お鍋にホイル焼き、うどんやラーメンなどの麺類に入れたりお好み焼きやたこ焼きにも欠かせないなど幅広い使い方が出来る食卓の名わき役と言えばネギですよね。
ネギには様々な種類や色々な食べ方がありますので気が付けばほぼ毎日のようにネギを食べている事もあったりしませんか。
そんなネギが体に悪いという説がある?!どういう事なのでしょうか。早速調べてみましょう。
もくじ
ネギの食べ過ぎは体に悪いの?
ネギを食べ過ぎると胃腸の調子が悪くなったり吐き気がする方がおられるのは事実です。
これは、ネギや玉ねぎなどに含まれるツンとした刺激臭の元であるアリシンという成分によって引き起こされるものです。
アリシンはネギや玉ねぎなどの辛みと刺激臭の原因で、強い殺菌作用を持つことで知られています。
適量を食べる分には殺菌作用も程よく効いてくれるのですが、一度に大量に食べると強い刺激を伴う殺菌作用で胃壁や腸内菌類まで攻撃してしまうのです。
アリシンは加熱で刺激が減って甘味が増しますので、ネギを食べる時には加熱したものを食べるのもおすすめです。
アリシンへの耐性には個人差がありますので、ご自身の体と相談しながらちょうど良い量を探していくのが良いでしょう。
また小さなお子様には刺激が強い食べ物ですので、乳幼児のうちは生のネギは与えない方が良いでしょう。
適量であれば血行を良くして体を温めたり疲れを和らげるのにも良い食材ですので、ご自身に適した量を美味しく食べたいですね。
ネギを使ったおすすめレシピはコレ!
ここではネギそのもののおいしさを味わえる簡単レシピを二品お伝えしましょう。
レシピ1 キャンプ飯やバーベキューにぴったり 下仁田ネギの丸焼き
冬が旬の下仁田ネギは雪のように白く太い見た目が特徴です。
この下仁田ネギは丸焼きにすると甘味が引き出されて敢えて何もつけずに食べるとネギ自身の滋味や旨味が堪能できます。
ご家庭のガスコンロやオーブンでも調理は可能ですが、キャンプやバーベキューならではの炭火の遠赤外線効果で焼くと更においしさが倍増。
見た目の豪快さもあいまって参加した方からも評判となるでしょう。
レシピ2 万能ねぎたっぷりアジのたたき
万能ねぎは一年を通してスーパーなどに並ぶ食卓の強い味方。
新鮮なアジやイワシなどの青魚が手に入ったらたっぷりの万能ねぎの小口切りにおろししょうがを添えてたたきにしてはいかがでしょうか。
お刺身を作るほど見た目にこだわらなくても出来ますので安心してチャレンジしてみてくください。アジやイワシ以外にもカツオやトビウオなど色々なお魚に合いますよ。
ネギの種類
ネギにはご当地ネギなどを含めると実にたくさんの種類があるのですが、日本国内で流通しているネギの種類を大きく分けると白ネギ(根深ネギ)系統と青ネギ系統に分かれます。
先に紹介した下仁田ネギは白ネギの系統、万能ねぎは青ネギの系統に分類されます。
また西洋品種のポワロネギ等も白ネギに近く、西洋料理のレストランを中心に取引されています。
ご当地ネギとしては白ネギ系統では下仁田ネギや深谷ネギ、青ネギ系統では京都の九条ネギが有名ですね。
白ネギ系統は晩秋から冬が旬となり、青ネギ系統は一年を通じて流通していますが産地によって春ネギや夏ネギ等流通量が変わります。
なお九条ネギも一年を通して流通していますが旬は白ネギと同じく晩秋から冬となります。
簡単にできるネギ塩ダレの作り方
タン塩や焼き鳥などのお供に欠かせないネギ塩ダレは、塩ラーメンの薬味や焼きめしの隠し味などアイデア次第で色々な使い方が出来ますので手作りして冷蔵庫に常備しておくと何かと便利です。
ネギ塩ダレは思ったより簡単にできますが、きざみネギを作るのが面倒だという方向けにここでは更に簡単な作り方をご紹介しましょう。
1 市販の白ネギ小口切り1パックをまな板に広げ包丁で叩いて細かくする(ボウルに入れてキッチンバサミで切るのも楽です)。
2 叩いて細かくしたネギを煮沸消毒したガラス瓶に入れ、塩こしょう一つまみとごま油がネギに浸る位の量を入れて一時間以上冷蔵庫で寝かせる。
たったこれだけ!
後はお好みでチューブタイプのショウガやニンニク、ラー油などを入れても美味しいですよ。
作ったタレは1週間以内に必ず使い切ってくださいね。
ごま油で作るネギ油の作り方
白ネギの葉っぱの部分をもったいないと思いながらも捨てていませんか。
実はこの葉っぱの部分も立派に活用できるのです。
香りゆたかなネギ油は白ネギの葉っぱの部分を使えばご家庭でも簡単に安く出来ますよ。
1 冷たい状態のフライパンにサラダ油200CCを入れ、フライパンに入るようにざく切りにした長ネギの葉の部分を2本分と包丁の背でつぶしたニンニクを一かけら入れる。
2 弱火で煮立てるように15分程度低温で加熱する。
長ネギの白い部分も丸ごと使いたい場合には、長ネギ1本分を使用しで白い所は1センチぐらいに切ってください。
焦げないように低温でじっくり調理するのがポイントです。
簡単にできるネギ味噌の作り方
ネギを使った調味料と言えば、おばあちゃんの味とも言えるネギ味噌も美味しいですよね。
厚揚げに乗せて焼いたり、ふっくらたき上げた大根やカブに乗せて食べたり、考えただけでお腹が空いてきますよね。
ここでは、色々なおかずに良く合うネギ味噌の作り方をお教えします。
1 長ネギ一本をみじん切りにする。
2 味噌大さじ3、砂糖大さじ1、酒大さじ1、みりん大さじ1、おろしショウガ小さじ1、しょうゆ小さじをボウルに合わせておく。
3 1の長ネギをごま油でしんなりするまで炒め、2の合わせ調味料を入れて水気が飛ぶように焦がさず炒める(練るように木べらを使うのがポイント)。
4水気が飛んで来たら花かつおを水を吸わせるように全体にかけ、更に火を加えたまま練り上げる。
以上で出来上がり。
ネギ塩ダレやネギ油より多少手間は掛かりますが、美味しい長ネギを余すところなく使えますので是非トライしてくださいね。
まとめ
以上、ネギは体に悪い?ネギのおすすめレシピや塩ダレ・ネギ油・味噌の作り方もをお送りしました。
☆ネギは食べ過ぎるとネギの刺激臭の元となるアリシンの殺菌作用や刺激で胃腸が荒れる事もあるので、生食はほどほどに。加熱すると刺激が薄まる。
☆ネギのおすすめレシピは豪快な下仁田ネギの丸焼きにアジなど季節の魚とたっぷりの万能ねぎを使ったたたき。
☆人気のネギ塩ダレの作り方は刻んだ長ネギを塩コショウとごま油に1時間漬けるだけととっても簡単で、市販の小口切りパックを使えばさらに便利。
☆ネギ油は長ネギの葉っぱの部分を使うと経済的で、低温でじっくり調理がポイント。
☆ネギ味噌はしっかり水気を飛ばして仕上げにたっぷりの花かつおで残った水分を吸い取るように火入れをするのがコツ。
さっそく美味しいネギを色々なレシピで試してくださいね。