チーズを購入したけれども、冷蔵庫に入れ忘れてしまった、そのような時にチーズは常温に放置しても何日までだったら腐らないのでしょうか。
また、常温保存できるチーズはあるのでしょうか。
今回は、チーズは常温保存について、腐ったらどうなるのかなどを紹介します。
常温保存できる種類・商品も紹介するので、参考にしてみてください。
もくじ
チーズは常温で放置しても大丈夫?何時間までなら良い?
チーズは発酵食品で、さまざまな種類のチーズがあります。
スーパーなどで購入することが多いとおみますが、常温で販売されているのは一部商品です。
チーズは常温保存が可能かというと、一般的に、チーズは常温保存に向きません。
チーズの常温保存の目安は、未開封の状態で夏は約1日、冬は1日〜2日くらいですが、冷房がかかっている部屋、また暖房で暖かい部屋など季節だけでは判断できないところもあります。
大半のチーズの保存の適温は5~10度なので、冬場だからといっても、部屋が暖かいと1日~2日保存してしまったチーズは良い状態とはいえません。
また、未開封であってもチーズの種類によっては傷むのが早い物もあるので未開封は大丈夫ということではありません。
チーズの常温保存はどれくらい?そもそも常温保存可能なの?
チーズは基本的に5℃~10℃での保存が理想とされているので、は常温で保存することはできません。
夏場や暖房のきいた室内で、チーズを放置するとあっという間に溶けてしまったり、1日そのままにしたりしておくとカビが生えてしまうこともあります。
冬場で暖房をつけない環境であれば1~2日程度なら常温保存でも可能ということになります。
ただし、冷蔵庫のように温度が一定に保たれるわけではないので、早めに消費した方が良いでしょう。
また、常温保存ができないチーズは、真空パックになっていても冷蔵保存しないと傷んでくるので気をつけましょう。
常温で放置すると、チーズはどれくらいで腐る?
常温で放置した場合にチーズはどれくらいで腐ってしまうのでしょうか。
チーズの常温保存期間の目安と傷んだ時の状態を、一般的によく購入するチーズで紹介します。
①溶けるチーズ
溶けるチーズの常温の保存期間は、夏場は数時間、冬場は2日くらいが目安です。
溶けるチーズは常温で置いておくと溶けてきて、酸化や劣化が進みます。
【溶けるチーズの傷んでいる状態】
・酸っぱい臭い、蒸れたような臭やアンモニア臭がする
・カビが生えている
・苦い、または酸っぱい
②カマンベールチーズ
カマンベールチーズの常温での保存期間は、夏場は数時間、冬場でも半日くらいです。
カマンベールチーズは保存の温度が5℃程度で、ナチュラルチーズのため発酵し続けています。
そのため、常温で放置すれば風味がどんどん変わってきますので、常温での保存はできません。
【カマンベールチーズの傷んでいる状態】
・青や黒のカビが生えていたり、茶色く変色したりしている
・表面が水っぽい、また乾燥したりしている
・アンモニア臭や腐った野菜のような臭いがする
・食べるとピリッとする
③クリームチーズ
クリームチーズの常温での保存期間は、夏場は数時間、冬は半日程度です。
クリームチーズは他のチーズの中でも水分が多く、カビが繁殖しやすい種類です。
【クリームチーズの傷んでいる状態】
・アンモニア臭がする
・赤いカビが生える
・変色している
④プロセスチーズ
プロセスチーズの常温保存の期間は、夏場は1日、冬場は長くて2日くらいです。
プロセスチーズはナチュラルチーズに乳化剤などを加え、加工する際に加熱して溶かします。
その過程で菌は死滅しますが常温保存にはあまり向いていません。
【プロセスチーズの傷んでいる状態】
・カビが生えている
・腐った臭いやアンモニア臭がする
・舌に乗せるとしびれる感じがする
以上が、スーパーで良く購入するチーズの常温での保存の目安と腐ったときの状態です。
お土産でもらったチーズが常温保存だったけど食べても大丈夫?
