漬物や煮物などのお料理や、化粧水などにも幅広く使えるミョウバン。
でもミョウバンって体に悪くないの?と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
ミョウバンは体に悪いものではありません。
この記事では、ミョウバンは体に悪い?について調べてみました。
他にも、
〇ミョウバンの売り場は?どこで売ってる?
〇ミョウバン水の作り方は?どんな効果がある?
〇ミョウバンスプレー作り方は?どんな使い方がある?
〇そもそもミョウバンとは何?重曹との違いは?
についてもご紹介します。
もくじ
ミョウバンは体に悪い?
ミョウバンは体に悪い、危険と言われているのを聞いて不安だという方もいるのではないでしょうか。
ミョウバンは、大量に摂取しなければ体に悪いわけではありません。
ミョウバンの原料となるのは「硫酸カリウムアルミニウム」。
この硫酸カリウムアルミニウムの水分を取り除いたものが「焼きミョウバン」と呼ばれ、食品添加物として使用されています。
アルミニウムと聞くとなんだか怖い印象を持ちますが、水につけると最近繁殖を抑制したり、防腐効果があります。
漬物の色褪せを予防したり栗やイモのあく抜き、煮物の型崩れ防止にも使われる他、お菓子などではふくらし粉としても使用されています。
通常では体外へ排出されますが、お年寄りや腎臓に持病がある方、小さなお子さんには注意が必要とされています。
ミョウバンの売り場は?どこで売ってる?
生け花を長持ちさせたい、消臭剤を作りたいなどなど、ミョウバンを使いたいと思った時に気になるのは、どこで売られているのか?ではないでしょうか。
ミョウバンは、お近くのスーパーや薬局で購入することができます。
少量でしたら、スーパーなどの漬物の材料を取り扱うコーナーに置いてあることが多いです。
もっと多い量が必要な時は、薬局やドラッグストアの薬品コーナーで100g400円前後で購入することができます。
最近ではダイソーなどの百均でも、ミョウバンで結晶を作れるキットが販売されているそうですので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
ミョウバン水の作り方は?どんな効果がある?
ここではミョウバン水の作り方、効果についてご紹介します。
用意するのは、焼ミョウバン、水道水、空のペットボトル。
空のペットボトルに水500ccと、焼ミョウバン15gを入れ、よく振って混ぜてください。
白く濁った状態から、透明になるまで2日間ほど放置すれば完成です。
これは原液になりますので、お掃除や洗濯などで使用する時には10倍に薄めてから使用しましょう。
原液は冷蔵庫で保管すれば1か月ほどもちます。
薄めたものは1週間を目安に使い切るようにしてください。
また、原液を保管する時に誤って飲んでしまうことがないようにお気をつけください。
ミョウバン水は足のニオイ取りや水虫にも効果があります。
洗濯に使えば生乾き臭防止にも使えます。
肌につける場合は、パッチテストをしてから使用するようにしてくださいね。
ミョウバンスプレー作り方は?どんな使い方がある?
先ほどご紹介したミョウバン水原液を、10~20倍に薄めたものをスプレーボトルに入れれば、ミョウバンスプレーとして使うことができます。
使い方は簡単で、ニオイが気になる所に直接スプレーするだけです。
例えば、生ゴミ、トイレ、下駄箱の中など。
ハッカの匂いが嫌いでなければ、ハッカ油も混ぜて衣類や寝具、壁に吹きかければ、気になるお部屋のニオイや加齢臭にも効果があります。
また、グリセリンやアロマオイルを混ぜれば制汗剤にもなります。
生活のいろんな場面で、いろんな形で使えるミョウバン。
好きなアロマオイルを使えば癒し効果もありますので、ぜひお試しください。
そもそもミョウバンとは何?重曹との違いは?
お菓子などでふくらし粉としても使われるミョウバン。
同じくふくらし粉として重曹もよく使われますが、ミョウバンと重曹の違いはあるのでしょうか。
そもそも、ミョウバンとは「硫酸カリウム」と「硫酸アルミニウム」の二つが合わさった硫酸カリウムアルミニウムというもの。
重曹は炭酸水素ナトリウムというもので、両者は似ているようですが、物質自体が異なります。
水に溶けた時、ミョウバンは弱酸性、重曹は弱アルカリ性となり、成分も異なっています。
消臭対策として使う場合、ニオイにもそれぞれアルカリ性、酸性とがありますので、用途に合わせてミョウバン、重曹を使い分けると効果があります。
まとめ
この記事では、「ミョウバンは体に悪い?どこで売ってる?ミョウバン水やスプレーの作り方・重曹との違いも」についてご紹介しました。
まとめると、
・ミョウバンは過剰摂取しなければ体に悪いわけではない。
・スーパーや薬局、ドラッグストアで購入できる。
・焼ミョウバン、水を混ぜるだけでミョウバン水は作れる。
・ミョウバン水を薄めてスプレーボトルに入れれば、ミョウバンスプレーとして消臭対策に使える。
・ミョウバンと重曹は、似ているようで全く異なる物質。
お料理や掃除、美容と幅広く使えるミョウバン。
お手軽にミョウバン水が作れるので、ニオイが気になる所にぜひ使ってみてはいかがでしょうか。