン樹脂、ポリウレタンなどの素材は避けた方が良いでしょう。

また、代用の容器を探す時は蓋つきのものをオススメします。

ミルトンで作った消毒液は24時間使用できますが、蓋がないとホコリや虫などが入ってしまうと衛生的に良くないですので、蓋があると安心です。

最近では百均の米びつやタッパーなど、お手軽に購入できるものがたくさんありますよ。

ミルトンはいつまで使う?保存方法も

ミルトンを薄めて作った消毒液は、いつまで使えるのでしょうか。

公式サイトには、『一度調整した希釈液は24時間有効です』と記載されています。

また、24時間以内であれば何度でも消毒でき、一度に何本もまとめて哺乳瓶やコップなどの消毒もできるそうです。

ですが時間の経過とともに消毒成分は分解され、効力は低下するため十分な消毒効果を得るには、24時間使用ごとに作り替えるよう推奨しています。

保存方法にも、いくつか注意点があります。

シンク近くに容器を置くと、他の洗い物の時に水がはねてしまう可能性や細菌の混入の高いため、シンク付近を避けることが望ましいです。

直射日光があたると日光の熱や光で塩素濃度が低下するため、直射日光があたる場所での保管も避けた方が良いです。

まとめ

この記事では、「ミルトンは体に悪い?消毒の使い方は?乾かす、それともすすがない?容器の代用や保存方法も」についてご紹介しました。

まとめると、

・ミルトンは使用上の注意を守れば安全。

・消毒液を作る際は、必ず水で希釈してから使用する。

・ミルトン専用の容器以外でも代用できるが、素材をよく確認すること。

・ミルトンを薄めて作った消毒液は24時間使えるが、効力が弱くなるので24時間以上経ったら作り替えること。

ノロウィルスやインフルエンザなどの予防にも効果があるとされているミルトン。

小さなお子さんだけではなく、抵抗力の弱い高齢者などにも安心して使えるのが嬉しいですね。

ですが誤飲すると危険ですので、お子さんや認知症の方が手に取りやすい場所には置かないよう注意が必要です。

ミルトンは食器だけではなく、身の回りの消毒にも使えますので、気になる方は公式サイトやパッケージを確認してくださいね。