夏に向かって蒸し暑さが増す今日この頃、青梅が店頭に並ぶ時期になりました。
梅酒や梅シロップなど、自分で浸けて作るという方も多いかと思います。
そんな青梅、アク抜きは必要なのでしょうか。
梅の熟し具合により、アク抜きが必要な場合と、そうでない場合があるようです。
この記事では、青梅をアク抜きはしなくてもいい?忘れた時はどうすればいい?について調べてみました。
他にも、
〇青梅のアク抜きんの時間の目安や方法は?
〇梅酒を作る時アク抜きは必要か?
〇梅シロップはアク抜きしない?青梅をアク抜きしたけど変色するの?
〇青梅ジャムを作る時、あく抜きはどうすればいい?
〇青梅のアク抜きは必要なの?
についてもご紹介します。
もくじ
青梅をアク抜きはしなくてもいい?忘れた時はどうすればいい?
梅酒や梅シロップなどを作る際に気になるのが、青梅にアク抜きは必要なのか。
青梅のアク抜きについては、した方が良いとする意見と、そのまま漬けた方が良いとする意見どちらもあるようです。
もしアク抜きをしないまま梅酒を漬けてしまったという場合、慌てなくても大丈夫。
そのまま漬けておけば、熟成していく過程で自然とアクは抜けていきます。
なので、もし梅のアク抜きを忘れていたとしても、廃棄する必要はありません。
アク抜きが必要なのは、青くて硬い梅の場合です。
少し色づいていたり、黄味がかった色の梅は熟し始めている状態なので、アク抜きは必要ありません。
熟した梅を水につけてアク抜きをすると、せっかくの梅が変色してしまいますのでご注意ください。
梅酒を作る時アク抜きは必要か?
梅を洗った後は、水に漬けてアク抜きを行います。
このとき、青梅が浮いてくるくらいの水量を使用します。
青い梅ほど多くのアクが含まれています。
しかし、梅が黄色く熟していく過程でアクは次第に抜けていきます。
もし青くて硬い梅であれば、4時間ほど漬けることでアク抜きを行います。
少し黄みがかってきた梅の場合は、30分程度で十分です。
すでに全体が黄みがかって熟した梅であれば、アク抜きは必要ありません。
梅シロップはアク抜きしない?青梅をアク抜きしたけど変色するの?
梅シロップを作る時、アク抜きをしないで作ってしまった…なんてことはありませんか?
でも、アク抜きをしなくても、梅を洗って乾燥させてから漬け込めば大丈夫です。
漬け込んだ後、上部から泡が出てきてもご安心ください。
通常、泡は1か月程度で収まるものです。
特に梅シロップはそのような現象が起こりやすいですね。
次は、梅シロップを作る際、アク抜きをしたのに色が変わってしまった、失敗したのでは?と不安になる方もいるかと思われます。
青梅は、アク抜きをしても漬けておくと変色します。
漬けた後、早くて半日後からどんどん色が変わっていくのが普通です。
梅が茶色く変色していくのは実が熟しているからですので、失敗してしまった訳ではありません。
なぜ色が変わっていくのかというと、梅シロップに使う砂糖や酢と、梅が化学反応を起こして熟成していくから。
まだらに色が変わっていても、そのうち全体的に茶色くなってきますので、冷暗所で管理していれば梅シロップはできますよ。
青梅のアク抜きの時間の目安や方法は?
硬くて青い状態の青梅をアク抜きするにはどうしたら良いのでしょうか。
まず、青梅の汚れをひとつひとつ落とします。
次に水に青梅をさらします。
時間は大体1~2時間程ですが、完全に放置はしないで、時々梅の状態を確認し変色していないか様子を見ます。
もし茶色くなっていたり、色が変わっていた場合にはすぐ水からあげてください。
水にさらし終わったら、ザルなどにあけて水気を切ります。
キッチンペーパーなどで、ひとつひとつふき取ったら、竹串でヘタを取り除きます。
水気が残っていると、カビや腐ってしまう原因になるので、できたら1時間程干して自然乾燥させると良いそうです。
青梅ジャムを作る時、あく抜きはどうすればいい?
梅でつくったジャムは爽やかな甘みでおいしいですよね。
青梅でジャムをつくる際のアク抜き、ジャムの作り方をご紹介します。
1.青梅を一晩水につけてアクを抜きますが、この時黄色くなっていたり、色がついている梅は熟しているので、水につけなくて良いです。
2.一晩水につけたら、ザルなどにあけて水気を切り、竹串でヘタを取り除きます。
3.鍋に梅と、たっぷりの水をいれて火にかけます。
4.梅の皮が破けてきたら、一度火を止めて湯を捨て、鍋に水を入れて1~2時間さらします。
5.梅を味見してみて、苦かったら水を替えて1~2時間おきます。
6.苦みがなければ、水を切ってヘラなどで果肉を潰して種を取り除きます。
7.鍋に果肉、砂糖またはグラニュー糖を加えて火にかけます。
8.浮いてきたアクを取り除き、中火で5分程かき混ぜながら煮詰めれば完成です。
青梅のアク抜きは必要なの?
青梅を漬ける際、気になるのはアク抜きですよね。
実が青くて硬い青梅の場合はアク抜きは必要ですが、梅酒や梅シロップなどアルコールや砂糖などで漬けておけば自然とアクはぬけていく為、必ずアク抜きしなければいけないというわけではありません。
アク抜きが面倒という方におすすめなのが、冷凍です。
冷凍した青梅はアク抜きの必要はなく、そのまま漬けることができます。
冷凍しておけば、季節を問わずいつでも漬けることができるのでおすすめです。
青梅の冷凍の仕方も簡単です。
青梅を洗い、ザルなどにあけて水気を切ったら、キッチンペーパーでふき取ります。
竹串などでヘタを取り除いたら、ジップロックなどの密封容器に入れて冷凍庫へ。
もし大きな傷のあるものや、痛んでいるものは冷凍には向きませんので、あらかじめ取り除いてください。
まとめ
この記事では、「青梅はアク抜きしない?あく抜きの時間や方法は?梅シロップの変色やジャムの場合も」についてご紹介しました。
まとめると、
・青梅はアク抜きしなくても問題ない。
・アク抜きをする場合は、水に1~2時間程度さらすが、途中で梅が変色することがあるので時々様子を見た方が良い。
・アク抜きをしても漬けていると熟していくため、茶色く変色するのが普通。
・青梅は冷凍もでき、冷凍したものはアク抜き不要。
梅はおいしいだけではなく、健康にも良いもの。
アク抜きも、梅を漬ける工程も難しいものではなく、梅酒や梅シロップができるのは楽しいですよね。
ぜひ梅仕事をはじめてみてはいかがでしょうか。