ニラは中国では古くから薬膳料理に使用されたり、日本でも薬用に使われるなど古くから親しまれてきた緑黄色野菜。
独特の強い臭いを持つ、殺菌効果や抗菌効果の高いアリシンや食物繊維など。
食べすぎはよくないけど、体に悪いわけではないんですよ。
この記事ではニラの食べ過ぎは体に悪いの?について調べてみました。
他にも
ニラの栄養は加熱するとどうなる?
ニラの冷凍保存方法は?
簡単でおいしいニラともやし炒めのレシピや作り方は?
ニラ醤油の作り方や日持ちは?
などについてもちご紹介いたします。
ニラの食べ過ぎは体に悪いの?
栄養素が豊富に含まれており、大きいサイズのニラだけで、1日の緑黄色野菜の摂取量を軽く上回ることが出来ますが、食べ過ぎると強い臭いの原因となるアリシンの殺菌効果による腸内環境の乱れを引き起こします。
また、ニラには不活性食物繊維が多く含まれています。
不活性食物繊維は、油を巻き込んで排泄したり、腸内を刺激して便の排泄を促進する働きがあります。
でも食べ過ぎると下痢を起こしやすく、逆に水を飲むのを控えると、便秘にもなりやすくなります。
腸内環境の乱れによって、胃の痛みや胃のもたれ、場合によっては吐き気も催す恐れもあります。
やはりニラばかり食べすぎるのは、体にはよくないようです。
ニラの栄養は加熱するとどうなる?
ニラは緑黄色野菜に分類され、ベータカロテンがとても豊富です。
ベータカロテンは体内でビタミンAに代わりますが、その際、油と一緒に食べることで体内への吸収が良くなります。
しかもベータカロテンは脂溶性ビタミン。
熱に強く水に溶け出さないため、加熱調理しても問題なし。
加熱することで減少する水溶性のビタミンCやB群はもともと多くはないので、短時間で加熱調理することがニラをおいしく食べる一番の方法です。
また、加熱調理をすることでアリシン特有の強いにおいや口当たりを和らげます。
ニラは加熱調理に向いている食材ですね。
ニラの冷凍保存方法は?
ニラは冷蔵庫に入れておくとすぐに悪くなってしまうため、冷凍保存がおすすめです。
大きめにカットして冷凍用保存袋に入れて空気を抜いて冷凍すれば食感も香りもキープすることができ、約1ヵ月保存できます。
粗みじん切りにしたニラは香りが飛びやすいので小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍保存。粗みじん切りで冷凍しておけば、凍ったまま餃子のタネや、味噌汁・スープの具などに。
約3週間保存可能。
冷凍したニラは冷凍庫から出したらすぐにカットして炒めものなどに入れて加熱調理を行うと、水分が出ずシャキシャキの状態で加熱調理出来ますよ。
簡単でおいしいニラともやし炒めのレシピや作り方は?
ニラともやしの炒め物の一番注意する点は“炒めすぎないこと”です。
炒めすぎてしまうと、もやしやニラから水分が出てべちゃっとした仕上がりになってしまいます。
もやしと同じぐらいの長さにさっと洗ったニラを切って食感を合わせたら、オイスターソース・しょう油・砂糖を合わせてたれを作っておきます。
ビタミンB1が豊富な豚肉をサラダ油で炒めて塩コショウ。
火が通ったら、もやし→ニラの順入れて、調味料を入れてさっと炒めます。
最後にごま油をひと回し。
くれぐれも炒めすぎないでくださいね。
シャキシャキおいしいニラとモヤシ炒めになります。
ニラ醤油の作り方や日持ちは?
作り方は簡単です。
まずニラを洗って水気をしっかりと切り、根の部分を落としたら5㎜幅に刻んで保存容器に入れます。
その上から醤油、みりん、ごま油、種を取った唐辛子を加えてよく混ぜてそのまま冷蔵庫へ。
半日ほどで美味しいニラ醤油の完成。
1〜2か月は冷蔵庫で保存可能ですが、長持ちさせるには、ニラや保存容器の水分をしっかりとること。
水分が残っていると日持ちが悪くなりますので、容器はしっかり乾燥させること。
また、日がたつにつれてニラの食感が変わってきますので、しゃきしゃきがお好きな方は早めがおすすめです。
まとめ
ニラはベータカロテンが豊富な緑黄色野菜。
油との相性も良く、調理しやすい食材。
独特の香りを持つ、殺菌効果や抗菌効果の高いアリシンや食物繊維を多く含んだ食材です。
でも、やはり食べすぎると、アリシンや食物繊維を過剰に摂取してしまうためにお腹を壊したり、吐き気を催してしまいます。
さっと過熱して、適量をシャキシャキおいしく食べたいですね。