甘酸っぱくて実は美味しいし、可憐な白い花を咲かせるブルーベリー。
樹の高さもそこまで高くならないので庭に植えて育てている家庭もちらほら見かけますよね。
実はブルーベリーは家庭菜園初心者でも育てやすい植物。
植える時期は以外にも寒い時期がいいんです。
この記事ではブルーベリーを植える時期や育てるコツ、剪定する時期、プランターで育てる注意点と肥料の種類と与え方についてご紹介しています。
もくじ
ブルーベリーを植える時期は?
ブルーベリーを植えるのは
関東より西では11~3月(秋植え)
関東より東の寒冷地では2月下旬~3月(春植え)
がおすすめです。
寒い時期、樹は芽や根の成長を止めて休む休眠期に入っています。
そのタイミングで植えることで根が受けるダメージを減らすことができるんです。
じゃあ雪が降っている寒い時期ならいいの?というのは間違い。
植える時期が寒すぎるとブルーベリーは枯れてしまうんです。
自分の住んでる地域が寒冷地なのか、関東より西の暖かい地域なのか確認してくださいね!
植え付けたあとは必要なら支柱を立てて水をたっぷりあげましょう!
ブルーベリーを植えるのは関東より西では秋植え、寒冷地なら春植えしてくださいね!
初心者がブルーベリーを育てるコツは?
ブルーベリーを育ててるのになかなか上手く実がならない…
もしかしてそれは植え方が原因かもしれません。
実はブルーベリーは自分の花粉だけでは受粉しても実がなりにくい「自家不和合性」という性質を持ってるんです。
とくにその性質が現れるのは「ラビットアイ系」。
なので同じラビットアイ系の違う品種のブルーベリーを一緒に植えます。
例えばラビットアイ系のブライトウェルを植えるのならティフブルーも一緒に植える、とか。
ハイブッシュ系は1本でも受粉、実がなりますが違う品種を植えると実がたくさんつきます。
さらに大きくなるという嬉しいメリットも!!
ブルーベリーはミツバチなどの虫を通して受粉するのですがマンションのベランダでプランター栽培するとなかなか虫が来ませんよね。
なのでできるだけ植える距離を近くにする、筆や綿棒で人工授粉すると実がなりやすくなります!
また、日照時間も大事。
ブルーベリーの生育には最低4時間陽の光に当てたいところ。
日当たりのいい場所に植えてあげましょう!
ブルーベリーは日当たりのいい場所に品種が違うものを2本植えてあげましょう!!
ブルーベリーの育て方で剪定する時期は?
やはりブルーベリーも樹なので剪定は必須なんです。
剪定する時期は12~2月の落葉期に行います。
普段は葉っぱが多いついてるため、枝を見分けにくいのですが葉っぱがこの時期はないので不要な枝を見つけやすいんです。
また、葉っぱがある時期は日光をたくさん浴びて栄養をたくわえているので葉っぱのある時は剪定しません。
なぜ剪定するのかというと
○枝の広がりを抑えてコンパクトにできる
○虫の被害にあった枝や枯れた枝を取り除く
○日当たりや風通しをよくすることで病気予防・害虫予防になる
○枝が若返るので花がよく咲き、実がよくなるようになる!
こんなにメリットがあるならぜひ剪定しなきゃですね!
剪定するハサミはコメリなどのホームセンターで簡単に手に入りますのでチェックしてみてください。
また、剪定した枝は挿し木にすると1ヶ月くらいで根っこが出てきます。
ぜひやってみてくださいね!
剪定する時期は葉っぱがない落葉期にやり、挿し木にすると簡単にブルーベリーの樹を増やせちゃいます!!
プランターでブルーベリーを育てる時の注意点は?
プランターで育てる場合も先ほども紹介した通り、別の品種を植えること、日照時間がかなり大事なんです。
ところがプランターで育てる場合、日当たりが良すぎるところは避けた方がベター。
日が当たりすぎると鉢植えの中が蒸し暑くなり、うまく育ちません。
色も黒など日光を集めすぎない薄めの色を選んでくださいね!
あとは水やりも大事です。
水をあげすぎると根腐れを起こしてしまいますし、あげないと枯れてしまいます。
土の表面が乾いていたらプランターの下から水が流れ出るくらいたっぷりあげます。
目安は夏は毎日、春と秋は様子を見ながら何日かに1回程度、冬は土を見ながらあげるので春と秋よりも頻度は少なくなります。
また、忘れてはいけないのが植え替え。
樹が成長するのに入れ物が小さいと根っこがパンパンになり枯れてしまいます。
樹の大きさに合わせて毎年~数年に1度ひと回り大きいプランターに植え替えします。
植え替えの時期は寒冷地では春植え、それ以外では秋植えと同じタイミングでやります。
プランターで育てる時は日当たり、水やり、植え替えに注意しましょう!!
ブルーベリーの肥料の種類や与え方は?
ブルーベリーの肥料はホームセンターで販売されているブルーベリー専用のものが手軽で初心者にも扱いやすいです。
肥料の種類は主に2種類、元肥と追肥に分かれます。
元肥は植え付けの時に与える肥料のことで土に混ぜて与えます。
養分を長い時間をかけて行き渡らせる必要があるので有機肥料を使うのがおすすめです!
肥料は年に3回与えます。
1回目は3月。
春肥といって新芽を伸ばすための体力を補う目的で与えます。
2回目は3月~梅雨明けの6月くらいに与えます。
これは芽出し肥といって収穫が始まる頃に実をたくさんつけるための栄養補給が目的です。
3回目は礼肥といって収穫が終わった9~10月頃に与えます。
礼肥をすることで樹の体力回復と次の年のための養分を蓄させるんです。
肥料をあげるやり方は葉っぱの先端の下の土を樹を囲むようにドーナツ状に掘ります。
穴の深さはだいたい10cmくらいです。
肥料を穴に沿って入れたら土をかぶせてます。
そして腐葉土や木の葉などを根元にかぶせて終わりです!!
ブルーベリーの肥料は年に3回、ブルーベリー専用の肥料を使ったり有機肥料を使います!
まとめ
今回の記事ではブルーベリーを植える時期と育てるコツ、剪定の時期、プランターでの育てる注意点と肥料の種類と与え方をご紹介しました。
まとめると
○ブルーベリーを植える時期は関東より西では秋植え、それより北では春植えにする。その時期にやることで根のダメージを減らすことができる。
○ブルーベリーは同じ系統の違う品種を2つ植えると実がよくなり、大きくなる。日照時間が4時間以上の日当たりのいい場所に植える。
○剪定する時期は植える時期と同じで葉っぱがない落葉期に行う。剪定した枝は挿し木にするとブルーベリーの樹を増やすことができる。
○プランターで育てる場合は日当たりが良すぎる場所だと鉢の中が蒸し暑くなってしまうので気をつける。水やりは土の状態を見ながら行う。また、樹の大きさに合わせて毎年~数年に1度植え替えをする。
○肥料はブルーベリー専用のものを使うと手軽。元肥は植える時に行い、肥料は春肥、芽出し肥、礼肥の年に3回与える。
ブルーベリーは手間はかかりますが実がなった時の感動はかなりのもの。
ハウスグリーンとしての人気もあるので自分にあった品種で育ててみてくださいね!