お土産でもらったチーズが常温だった場合は、おそらく常温保存ができるチーズなのでしょう。
チーズは、もともと保存食なので、キッチリ梱包・保管すればすぐに腐るというものではありません。
涼しい場所でセミハードやハードタイプのチーズであれば2~3日は持つでしょう。
イタリアのチーズは水分が少なく食感が固いのが特徴です。
ハード系のチーズは水分も少なく、常温保存できるものもあるので、お土産の送り主か、インターネットで保存方法を確認してみると良いでしょう。
パルミジャーノ・レジャーノや、ペコリーノロマーノなどは常温でも問題がなく、中には冷蔵保存をしてはいけないチーズもあるようです。
チーズで常温保存できるものはある?
スーパーなどでは冷蔵の棚でチーズが保存されていることがほとんどですが、種類によっては常温のコーナーで販売されているものもあります。
常温保存が可能なチーズの種類は、どのようなものでしょうか。
①粉チーズ
粉チーズはもともと水分が少なく、乾燥した状態にあるため常温保存でも問題ないと言われています。
②スモークチーズやチーズのおかし
スモークチーズやおかしとして販売されているチーズは、常温保存でも構いません。
また、薫製は、煙に含まれる殺菌成分を食品に浸透させるほか、水分を減少させて腐敗を防ぐ効果があります。また、おかしとして扱われるチーズも、添加物が含まれているので常温での保存が可能です。
③イタリア系のハードチーズ
水分が少なく食感が固いのが特徴のイタリアのチーズは常温でも問題がなく保存できます。
まとめ
ここでは、「チーズは常温で放置しても大丈夫?どれくらいで腐る?お土産のチーズや常温保存できるものはある?」について紹介しました。まとめると
・チーズは常温で放置しても大丈夫?何時間までなら良い?
チーズは常温保存が可能かというと、一般的に、チーズは常温保存に向きません。
チーズの常温保存の目安は、未開封の状態で夏は約1日、冬は1日〜2日くらいですが、冷房がかかっている部屋、また暖房で暖かい部屋など、季節だけでは判断できないところもあります。
・チーズの常温保存はどれくらい?そもそも常温保存可能なの?
チーズは基本的に5℃~10℃での保存が理想とされているので、は常温で保存することはできません。
冬場で暖房をつけない環境であれば1~2日程度なら常温保存でも可能ということになります。
・常温で放置すると、チーズはどれくらいで腐る?
①溶けるチーズ
溶けるチーズの常温の保存期間は、夏場は数時間、冬場は2日くらいが目安です。
溶けるチーズは常温で置いておくと溶けてきて、酸化や劣化が進みます。
②カマンベールチーズ
カマンベールチーズの常温での保存期間は、夏場は数時間、冬場でも半日くらいです。
③クリームチーズ
クリームチーズの常温での保存期間は、夏場は数時間、冬は半日程度です。
クリームチーズは他のチーズの中でも水分が多く、カビが繁殖しやすい種類です。
・お土産でもらったチーズが常温保存だったけど食べても大丈夫?
お土産でもらったチーズが常温だった場合は、おそらく常温保存ができるチーズなのでしょう。
チーズは、もともと保存食なので、キッチリ梱包・保管すればすぐに腐るというものではありません。
涼しい場所でセミハードやハードタイプのチーズであれば2~3日は持つでしょう。
イタリアのチーズは水分が少なく食感が固いのが特徴です。
・チーズで常温保存できるものはある?
常温保存が可能なチーズの種類
①粉チーズ
粉チーズはもともと水分が少なく、乾燥した状態にあるため常温保存でも問題ないと言われています。
②スモークチーズやチーズのおかし
スモークチーズやおかしとして販売されているチーズは、常温保存でも構いません。
③イタリア系のハードチーズ
水分が少なく食感が固いのが特徴のイタリアのチーズは常温でも問題がなく保存できます。
チーズは、生モノと同じですぐに冷蔵庫へ保管すれば美味しくいただけるということがわかりました。
万が一、冷蔵庫に入れ忘れた際は、いつ購入したのか、また腐った状態ではないか確認するようにしましょう。