炒め物や煮物などに使われることの多いツワブキ。
そんなツワブキですが、アク抜きが大変そうという印象がありませんか?
ツワブキのアク抜きは重曹を使えば簡単にできるんですよ。
この記事では、ツワブキのアク抜きの仕方・方法について調べてみました。
他にも、
〇つわぶきが黒くなるけど、黒くならない方法
〇つわぶきの食べ方は?
〇つわぶきの保存方法や日持ちはどれくらい?
〇つわぶきの皮むきの仕方は?
〇つわぶきが腐るとどうなるの?
についてもご紹介します。
もくじ
つわぶきのあく抜き・重曹でする方法は?アク抜きの時間についても
ツワブキのアク抜きの方法をご紹介します。
つわぶきの皮をむいて、適当な大きさにカットしたら水にさらし、3時間程度おきます。
つわぶきの皮むきの仕方は?
- つわぶきを水でよく洗い、乾かします。
- つわぶきを切る前に、先端と根本を切り落とします。
- つわぶきを包丁で軽く切り込みを入れます。この切り込みは、つわぶきをむく際に指でつかむための溝になります。
- 切り込みを入れたつわぶきを、水に浸して15分ほどおきます。この時、水にレモン汁を加えると、つわぶきの茶色い部分が変色しにくくなります。
- 水から取り出したつわぶきを、溝に指を入れてつかみ、皮を手でむきます。皮が厚い場合は、包丁を使って削ぎ落とすと良いでしょう。
以上の手順で、つわぶきの皮を比較的簡単にむくことができます。ただし、つわぶきの大きさや硬さによっては、皮をむくのに手間がかかる場合もあります。
ツワブキはアクが強いので、気になる方は一晩おいておくと安心ですが、しっかりアク抜きがしたい、もっと早くアク抜きをしたいという場合は重曹が便利です。
- 鍋にたっぷりの湯を沸かし、ツワブキと重曹を入れて5分程度ゆでます。
- ゆでたら水にさらし、ザルなどにあけて水気を切ったら完了です。
もし、まだアクが気になるという場合には、水に長めにつけておくと良いです。
皮むきをする際、手が汚れやすいので使い捨てのゴム手袋をしてから作業することをオススメします。
つわぶきが黒くなるけど、つわが黒くならない方法は?
せっかく調理しようと思ったのに、ツワブキが黒くなってしまった…という事ありませんか?
ツワブキが黒くなってしまうのは、アクが原因。
しっかりアク抜きができていないと、調理する段階でアクが出てきて黒くなってしまいます。
ですので、ツワブキの緑色を保ちたい場合にはアク抜きの際に重曹を使うと、きれいな緑色に仕上がります。
アク抜きの時に、手につくと真っ黒く汚れてしまい、なかなか落ちなくなってしまうため、作業する際には、ゴム手袋をつけた方が良いです。
もしアクで手が黒く汚れてしまった場合は、米酢や穀物酢を手によくなじませ、流水ですすぐと良いそうです。
酢のニオイが気になる場合、クエン酸でも代用できます。
洗面器などの容器に水とクエン酸を入れ、よく混ぜます。
手を容器内の水につけ、よくこすって洗います。
最後に流水でしっかりすすいで流してください。
つわぶきの食べ方は?
ツワブキは、煮物や天ぷら、つくだ煮、炒め物など様々な料理にして食べることができます。
ツワブキと油揚げの炒め物の作り方をご紹介します。
ツワブキは3~4㎝にカットし、皮をむきます。
油揚げは食べやすい大きさに細切りにします。
鍋に油揚げ、ツワブキをいれて中火で炒めます。
ツワブキがしんなりしてきたら、出汁、砂糖、しょうゆ、酒を加え、煮汁が半分くらいになったら火を止めます。
5分程度置いておくと、味がしみておいしくなります。
次に、ツワブキのつくだ煮の作り方もご紹介します。
ツワブキをアク抜きした後、鍋にツワブキ、砂糖、水を入れて4~5分ゆでます。
4~5分ゆでたら醤油を加え、水分がなくなるまで煮たらできあがりです。
ツワブキの保存方法や日持ちはどれくらい?
ツワブキの保存方法について、常温、冷蔵、冷凍それぞれご紹介します。
ツワブキを常温で保存する場合
ツワブキは鮮度が落ちやすく、傷みやすいので新聞紙で包んで暗所で保存してください。
常温での保存期間は3日ほどです。
日が経つにつれアクが増すので、早めにアク抜きを済ませ、冷蔵保存した方が良いです。
ツワブキを冷蔵で保存する場合
アク抜きを済ませた後、タッパーなどの容器にきれいな水を張り、その中にツワブキを入れてください。
そのまま冷蔵庫へしまいます。
容器の水をこまめに交換すれば、4~5日ほど保存できます。
ツワブキを冷凍で保存する場合
アク抜きをした後、冷ましてから水気をよくふき取ります。
数本ずつまとめてラップで包んだら、冷凍用の保存袋に入れ、冷凍庫へ。
冷凍保存での期間は1か月程度です。
つわぶきが腐るとどうなるの?
ツワブキが腐ると、どのようになるのでしょうか。
ツワブキは鮮やかな緑色ですが、傷み始めると黄色から茶色へ変色していきます。
乾燥してしなびている場合もありますが、ぬるぬるした水気が出ていたら腐っている状態ですので、もったいないですが捨ててください。
保存しておいたツワブキが、緑色から黄色へ変わっていたら傷み始めている状態ですので、腐ってしまう前に早めに使い切るようにしましょう。
乾燥してしなびている場合、水に15分程度つけておくと復活することがあるので、もし乾燥していたら試してみてください。
せっかくのツワブキを腐らせないよう、保存する時にはこまめに水を取り替える、早めに使い切るなど、気をつけてくださいね。
まとめ
この記事では、「ツワブキのあく抜きの方法は?黒くならない仕方や食べ方は?保存方法や日持ち・腐るとどうなる?」についてご紹介しました。
まとめると、
・重曹を使ってアク抜きをすると、黒くならない。
・アク抜きをする時は、手が汚れるためゴム手袋をして作業した方が良い。
・常温での保存は3日、冷蔵保存は4~5日、冷凍保存は1か月程度。
・緑色から黄色へ変色してきたら、傷み始めているため早目に使い切った方が良い。
煮物や天ぷら、つくだ煮など、おいしく食べられるツワブキ。
ビタミンKや食物繊維といった栄養素も豊富に含まれているので、健康にも美容にも良い食材です。
アク抜きの時に手が汚れないよう気をつけながら、ぜひ色々な料理で食べてみてくださいね。